ニコマートFT2のカメラ修理

今日は「モンチッチの日」だそうですよ。
「へぇ~懐かしいなぁ」と思ったら
今でも販売しているし世界的に売れているのですね!
1974年発売開始なのだそうです。
ちょうど私が小学校に入る頃ですねぇ。。。
その頃、おもちゃ屋さんい行くと
あちこちにモンチッチが飾ってあったのを覚えています。
日本国内では一時、販売が止まっていたこともあったそうですが
フランスではずっと販売され続けていたそうです。
メーカーは新小岩の会社なのですね。初めて知りました。
さすがに当時はモンチッチは目に入っても
あまり興味はありませんでしたが。。。
当時。。。欲しかったおもちゃといえば。。。
超合金、ポピニカ、トミカ、ミクロマン、ローラースルーGOGO
ゲイラカイト、地球ゴマ、スリンキー、スライム、パタパタバード
ソフトグライダー、ゴム動力の飛行機、デルタックス。。。
挙げればキリがないですが。。。この中の幾つかは
買ってもらえてよく遊んだなぁ。。。
そういえば先日、twitterにはアップしましたが
ヒサビサにゲイラカイトをあげました。。。(笑)

さてさて

本日はニコマートFT2のカメラ修理を行っています。
ニコマートFTシリーズはコパル製金属羽根縦走りシャッターを
機械制御で駆動する中級機に位置づけされていた一眼レフです。
後のFMシリーズの前身のカメラですね。
当時のフラッグシップはもはや伝説の「ニコンF」で
さすがに耐久性や堅牢性は一歩譲りますが
それでも非常に丈夫に作られたカメラです。
ノーメンテで何十年放置されていても
精度はともかくとりあえずは一通り動作する個体が多いカメラだと思います。
ただ、きちんと使おうと思ったらやはり整備は必要だとは思います。
FT2は1975年発売のモデルで
前作FTNの進化版でホットシューが装備され
対応電池が水銀電池から酸化銀電池に変更されました。
より現代的になり使いやすくなったモデルです。

お預かりしているFT2は動作は一通りしていて
シャッタスピードもまずまずの精度が出ているのですが
露出計がオーバー気味で
ファインダー内はモルト屑だらけです。
装着されているニューニッコール50mmF1.4も
レンズ内に多少の汚れとピントリングが少々重い上に
トルクにムラがある感じです。
このままでは全く使えない。。。といったほどではございませんが
気持ちよく使っていただくことと
これから先のことを考えると
この機会にしっかり整備を行ったほうが良い状態かと思われます。

外観は非常にキレイなFT2です。
まだ現状チェックを行っただけで
これから分解整備に取り掛かります。
巻上やミラー駆動部に油切れの兆候も見られますので
駆動部はくまなく清掃して注油を行っていきます。
この時代の一眼レフなので
少々大柄でずっしりと重いですが
その分、しっかり造りこまれているのがよくわかります。
整備後は快適に撮影に使っていただけると思います。

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