ペンタックス SV レトロでシンプルな一眼レフ

ここではペンタックスSVのカメラ修理でよくある症状等をご紹介します。

市場に流通しているのはほぼシルバーですがブラックもあります。

ペンタックスSVのデビューは1962年・・・
もう既に50年以上が経過します。

露出計を装備していないことを除けば
現在のカメラと基本的な部分では何も変わりません。
電気回路を持たないためトラブルは機械的な部分のみです。
すなわち修理すれば大抵の場合使えるようになるということですね。

他の機種同様、長年の経年劣化や油切れにより
あちこちの動きが悪いのももちろんですが
このSVの場合、シャッター幕が劣化して使えなくなっているものが多いようです。
この後のSP等に比べると少々、耐久性が劣るようです。

シャッター幕が破れたり穴が開いているものはもちろんですが
一見キレイなようでも硬くなっていて
そのままではどうにもシャッタースピードが出ないものもあります。
またシャッター幕本体を引っ張っているリボンが
切れているものも良く見られます。

なんともいえないレトロなデザインのSVは
改めて今見ると非常に存在感があります。

シャッター幕にトラブルがあっても整備を行えば確実に使えるカメラです。
是非、メンテナンス・カメラ修理の際にはご相談くださいませ。