キヤノンAE-1プログラムのカメラ修理

今日は国旗制定記念日だそうですよ
日本の国旗と言えばもちろん「日の丸」ですが
1870(明治3)年の旧暦1月27日に
明治政府が日の丸を国旗とする
太政官布告の商船規則により国旗のデザインと規格を示したのだそうです。
江戸時代から日の丸は使われていましたが
デザインが微妙にバラバラで正式に決まっていなかったのですね
当時の規格は縦横の比率は7:10で
日の丸が旗の中心から旗ざお側に
横の長さの100分の1ずれた位置とされていたのだそうです。
これも1999(平成11)年8月9日に「国旗及び国歌に関する法律」が成立し
少し変更されており、国旗の縦横の比率は2:3
日の丸の直径は縦の長さの5分の3
日の丸は旗の中心の位置。色地は白色、日の丸は紅色とされています。
細かいことはともかく世界のいろんな国旗を見ていると
日本の日の丸はシンプルでよいなぁ。。。と思います。
子供にだって簡単に書けますものね

さてさて

本日は「キヤノンAE-1プログラム」のカメラ修理を行っています。
「Aシリーズ」全モデルの基本であり1号機でもある
「AE-1」の後継機種です。1981年4月発売です。
機能的に大きく変わったというか追加されたのは
やはりプログラムオート搭載という部分なのですが
中身的にはかなり大きく進歩してして
上カバーを開いてみただけでも従来のAE-1との差が
歴然とわかります。
リード線の数も極力減り
よりフレキの利点を生かす方向へ変更されています。
従来のAE-1ではまだ糸連動とかも残っていたのですが
AE-1Pではもちろんありません。
露出計も指針式からLED式へと変更されました。
ファインダースクリーンも非常に明るく
ピントのキレの良いものに変更され
A-1まで存在していたプリズムとスクリーンの間に置く
コンデンサレンズもやっと省略されました。
AE-1登場から5年後のモデルなのですが
この時代の電子技術の進歩の速さを実感させるモデルです。
。。。とはいえ
機械的なシャッター機構やミラー駆動等は
やはり基本的にはAE-1のままなのです。
それだけ最初のAE-1の機械的構造がよく練りこまれた
できの良いものだったのだと思われます。
余談ですが当店で整備・修理が行えるキヤノン機は
このAE-1Pまでかと思います。
この後出るニューF-1やAL-1、Tシリーズは
現在のところ当店では修理・整備を行っておりません。

話を戻します。
機械的機構がAE-1と同様ということは
やはりAE-1PもAシリーズ全般の定番でもある
シャッター鳴きトラブルが起こります。
今回、お預かりしている個体もかなり派手な
シャッター鳴きが発生しています。
このシャッター鳴きはミラー駆動部のギアの油切れが原因で
発生するのですが
放置しておくと異音だけの問題ではなく
ミラーの動作もだんだんと遅くなっていき
最終的にはミラーが全く動作しなくなってしまいます。
異音が出ている時点で早めの対処を行っておきたい部分です。
マウントのネジ穴から注油して
とりあえず対処する方法が有名ですが
よほど中身の構造がよくわかっていないと失敗する可能性も高いです。
今回の個体はもちろんそんなことはなかったのですが
これまで何度もミラー駆動部周りが油まみれになっている
個体に遭遇しています。
油まみれのくせに肝心なギアには油が届いておらず
そのかわりにそばにある電気接点まで
油まみれにしてしまい接触不良を起こしている個体もありました。
やはりきちんと分解して肝心な場所を
清掃した上で必要最小限の注油を行うべきだと考えます。

まだ現状チェックを行って上カバーを外してだけの状態です。
シャッター鳴きは原因もわかっていて問題ないのですが
露出計が多少オーバー気味な上に妙に不安定で
例えばASA100・LV15でSSは1/125、露出計の値はF16が正解ですが
あるときはF11、あるときはF4といった感じで
大きく外れることがあるようです。
F11はまだしもF4は大問題です。
おそらく摺動抵抗の汚れ等が原因かとは思われますが
清掃の上、確認を行っていきたいと思います。
もちろんその前に基本的なシャッター周りの整備
ミラー駆動部の整備をこれから行っていきます。

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オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「ホットケーキの日」だそうですよ。
制定したのはホットケーキミックスでお馴染みの
森永製菓さんなのでここでいうホットケーキは
今どきのパンケーキとかではなく
昔ながらの家でフライパンで焼く
ホットケーキですねぇ
子供の頃、ばあさんが
たまにホットケーキ焼いてくれてたなぁ
焼く前の混ぜただけの白いホットケーキミックスを
舐めるのが妙に好きで
「お腹壊すからやめなさい!」ってよく怒られてました(笑
もちろん焼きあがったホットケーキも美味しくって
たっぷり蜂蜜かけて食べてたなぁ
簡単にできるのだから今度焼いてみましょう
何だか少し懐かしいような気分になれる気がします。

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
いわゆるレンズ一体型コンパクトカメラのペンの成功を受けて
それまでに例のないハーフ判一眼レとして
誕生したのがペンFです。
1963年発売なので後に出るオリンパスを代表する一眼レフといえる
「OM-1」よりも10年近く前にペンFのほうが先に発売されています。
ハーフ判の画面が縦長になることから
フランジバックを短くするために
通常は上方向に跳ね上げるミラーを横に動作させるように設計し
それに合わせてプリズムもペンタプリズムではなく
ポロプリズムを使用する形態になりました。
ファインダーの経路も独特で
前部で4回反射させる第二反射面をプリズムで
第三反射面をミラー(FTだとここがハーフミラーになる)
そして第四反射面の小さなプリズムとの間にルーペを置き
ファインダー倍率を確保する仕組みになっています。
さらにシャッターは通常一眼レフで多く使われる
フォーカルプレーンではなくロータリーシャッターを採用し
その性質上、全速でフラッシュと同調が可能です。
一応、一眼レフという分類にはなるのですが
いわゆる普通の一眼レフとは構造が全く異なる
非常に異端児的なカメラと言えると思います。

ペンF系はその構造上、ミラー駆動に関するトラブルが少々多めで
いわゆるミラーアップしたままになる
またはミラーの動きが非常に悪くレリーズしてから
シャッターが切れるまでに
時間がかかる。。。等々のトラブルを多く見かけます。
今回お預かりのペンFもミラーアップしたままで固着ということで
お預かりしました。
レンズを外してミラーアップしたままの状態のミラーを
少しだけ押し込んでやるととりあえずシャッターは切れ
ミラーも復帰します。
しかしながら巻き上げてレリーズしてみると
やはり同じようにミラーアップした状態で固まってしまいます。
これと同じような症状でレンズをつけないと
普通にシャッターが切れるのですがレンズをつけると
ミラーアップしてしまうという場合もあります。
この場合、稀にレンズの絞りが固着していて
絞れなくてそこで固まってしまうこともありますが
大半の場合はやはりミラー駆動部の動作不良です。
レンズをつけて絞りレバーの抵抗が少しついただけでも
もう動けなくなってしまうのですね。

要は油切れや汚れ古い油が
抵抗になってしまって起こる動作不良です。
ミラー駆動部を清掃し古い油はしっかり落とし
必要最小限の注油を行うことで復活します。
今回はペンF系でよくあるガバナ関連や
巻上周りのトラブルはなかったのですが
もちろんせっかく分解しているのですから
その辺りもしっかり整備していきます。
それよりも困ったのは分解する前から
ファインダーを覗いた感じでわかっていたのですが
少々プリズムに腐食がありる状態でした。
ペンFもプリズム腐食を抱えた個体が多く
キレイなプリズムの確保は困難で
ご依頼者様に相談したところ
「部品取り用のペンFを1台持っていて
それはファインダー内はキレイだからきっと大丈夫」ということで
部品取り用のペンFも送っていただきました。
上の画像に写っているのは腐食プリズムで
この後、部本取り個体からプリズムを取り出して移植します。
ちなみにペンFとFTはプリズムは共通ではありません
ペンFはプリズム側にスリガラス処理が施してあり
スクリーンの役目を果たし
スクリーン位置にあるのはフレネルレンズのみです。
FTは通常のスクリーンを使用しプリズム側は素通しです。

話が逸れましたが
これからシャッター周りの整備を行い
プリズムを移植し整備を行いつつ組み上げていきます。
やはりペンFは2回巻上が軽快で気持ちよいですね。
以前も書きましたが自分用にも1台は確保しておきたい
カメラの一つです。

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ペンタックスS3のカメラ修理

今日は「ゴールドラッシュの日」だそうですよ。
1848年のこの日にアメリカ・カリフォルニアの
製材所で働くジェームズ・マーシャルが
川底にきらりと光る金の粒を発見したのだそうです。
マーシャルは仲間と秘密を誓ったが
この話は大きな噂となって全米に広まり
やがて一獲千金を夢見る男たちが殺到し
「ゴールドラッシュ」(Gold rush)が起こったのだそうです。
カリフォルニアは1年で10万人も人口が増えたのだそうです。
まぁ誰もが「一攫千金」を夢見ますよねぇ
実際はそんなことなかなか実現することではないのですが。。。
宝くじすら買ったことのない私は
地道にコツコツと小金を稼いでいくしかないようです(笑)
でも何事も「継続は力なり」ですよ
さぁ今日も頑張ります!

さてさて

本日は「ペンタックスS3」のカメラ修理を行っています。
発売は1961年です。
このモデルと同時に「スーパータクマーレンズ」が発売され
「S3」と組み合わせると
レリーズした瞬間に絞込みシャッターが開き
シャッターが閉じた後、絞りは開放に戻るという
「完全自動絞り」ができるようになりました。
それ以前の「オートタクマー」だと
絞り込んだ後に開放に復帰させるには手動の操作が必要だったわけです。
シャッターダイヤルの速度表示が「等間隔式」になり
シャッタースピードの最高速も1/1000秒になりました。
フィルムカウンターこそ自動復元になるには次のSVまで
待たなくてはなりませんし
露出計の搭載はさらに後のSPになってしまいますが
この「S3」で後の一眼レフと
ほぼ同等の扱いやすさになったと言えると思います。
逆に言えばここから先の進化は
多少のSSの変化と
露出計や自動露出、さらに進むとオートフォーカスにDX対応であり
基本的なスペックというのはこの時代にもう確立されていて
そんな一眼レフだからこそ1台で使い方を覚えれば
他の機種を初めて触ってもそれなりに使いこなせてしまうのですよね
ある意味、いい時代だったのだと思います。

お預かりしている「S3」ですが
SPより前の「Sシリーズ」の場合は
まずはシャッター幕の状態を心配します。
実際、未整備で放置されていた個体はかなり高い確率で
幕交換を行わないと普通に使えない状態にあるからです。
でも今回の「S3」はシャッター幕は非常に良い状態です。
プリズムもスクリーンも妙にキレイですし
装着されている55mmF1.8レンズも
絞りの粘りが少々見られる以外は
比較的キレイな状態です。
10年~20年以上前だとは思いますが
一度キチンと手が入っているのではないかと思われます。
ただし、シャッターにはかなり問題があり
1/15以下のスローシャッターだと完全に固着して
シャッターが開きっぱなしになってしまいます。
スローガバナの固着のようです。
さらにシャッター音が「カヒュン」といった感じで
妙に高周波の不自然な音なのですが
どうやら後幕の動きがかなり悪いようで
先幕の幕速の半分程度の幕速しか出ないようです
当然、高速域のシャッターだと
写真の左右で大きく露光ムラが出るような状態です
全く未整備の個体よりは随分マシな状態ですが
さすがに再度手を入れてきちんと整備をしないと
普通に使えない状態です。

幕軸清掃やガバナ清掃注油ミラー駆動部の整備を行い
とりあえず途中まで組んで動作チェックを行っています。
シャッター音は劇的に改善し
非常に歯切れの良い気持ちよい音になっています。
もちろんスローガバナの動きもスムーズになりました。
最終的にはテンション調整で精度を出していきますが
この段階でも随分、SSの精度は改善していると思われます
巻上は元々軽快なフィーリングでしたが
やはり油切れもありましたのでよりしっとりした感触になったと思います。
これであれば本来の姿でご依頼者様にも
楽しんでいただくことができると思います。
これから微調整等を行いつつ
しっかり最後まで仕上げていきます。

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ミノルタXDのカメラ修理

今日は「カレーライスの日」だそうですよ。
そっか。。。
だから今朝、何となくツイッターのTL眺めていたら
1970年代の西城秀樹出演の「バーモンドカレー」の動画が
流れてきたんだな(笑)
1982(昭和57)年のこの日に学校給食創立35周年を記念して
全国学校栄養士協議会が学校給食試食会を実施し
全国の小中学校の児童約800万人に
カレーライスの給食が出されたことが由来となった記念日なのだそうです。
あれ?これ当時ギリギリ小学校6年生の3学期だなぁ
でもこれより少し前に米飯給食って始まってて
すごく嬉しかったのを覚えているのだけど。。。。
そっか。。。当初はカレーではなくて
確かハヤシライスだったんだ!
月に1回くらいの米飯給食とソフト面&ミートソースは
本当に大好きだったなぁ。。。
話が逸れました。。。カレーライスの日だった(苦笑)
お店で食べる本格的なカレーも美味しいけれど
レトルトだってコンビ二だってカレーライスは美味しいですよねぇ
何日かに1回はやたらとカレーライスが食べたくなって
お手軽なココイチとかにも行きますが
最近はこのご時世だし
ほっともっとのカツカレーが多いかな。。。美味しいのですよ!
こう言っていると今夜はカレーだな。。。
ご飯準備してないからお店閉めたら
またほっともっとに行ってこよう!

さてさて

本日は「ミノルタXD」のカメラ修理を行っています。
世界初の両優先オート搭載(SS優先オート、絞り優先オート)機で
SS優先機、絞り優先機、どっちがいいのか?なんて論争に
ある意味終止符を打ったカメラです。
発売はカルメン’77でお馴染みの1977年です。
翌78年には両優先にプログラムオートを加えた
キヤノンA-1も発売され
一眼レフ全体に電子化の波が一気に押し寄せた感じです。
XDもサイバーネーションシステムと呼ばれる
SS優先時のプログラムシフト機構を持っているので
プログラムオート的な使い方にも十分対応できます。
しかしながらXDの魅力はそういう機能的な面ばかりではなく
滑らかな巻上や上品なシャッター音
コンパクトなボディに端正なデザイン
それまでのものとは段違いに明るく
ピントの山も掴みやすいアキュートマットスクリーン等々
使い心地や所有する歓びを大いに刺激する部分だと思います。
正直なところ電装系には不安な部分も多く
現行モデルとして発売していた頃から
電気関係のトラブルの多いカメラとしても有名でした
現在となっては電子部品関連のトラブルが起こると
修理不能な可能性も一定以上あるカメラではありますが
それをわかっていてもそれ以上に魅力的なカメラだとも思います。

お預かりしているXDや高速シャッターが若干不安定だったり
オート露出に調整が必要なものの
心配されるような電気的トラブルはないようです。
ただ、ご依頼者様からもご指摘されていますが
セルフタイマーが固着してしまっているようです。
縦走りシャッターユニットは大抵の場合
セルフタイマーはシャッターユニット内に内蔵されています。
清掃注油が必要ですが注油は最小限に抑えます。
マグネットやシャッター羽根に
油が回ってしまうと大変な事態になるからです。
シャッタースピードが不安定な原因は
マグネット吸着部の汚れあるいはシャッター羽根の汚れが原因かと思われます。
そのあたりは定番の整備項目なので
当然何もなくても清掃整備を行っていきます。

まだ現状チェックを行っただけの状態です。
これから本格的に整備に取り掛かっていきますが
今回も通常の一通りの分解性と調整でよいかと思いきや
フィルム装填テストを事前に一応行っておこうと
フィルムをセットしようとすると。。。

あぁ、、、そうだった。。。
最近はあまりこういうのにあたらなかったのだけど
ミノルタX系はフィルム差し込みの爪が折れるのですよ
受付時には気づいてなかったなぁ
こうなっているともうスプールごと交換するしかありません
当然ながら新品部品は入手できませんが
XDの部品取り個体は少しばかり確保しているので
なるべくしっかりしているものを移植しましょう
巻上部を上下とも全分解しなくては外せないのですよねぇ
修理対象品に取り掛かる前に
部品取りからスプールを外しておかなければ。。。
ちょっと工数が増えましたは集中して取り掛かります。
これが終われば今夜はカレーライスです(笑)

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ヤシカエレクトロ35GSのカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの「大寒」です。
昨日から今朝にかけて
正に大寒にふさわしい寒さですね。
あんまり寒い寒い言っていると
北国の方に笑われそうですが
昨日、定休日ということもあり少し出かけたのですね
日中も風が冷たくてなかなかの寒さでしたが
日が落ちて以降のあの空気の痛いような冷たさには
さすがにちょっと参りました。
で、放射冷却で今朝もかなり冷え込みました。
大寒にちなんで今日は「血栓予防の日」なのだそうです。
私も昨年2月に脳梗塞で倒れましたが
本当にこの季節は血栓ができやすく
命に直結することも多いので本当に気をつけましょう
納豆が血栓予防にいいらしいですよ
私はもともと西の人なので
あまり好みではありませんが。。。(苦笑)

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GS」のカメラ修理を行っています。
本当にエレクトロ系の修理依頼が多いですね。
「GS」の発売は1970年です。見かけ通り基本的な構造は
初代から大きな変更はありませんが
レンズが新コーティングのカラーヤシノンDXになりました。
明るさがF1.7は変わらず、他シャッター等のスペックも
前モデル「G」や「GT」から変更ありません。

お預かりしている「GS」は
暗いところに持って行って絞り絞り気味にしても
「光量超過」を警告する赤ランプが点灯してしまいます。
で、シャッターを切るとその警告通りに早いシャッターで切れてしまいます。
オート制御が正常に働いていない状態です。
根本的に基板内部品不良だと修理不可能となってしまうのですが
エレクトロの場合はその可能性はあまり高くなく
(修理不可能能な場合がないわけではございません)
オート不良の主な原因はレリーズ部ゴムブッシュの劣化・腐食だったり
接点の接触不良だったりハンダ付けの不良・劣化であることが多いのです。
なかなかピンポイントで「原因はこれだ!」と
はっきり指摘できる場合は少ないのですが
怪しい。。。というか、原因となりやすい箇所は
ある程度把握できているので
とにかくそういう場所を全て清掃整備していきます。
それで大抵の場合は症状は改善されます。
それで改善されない場合は修理不可能の可能性がかなり高くなります。

今回はレリーズ部のゴムブッシュに関しては
対策済みの部品に替えられていて問題はありませんでした。
巻上時にカツンといってレリーズ軸が戻る音がしていたので
まぁここは大丈夫だろうと思っていましたが。。。
(ブッシュが劣化でなくなるとこの音がしなくなります)
それ以外の接点の清掃や絞りリングからのブラシ摺動部
それに関連した固定抵抗のハンダ付け等々の
清掃や再ハンダを行っていきます。
結果からいうとオート制御は非常に安定し
精度的にも全く問題ないレベルに改善することができました。

やはりエレクトロといえば
この前期型の大きめのボディにでっかいレンズ
そしてギンギンギラギラの
ヤシカシルバーですよね。。。
以前から妙に気を惹かれるカメラで
実際に所有しても出番は少ないかもしれないのですが
妙に欲しくなるカメラなのです。。。
部品取りに使ってしまうかもしれませんが
初代エレクトロのまぁまぁ美品を未整備状態で
自分用に1台ストックしてはあるのです。
さて整備して自分で使う日は来るのでしょうか。。。(笑)

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キヤノンFTbのカメラ修理

今日は「都バス開業の日」なのだそうです。
1924(大正13)年のこの日に
東京市営の乗合バスが
営業を開始したことを記念して
東京都交通局が制定したのだそうです。
元々当時の都内は東京市電が主な公共交通機関だったのですが
前年の1923(大正12)年の関東大震災により
東京市電は大打撃を受け
復旧には相当な期日がかかることが見込まれたため
市電の代替輸送機関として乗合バスが導入されたのだそうです。
今や都内23区内は地下鉄があらゆるところを網羅していますが
それ以上にバス路線も相当充実しています。
私は電車・地下鉄を利用することがほとんどで
めったにバスを利用することはないのですが
うちの店のすぐ近くから中野駅や池袋駅にも
バスが走っているのですよね。。。そのうち利用してみます。
生まれ育った呉に住んでいた頃は
自分でクルマに乗るまでは
交通のメインはもちろんバスでした
残念ながら慣れ親しんだ呉市営バスは広電に引き継がれ
カラーリングも広電カラーになり未だに違和感があるのですが。。。(苦笑)
そういえば未だに呉市交通局が管理している
ボンネットバスの臨時運行をまたやってくれないかなぁ
コロナ禍が収まるまでは無理でしょうが
あきらめずに待ってます。今度こそ乗りたいのです~

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
1971年に発売されたマニュアル一眼レフです。
同年にキャノン初のプロ向け一眼レフと言える「F-1」が
デビューしており「Ftb」はF-1のサブカメラ
あるいは中級機といった位置づけになっています。
F-1と同年に発売されているということもあり
基本的な構造はF-1と共通する部分も非常に多いです。
でも外観のデザイン的にはF-1の路線ではなく
あくまで前身のFT系のものであり
いわゆるFシリーズらしいルックスとなっています。
このFTbとF-1からTTL開放測光に対応できるようになり
そのためにレンズ群もFLからFDレンズへとモデルチェンジされました。
中央部部分測光はF-1同様、FTから受けつがれ
まっすぐな指針と〇指針を重ね合わせるタイプの露出計は
一目で露出のズレを把握できることもあり
非常に使いやすいものです。
この時期のキヤノン機お得意の「QL」(クイックローディング)も
FTから引き継がれフィルム装填は非常に簡単です。
使い勝手の良さと端正なスタイリング
メカニカルシャッター機ということもあり
現在でも非常に人気の高いカメラでもあります。

お預かりしている「FTb」は
まずは定番のプリズム腐食です。
それも何とか目障りだけど使える。。。というレベルではなく
視野の中心の縦線から相当広範囲に広がっていて
とてもとても普通にファインダーとして
使える状態ではありません。
当然、プリズム交換で対応いたします。
少し話が逸れますがFTbと
それ以前のFT系(FX、FP、EX等々)とは
プリズムの寸法が少し変更されています。
FTbのほうがほんの少し大きいのです。
FTbのプリズムは腐食のないキレイなものが
まだ何とか確保できますが
それ以前のFT系のプリズムは
非常に難しい状況になっています。
現存しているものの大半が
腐食してしまっていると思われます。
当店では再蒸着等の対応は行っていないので
FT以前のカメラに関しては
プリズム腐食への対応が難しい状況です。
話をFTbに戻します。
プリズムだけでなくシャッターは油切れの兆候が見られ
Fシリーズ特有の歯切れの良いシャッター音ではなく
少しギャインといった感じの濁った高周波の音が混じっています。
未整備のFシリーズのカメラはこの症状が出ているものが多く
こういう音がしているとまず間違いなく
シャッタースピードの精度は出ておらず
切るたび露光量も安定していない状態になっています。
今回も正にそのパターンです。
さらに露出計は何とか動いているもの
BC時にも露出計時にも指針は不安定で
SW周りの接触不良かと思われます。
今回は1.5Vで値も再調整いたします。

少し見づらいですが
プリズムの腐食の様子も写っています。
なかなかの腐食の激しさです
これももとはと言えばプリズム抑え金具に
貼ってあるモルトの加水分解が原因です。
プリズムと抑え金具の間には
薄いプラスチックカバーが挟まれているのですが
これも隙間が合ってそこから腐食が始まっていきます。
今回の場合にはそれだけでなく三角形の頂点部分の
蒸着が弱かったのかそこからも始まっているような感じです。
随分長い間眠っていた個体かと思われます。
そのため動きはあちこち悪いのですが
保存状態自体は悪くなくファインダー内コンデンサレンズや
接眼レンズにカビは全く見当たりません。
装着されていた銀枠FD50mmF1.4も
非常に良い状態でした。
難しいですよね。カビが生えないほどの乾燥状態だと
油切れはやはり起こりやすいので。。。
やはり一番良いのは適度に使ってやって
日頃から手入れしておくということですね。

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ヤシカエレクトロ35GXのカメラ修理

今日は「おむすびの日」だそうですよ。
お店で食べるお昼ご飯にコンビニで買った
おむすびを毎日のように食べていますが
やっぱり熱くって握るのも大変な
炊き立てご飯の熱々おむすびが美味しいですよねぇ
それだったらシンプルに塩むすびでいいかな
具が入るにしても梅とかおかかとか
単純なものでいいような気がします。
ところで今日は「おむすびの日」なのですが
6月18日には「おにぎりの日」もあるのですよね
おむすび、おにぎり。。。
個人的にはおむすびのほうがしっくりきますが
ほら「おむすびころりん」ですし。。。(笑)
でも私の大好きな「おにぎりせんべい」はおにぎりだなぁ
おむすびとおにぎりの違いは諸説入り乱れていて
地域的なものと言われたり、形(おむすびは三角で俵型は含まない)の
違いと言われたりとか
山に宿った「むすびのかみ」という神様の力を授かるために
ご飯を山型の三角形に握って食べていたのが「おむすび」の語源だとか
たくさんありすぎてよくわからないのです。
「おにぎり」と「おむすび」は
どちらも「握り飯」の丁寧語であるようです。
2013年の調査によると日本全国で「おにぎり」と呼ぶ人が89%
「おむすび」が10%で
現在では多くの人が「おにぎり」と呼ぶ傾向にあるのだそうです。
うーん、なおさら「おむすび」で呼びたくなってきました(笑)

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GX」のカメラ修理を行っています。
今年もエレクトロ系の修理は多い傾向です。
実はこの2台後にもエレクトロ35GSが控えています。
個人的には「ヤシカ」と聞くと
やはり一番にエレクトロ系が頭に浮かびます。
二眼レフ(ヤシカフレックス)やヤシカ35等も
割と修理を行っているのですが
それにしてもエレクトロ系の修理依頼が圧倒的に多いのです。
確かに電子制御シャッター機で修理を行っているところが
少ないため。。。という理由もあるとは思いますが
エレクトロはその自慢の大口径レンズの写りが
やはり非常に評判が良いのですね。
加えて実際にシリーズを通してそれもヒットしたモデルで
現存数が多いというのも理由の一つかと思います。
ただ、水銀電池を使用するモデルは
電池室が腐食してしまっている個体が非常に多く
なかなかそのままでは使えないことも多いかと思います。
今回お預かりしている「GX」はエレクトロシリーズ最終モデルです。
発売は1975年です。初代発売から9年が経過し
外装こそ非常にコンパクトになり時代の流れを感じますが
大口径レンズに絞り優先オートのレンジファインダー機という
基本構成は全く変わることがありません
シャッターも改良が重ねられているとはいえ
基本的な構造は初代のコパルエレクと考え方は共通です。
時期によって場所が異なるとはいえ
レリーズ部にゴムブッシュが使われていて
そこが劣化するとオートがコントロールできなくなるのも
シリーズを通して一緒です(苦笑)

お預かりしている「GX」はうっかり落としてしまったとのことで
それ以来、巻き上げた瞬間に
そのままシャッターが切れてしまうとのことです。
拝見してみるとレリーズボタンが引っ込んだままで
常にレリーズが押されている状態です。
このためチャージが完了した瞬間に即切れてしまうようです。
レリーズ軸がどこかに干渉して食い込んでしまい戻ってこないようです。
レンズボードを外して組みなおしてやればなんとかなりそうです。

 

先程「シリーズを通してレリーズ部に
ゴムブッシュが使われいて。。。」という話をチラっと
書きましたが
この個体もそのゴムブッシュが経年劣化でほぼ消失しており
レリーズの戻りタイミングがおかしいことになっています。
落とした拍子に食い込んだのはこれも原因の一つかと思われます。
それだけではなくここのゴムブッシュが効いていないと
オートの制御が非常に不安定になってしまいます。
もちろん新しいブッシュを製作し交換を行います。
それ以外にも各接点やシャッター羽根駆動部等
エレクトロならではのトラブルが起きるポイントが何か所かあるので
そこを重点的に一通りの整備を行います。
仮組して動きを確認すると非常に安定しているので
今回もうまく仕上げることができそうです。
安心しているととんでもない罠があるのも
この類のカメラによくあることなので
この後も慎重に組み上げてに入念にテストを行います。

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コニカC35のカメラ修理

今日は「禁酒の日」なのだそうです。
1920(大正9)年のこの日にアメリカ合衆国で
「禁酒法(Prohibition)」が実施されたことに由来しています。
うーん、お酒は体質によって
飲めない方や苦手とする方もいらっしゃるので
一概には言えませんし、あくまで個人的見解ですが
美味い酒は一緒に食べる料理を
より美味しくするものだと思っているので
飲めなくなるとちょっと困りますねぇ
同時にお酒はオーディオやギターのアンプみたいなもので
その時の感情をより増幅させる効果もあると思います。
楽しい時に飲めばより楽しくなり
悲しいときに飲めばより悲しくなる。。。という感じで。。。
転じてうまく付き合えば
より人生も味わい深いものになるのではないかと。。。(笑)
ただ、昨年の入院以降、私もあまり量が飲めなくなりました。
それでなくても後遺症でふらついているのに
少し飲みすぎると「また頭おかしくなった?」と思うほどに
翌日まっすぐ歩けなくなってしまうのですよねぇ
寝る前に日本酒2合飲む程度でも翌日に影響が出るみたいです。
まぁ食べるものもいろいろ制限しなくてはいけないので
少しだけ食べて少しだけ飲んで楽しむくらいで
ちょうどいいのでしょうね
そのときそのときに合わせた
付き合い方をしていけばよいと思います。
(。。。やめる気はないらしい。。。(笑))

さてさて

本日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
1960年代の終わりから70年代にかけて
「じゃーに~コニカ」のキャッチフレーズで
一世を風靡したカメラです。
その魅力は何といっても手軽に持ち出せるコンパクトさで
さらにプログラム露出で露出もカメラ任せです。
ピントはしっかりレンジファインダーを装備しているので
きちんと合わせて撮ることもできますし
ある程度目測でおおまかに合わせてスナップでも良いと思います。
このC35の大ヒットを受けて各社こぞってこのサイズで
プログラムオートで撮れるカメラが勢ぞろいしたと思います。
それほど大ヒットしたカメラなので
現存する台数はもちろん非常に多いのですが
手軽に持ち出せるカメラだけに荒っぽく使われているものや
あまり気を使われず放置されている個体も多く
意外と良いコンディションの個体は少ないと思っています。
使用電池は本来はMR44(H-C)の水銀電池です。
水銀電池は液漏れが起きなくても
電池から発生するガスで端子や配線を腐食させます。
なので仕舞い込む際にはなるべく電池を抜いておくのが
正しい扱いなのですが
C35はその手軽に誰でも使えるキャラクターが災いし
他のカメラに比べても
電池が入れっぱなしになっている可能性が高いようです。
そのため一見電池室はキレイでも配線が腐食していたり
端子留めの樹脂が折れてしまっている個体が多いと思います。
(これは樹脂の耐久性の問題もありますが)

お預かりのC35も露出計は全く動きません。
電池室の内部は一見キレイなのですが
マイナス側の端子がグラグラになっているので
おそらく端子留め部分(樹脂)が破損してしまっていると思われます。
破損すると裏で簡単に+端子とショートしてしまいます。
実際に電池室を外してみると
プラス側もマイナス側も配線は朽ちていて
完全に断線していました。
配線内部も広範囲にわたって朽ちてしまっているので
配線はごっそり交換するしかないようです。

先程、「荒っぽく扱われた個体も多い」と書きましたが
この個体は電池入れっぱなしで
放置されていた期間はあったものの
外装やレンズのコンディションは悪くなく
丁寧に使われて大切に保管されていたのではないかと思われます。
C35といえばシャッター羽根(正確には駆動部の円盤)の粘りが
非常に多いのですがこの個体はそれもほとんどありません
もちろん念のためにシャッター駆動部の
清掃整備もきちんと行います。
先程も書きましたが使用電池はMR44でこの電池は
現在のLR44(SR44)とサイズがほぼ同じで
そのままLR44が使えます。
ただし電圧は1.3Vから1.5Vになるので
そのままだと1.5段程度露出アンダーになってしまいます。
今回は1.5Vに合わせて露出計も調整し
LR44(SR44)をそのまま使って適正露出が得られるようにします。
基本的にはシンプルで非常に動きも安定しているカメラです。
きちんと整備を行えば
当時と同じように気軽に持ち出せて
ガンガン使い込んでいける相棒になること間違いなしです。

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ニコマートFTNのカメラ修理

昨日、「左義長」で「どんと焼き」の話をしましたが
今日が「小正月」なので
昨日の夜か今日の午前中に「左義長」(どんと焼き)が
行われるところが多いのですね。
小正月も1月15日だけの地域もあれば
14日から16日の3日間というところもあるようです。
で、かつて小正月に「元服の儀」を行っていたことから
1月15日は「成人の日」になったわけですね。
今やハッピーマンデーで第二月曜日ですが
やはり成人の日といえば15日のイメージが今でも強いです。
さらに今日は「ウィキペディアの日」だそうです。
ウィキペディアはその性格上、
何でもそのまま鵜呑みにできないこともありますが
調べ物をする際には非常に役に立ちますし
なくてはならないツールです。
ここで書くカメラの発売年や詳しいスペック等も
ウィキで調べる場合も非常に多いですね。

さてさて

本日はニコマートFTNのカメラ修理を行っています。
ニコンFをフラッグシップとする当時のニコンの一眼レフの中で
本格的なレンズ交換式一眼レフ中級機として発売されたのが
ニコマートシリーズです。
機械制御シャッター機のFT系と
電子制御シャッター機のEL系に大きく分かれます。
初代のFTを開放F値補正操作(いわゆるガチャガチャ)を採用し
レンズ交換の際の煩わしさを一気に解消したのが
今回のFTNとなります。
もちろん改善されたのはガチャガチャだけではなく
より実用的な中央部重点測光への変更や
ファインダー内SS表示等も追加され
基本設計こそFTと同様ですが
非常に使いやすく進化したモデルです。
発売は1967年でニコマートシリーズ最大のヒット作となりました。
その販売台数の多さに加えニコンらしい堅牢さを備え
現存する台数も非常に多いカメラです。
シャッターはこの時代のカメラではお馴染みの
コパルスクエアを搭載しますが
このシャッターがまた非常に丈夫なシャッターユニットです。
精度はともかくとしても発売から50年以上
ろくにメンテもされていない個体が
とりあえずシャッターだけはしっかり切れる個体が多いというのは
本当にすごいことだと思います。

お預かりしているニコマートFTNも
シャッターは元気に作動しています。
しかしながらやはり羽根に汚れ等の付着もあるようで
先幕と後幕のバランスが崩れていて高速時の精度はイマイチです。
シャッター周りに比べるとトラブルの多い露出計は
作動してはいるのですが指針の動きが非常に不安定で
一定の明るさの光源に向けていても
指針が安定しません。
さらにシャッターダイヤルや絞りリングを動かすと
たまに指針が振り切ったままになってしまいます。
マウント部にマイラー抵抗と呼ばれる
摺動抵抗があるのですがそれの汚れ等が原因かと思われます。
まれに抵抗体が剥がれ落ちてしまっている場合もあり
その場合には中古良品と交換で対応します。

まだ分解途中の状態ですがこれから本格的に
分解整備に取り掛かります。
ニコン機にはめずらしくファインダー周りに
比較的内部モルトが多く使われています。
ここもしっかり清掃しておかないと
せっかくファインダー内がキレイになっても
後からまたモルト屑がスクリーン上に落ちてきます。
かなり念入りに清掃してモルト交換を行っても
どこからともなく落ちてくる場合も多いので
非常に神経を使います。
こういうときはスクリーンが下から抜けるELが
羨ましくなりますね。
(ELはそこ以外は全てFTより困難なことが多いのですが。。。)

ある程度、整備して確認できたのですが
マイラー抵抗は単なる汚れによる接触不良で
交換の必要はないかと思われます。
巻上の動きがやけにもっさりしていたのですが
それも解消できそうです。
快適に使えるように今回もしっかり仕上げていきたいと思います。

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キヤノンⅥLのカメラ修理

今日は1月14日、「左義長」ということで
少し地方だと「どんと焼き」が
行われているところも多いかと思われます。
私の生まれ育ったあたりは
平地の少ないエリアなので
山際に段々畑はたくさんありましたが
大きな畑や田んぼはなく「どんと焼き」の風習はなかったのですが
少し離れた地域ではさかんに行われていました。
でも14・15日ではなく10日とかじゃなかったかな。。。
(地域によっては8日や10日に行うところもあるそうです)
ところで昨年の1月14日にWindows7のサポートが終わったのですよね
これだけが理由でもなかったのですが
良いきっかけになって
私もPCを1年前にリプレイスする決断をしました。
マウスコンピューターでいろいろ悩みぬいて仕様を決めて
1月末にオーダーしたのですが
納品直前に入院騒ぎとかいろいろあって
導入は3月半ばとなりました・・・(苦笑)
今はすっかり新しいPCと環境に慣れましたが
やはりOSが2世代進むとソフトの入れ替え等もあり
データの引っ越しとかも含めてそれなりに苦労しましたねぇ
でも今となっては「以前のPCよく我慢して使ってたな」と思うほど
今の環境や処理速度は快適です。
やはりPCは新しいほうがいいですね。。。

さてさて

本日は「キヤノンⅥL」のカメラ修理を行っています。
いわゆるⅣSbとかに代表されるⅣ型までの
バルナックコピーから進化し
いわゆるキヤノンレンジファインダー機第三世代のⅤ型からは
「ライカM3」をかなり意識したカメラになっています。
V型はVTに始まりL型、L2型等バリエーションも増やし
後にVTデラックス、VL、VL2へ変遷していきます。
そしてV型の後継機として登場したのが
ⅥT型とⅥL型です。(1958年)
外観はV型からさほど変わりはありませんが
心臓部ともいえるシャッター機構に大きな変更が加えられました
それまで低速シャッターは別個のダイヤルを使用し
シャッター作動時には高速側シャッターが回転するものでしたが
(バルナックコピーの頃にはこれが普通)
このⅥ型でやっと「一軸不回転型シャッターダイヤル」に変更されました
これでやっと機能的にM3に追いついたのではないかと思います。
話が少しそれますが
Ⅵ型で採用されたこの一軸不回転型シャッターの
横走りフォーカルプレーンシャッターの完成度が非常に高く
後の「ニューF-1」まで継承される。。。と
いわれている場合も多いのですが
実際に分解して整備した感じでは
まだⅥ型の時点ではⅣ型の構造を
いろいろと引きずっている部分が多いと感じます。
この後の「P型」さらに「7型」の登場時に
シャッター内部もかなり洗練され変更されています
そういう意味ではこのⅥ型まではまだ第二世代の
足枷をいろいろと引きずっていると思います
(あくまで個人的見解です)
Ⅵ型はトリガー式巻上のⅥTと
通常の巻上レバー式のⅥLがラインナップされていました。
今回は巻上レバー方式のⅥLです。

お預かりのⅥLは一通り動作は普通に行えます。
ただひとつひとつの動作や作動音を聞いていると
それなりに油切れの兆候もうかがえます。
シャッタースピードも高速時に少々不安定です。
実はこのⅥL型のご依頼者様は
以前にⅤL型や7型を
当店に整備依頼していただいたお客様で
整備済みのVL型とかを使っていると
非常に操作感やフィーリングが良く
それまでは特に気にしていなかった
この未整備のⅥL型の操作感が気になってきて
今回の整備依頼となったわけです。
操作感とか作動音は感覚的な部分も多く
何十年も経過しているカメラだと
整備したからと言って必ず同じフィーリングになるわけではありません。
それも新品部品の既に手に入らないカメラです。
できる限りの整備を行っても個体差は出て当たり前です。
そのあたりはもちろん説明の上で
どこまで改善できるかはわかりませんが
できる限りの整備を行いますということでお預かりした次第です。

とはいえ。。。明らかに整備前とは
操作感も改善したと思います。
不安定だった高速シャッターもすっかり安定したので
数値的な部分も改善していますが
作動音や巻上の重さも明らかに変化しました。
気に入っていただけるとは思うのですが。。。
まずは存分に試していただきたいと思います。
装着されいる50mmF2.2レンズはゴミの混入や
絞り羽根に油滲みが出ていたので
それらの清掃や整備を一通り行いました。
V型以降のキヤノン第三世代は
バルナックコピーとはまた明らかに違う良さがありますね。
キヤノンのレンジファインダー機は
やはりどれも魅力的なカメラだと思います。

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