ニコンF2フォトミックAのカメラ修理

今日は「世界アルツハイマーデー」だそうです。
うーん、まだ大丈夫だと思いますが
私が今発症すると「初老期認知症」(40-60歳)だそうです。
もうとっくに「若年性」ではないのですね。(ちょっとショック)
気がつけば。。。認知症だけじゃなくていろいろ何が起きても
おかしくない年齢なのですよねぇ。。。いやだいやだ(苦笑)
5年前には大病もあったし
もう少し健康に気をつけなくては。。。
でも今の私の身体の諸悪の根源は、やはり「太りすぎ」
1日中、座りっぱなしで甘いもの好きでお米大好きじゃ
それはダメですよね。。。本気で少し引き締めなくては。。。(汗)

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミックA」のカメラ修理を行っています。
毎度、書いていますがニコンF2はファインダー交換式カメラのため
取り付けられたファインダーにより機能が変わります。
フォトミックファインダーは露出計が装備されたファインダーで
下記の4種類が存在します。
CDS受光体で指針式露出計の「フォトミック」
CDS受光体でLED式露出計の「フォトミックS」
SPD受光体でLED式露出計の「フォトミックSB」
「フォトミック」をAi化した「フォトミックA」
「フォトミックSB」をAi化した「フォトミックAS」
今回、お預かりしているのは
「フォトミックA」なので装着するレンズはAiニッコールが基本です。
非Aiレンズも装着できますが絞込み測光となってしまいます。

お預かりしているF2フォトミックAですが
後幕が引っ込んだまま全く動きません。
どういうことかというとシャッターをレリーズすると後幕が引っ込んだままだから
開きっぱなしになるという状態です。
レリーズすると巻き上げは可能です。
うーん、あまり見かけないトラブルです。
根本的に後幕にロックがかかってる。。。と考えていると
とりあえず原因はわかりました。
バルブの状態でそのまま後幕にロックがかかり外れないようです。
結局シャッター周りの油切れあるいは汚れ等による動作不良です。
とりあえずロックを解除すると
シャッター速度も全く精度が出ていなくスローガバナは固着といった状況です。
いつものように動作部分の清掃注油を慎重に行います。
露出計もトラブルの多い箇所ですが
そこは若干の調整で良い程に動作していました。
しかしながらボディ側の接点は一部腐食でボロボロでした。
よく通電しているな。。。といった状況です。
もちろん接点の清掃・磨きで対応しています。

写真は一通りの整備が終わった時点でのものです。
非常にスムーズに動作するようになりSSの精度もしっかり出ています。
F2の同時期のライバルといえば
やはりキヤノンF-1ですが
F-1がスマートでスタイリッシュなカッコよさであれば
F2フォトミックはちょっと武骨だけど頑健で迫力のあるカッコ良さですね。
F2アイレベルももちろん良いですが
ファインダー内でSSや絞りが確認できるフォトミックはやはり使いやすいです。

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ミノルタXEのカメラ修理

今日はバスの日だそうですよ。
首都圏在住になってからは
電車・地下鉄が速くて安いから
バスに乗ることは少ないですが
私の生まれ育った呉では
鉄道は呉線しかありませんから
中学・高校の頃は毎日のようにバスに乗っていました。
まだ床が板張りのバスが多くて
雨の日はやたら滑って転びそうになったことをよく覚えています。
そういえば私がまだ小さい頃は一部の路線で
まだボンネットバスが走っていたのですよ。
普段使うような路線ではなかったので
数えるほどしか乗ったことはありませんが
まだ観光用で走っているのかな。。。

さてさて

本日はミノルタXEのカメラ修理を行っています。
XEの修理、しばらくぶりですね。
ちょっと大柄で重いですが
軽やかな巻上で非常に使い心地の良いカメラです。
昔、BMW直6エンジンがそのスムーズさで
シルキーシックスと言われていましたが
(そのフィールに惚れ込んで何台か乗りました)
XEはシルキー巻上ですね。
そのシルキーな巻上を実現している要因は
ライツ・コパル・ミノルタの3社で開発した
コパルライツシャッター(CLS)です。
その後、発売されたライカR3のベースとなったカメラでもあります。
発売は1974年です。ミノルタXシリーズのカメラとしては
X-1に続いて2台目のモデルとなります。

XEは初期の電子シャッター機ということもあり
長らく未整備で放置されている個体には
何らかのトラブルを抱えているものが非常に多いです。
今回、お預かりしているXEも
シャッタースピード、オート共に不安定です。
加えて露出計は3段以上アンダーとなっており
巻き戻しクランク下の摺動抵抗の劣化が疑われます。

さらにXE。。。というかXシリーズ全般に見られる
プリズム腐食が発生しています。
プリズム前面に貼られたモルトが加水分解することが原因です。
実はSRTも同じ場所に緩衝材を貼っているのですが
Xシリーズとは違い腐食しない材質を使ってあります。
今更ですがXシリーズもモルトではなく
何故この素材を使ってくれなかったのかと思います。
XEのプリズムは子プリズムが接着された形状で
他のモデルからの代用は一切できません。
プリズムにキレイなXEはいまや絶滅危惧種です。

まだ現状チェックを行っただけで
整備はこれから取り掛かります。
外観は非常にコンディションの良い状態なので
中身をしっかりメンテナンスしてやれば
非常に気持ちよく使えると思います。

自慢のシルキー巻上も油切れで
少々、フィーリングが良くないので
そこもできる限り対応していきます。

付属の50mmレンズもカビが見受けられる上に
最小絞りが妙に大きい(1絞り半ほど)ので
今回はレンズの分解整備清掃を行います。

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ミノルタSRT102のカメラ修理

今日は「苗字の日」だそうですよ。
私の苗字は「迫田(さこだ)」です。
西日本では割とある苗字なのですが
どうやら関東ではあまり見かけない苗字らしく
こちらにきてからやたら「追田」と間違われます。
(こっちのほうがまず見かけない苗字かと。。。(笑))
メールでも間違われることが結構あります。
「さこだ」で変換すると出てくるはずなのですが。。。(汗)
ちなみに「迫田」が多い都道府県1位は鹿児島県で
2位は私の出身地の広島県。3位は大阪府だそうです。
「山間の小さな谷にある田んぼ」という意味らしいです。
すみません、個人的な話を長々と続けてしまいました。。。

さてさて

本日は「ミノルタSRT102」のカメラ修理を行っています。
「101」じゃないですよ。「102」なのです。
この頃のミノルタカメラは海外にも相当な台数を輸出していますが
そのときにネーミングを変えて輸出したものがいろいろ存在します。
中には国内モデルにない仕様だったりするものもあります。
今回の「ミノルタSRT102」、ネーミングからして
「SRT101の輸出モデルかな。。。」と思ったのですが
よく見ると「SRT101」ではなくて「SRTスーパー」のようです。
ペンタプリズム周りのデザインがまるっきり「SRTスーパー」で
絞り直読窓も付いており、スクリーンはスプリットです。

お預かりの「SRT102」は
ご依頼者様が最近入手されたもので
非常に外観の状態の良い精悍なブラックボディです。
シャッターは一応動作していますが
油切れの兆候が見受けられます。
露出計はアンダー気味で
今回、整備するにあたり1.5Vの電池使用で
適正な値になるように調整いたします。
加えてスクリーンに結構なキズがあるようなので
ご依頼者様と打ち合わせの上
状態の良い中古スクリーンと交換することになりました。

ちなみにこの頃のカメラ内蔵の露出計は
電圧調整回路等もなく
基本的に電池室からダイレクトに電圧がかかります。
そのためもともと水銀電池で1.3Vで調整されているものに
1.5VのLR44等をそのまま使用すると
1.5段ほどアンダー気味になってしまいます。
回路的には1.5Vで何も問題はないので
こういう整備の際には指定していただければ
1.5V仕様で調整いたします。

まだまだ途中ですが
これからさらに分解を進めて各部点検整備一式を行います。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「敬老の日」ですね!
それはもう皆さんわかっているでしょうから。。。
他には。。。と調べるとみると。。。
今日は「イタリア料理の日」だそうですよ。
パスタにピザにリゾット、ミネストローネ。。。ティラミスも。。。
私が知っているイタリア料理なんて
ほんの一部でしょうが、それでも美味しいものばかりです!
若い頃に「イタ飯ブーム」なんてのもあったから
昔はカッコつけてよく行ったなぁ(笑)
でも堅苦しくないトラットリアくらいで
たまには良いイタリア料理食べたいですねぇ。。。

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
OM-1もこのブログでの登場回数の多いカメラです。
軽量コンパクトなのはもちろんのこと
使い勝手や使い心地が良いのが
圧倒的人気の原因のような気がします。
シャリッとした適度な手応えの巻上と
上品なシャッター音は他のカメラとは明らかに異なります。
そのコンパクトなボディと静かなシャッター音を実現するために
色々な工夫を凝らされており
他の一般的な一眼レフとは構造が異なる部分も多いカメラです。
そのため、多少、華奢な部分と
綿密な調整が必要な部分もあり
整備する側としてはなかなか一筋縄でいかないカメラです。

お預かりしているOM-1は
まず光漏れが起きていることと
高速シャッターは精度が全く出ておらず
低速シャッターはガバナ固着でこれも精度が出ていない状況です。
光漏れはフィルムを一見してわかるモルト劣化のせいだと思われます。
シャッター動作不良はガバナの固着はもちろん
幕軸の汚れ等による動作不良が原因と思われます。
いずれも通常のメンテナンスで対応できそうです。

かなり長い間、整備されていない個体と思われますが
調整は必要なものの露出計は生きています。
ノーメンテの個体でめずらしいな。。。と思って
トラブルの多い電池室周りをチェックしてみると
随分昔だとは思われますが修理した痕跡がありました。
しっかりここは手が入っているので大丈夫そうです。

プリズムも一見キレイだし、ここも何か対策されているのかな。。。と
上カバーを開けてみると。。。

写真ではわかりにくいですが接眼レンズとプリズムの間に
いつもの劣化して粘着質となったモルトが蔓延っています。
「よくこの状態でプリズムに腐食がないなぁ。。。」と思うほどです。
モルトを取り除いてみると
プリズム塗装面には多少侵食しているものの
蒸着面には問題ないようです。
このまま放置しておいたら、まず間違いなくプリズム腐食になる状態でした。
まだ間に合うタイミングで本当に良かった。。。

あとは分解を進めて
シャッター周り、ミラー駆動部、露出計周りの配線・SW等々の整備です。
OM-1らしく気持ちよく使っていただけるように
整備を行っていきます。

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ペンタックスSVのカメラ修理

今日は「競馬の日」だそうですよ。
うーん、実は競馬ってやったことないのですよねぇ。。。
競馬だけじゃなくて、
競輪・競艇、パチンコ、マージャン。。。
いわゆるギャンブルってほとんどやったことないのですよねぇ。。。
宝くじすら買ったことない(笑)
。。。とはいえ、個人事業主しているくらいだから
安定志向でもなく、衝動買いも多いのですよねぇ。。。
普段の生活がギャンブルみたいなものだから
これ以上、博打性の高いものはいらないのかも。。。(汗)

さてさて

本日は「ペンタックスSV」のカメラ修理を行っています。
ペンタックス第一号機である「アサヒペンタックス(AP)」から続く
ペンタックスSシリーズの完成形といえるモデルだと思います。
SVの次のモデルとなると
実質的にはSPとなりますが
SPは内部も含めてかなり変更が行われましたので
いわゆるSシリーズの最終期といえばSVで良いのではないかと思います。
自動復元式フィルムカウンターが装備され
モデル名の由来となっているセルフタイマーも装備されています。
(SVの「V」はドイツ語でセルフタイマーの意味を持つ
「Voraufwerk」の頭文字です。一部レンズシャッター機にも
セルフタイマーに「V」と書かれているものも多いですね)

ペンタックスSVというと発売から既に50年以上が経過しており
布製のシャッター幕が劣化していて
交換しなければまともに動かないものも多いのですが
今回、お預かりしているSVはその点は大丈夫なようです。
しかしながら、シャッター幕の走行には問題があり
肉眼で見ても後幕はキレイに走りきっていません。
当然ながらシャッター速度は全く精度が出ていない状態で
低速シャッターだとミラーアップしたままになってしまいます。
お預かり時には「B」が全く効かなかったのですが
これも原因は同じだと思われます。

時代を感じさせるデザインでなかなか魅力的です。
露出計のないカメラなので
中身は機械で動く部分しかございません。
動きが悪い時に無理して動かして
部品の変形や破損がない限りは
こういうカメラの場合はとにかく分解して
あらゆるところをひたすら洗浄・清掃し
古い油やゴミを取り除き注油を行った上で
調整すれば本来の動きに戻る場合がほとんどです。
今回も見違えるようにスムーズに動くようになりました。

まだまだ撮影をたっぷりお楽しみいただけるカメラです。
是非、オーナー様のお手元に戻って
大活躍していただきたいと思います。

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ミノルタX-7のカメラ修理

9月15日というと。。。
「敬老の日」のイメージが強いのですが
今は9月第三月曜日で今年は17日ですね。
でも現在でも15日は「老人の日」と制定されています。
1964年までは「としよりの日」だったそうです。
「としより」という言い方がひどいとのことで
「敬老の日」に改められたそうです。
それにしても今の時代、幾つから「老人」なんでしょうね。
もちろん個人差も大いにあるでしょうが。。。

さてさて

本日は「ミノルタX-7」のカメラ修理を行っています。
X-7はちょっと久しぶりですね。
宮崎美子さんのCMでお馴染みのカメラです。
(これをリアルタイムで見ているのは
もう結構なおじさんです。。。私もですが。。。(笑))
CMソングで使われた「いまのキミはピカピカに光って」は
最初はCM用でサビの部分しかなかったのですが
このCMがあまりにもヒットしたため
急遽、シングル化してレコードリリースされたそうです。
オリコン最高位9位で20万枚のヒットだったそうです。
志村けんさんがパロディで真似ていたのも強烈に覚えています(笑)

この時代は各メーカー、エントリーモデルとして
軽量コンパクトな絞り優先AE専用機を用意していました。
(ニコンEM、ペンタックスMV1、オリンパスOM10等々。。。)
そんな中、上記のCMのヒットもあり、X-7は大ヒットしたカメラです。
先行販売していたXGシリーズを基本として作られています。
機械的な部分はXGーEと共通する部分も多いですね。
ミノルタ機らしく使い心地の良さが魅力的な1台です。

お預かりしているX-7は長い間使われていないようで
まず電源が全く入りません。
全速電子制御シャッターなので電源が入らないと
シャッターを切ることができません。
電池室周りの接触不良が原因だと思われます。
取り急ぎ応急処置をして電源が入るようにしたのですが
今度はオート時の露出計もシャッタースピードも
非常に不安定です。
電池室だけではなく基板周りの接点で接触不良が起きているようです。
古い電子制御機だとよくあるトラブルです。

80年代のカメラですからフレキで覆われています。
底部分からフレキが繋がっているので
基板を外すのは結構な重作業です。
電池室へのアクセスはいいので
とりあえず電源を入れることは何とかできたのですが。。。(汗)
今回のX-7は大丈夫だったのですが
X系といえば定番なのがプリズム腐食です。
プリズム前面に貼ってあるモルトの加水分解が原因ですが
今回のX-7も
「よくこの状態でプリズム腐食が起こらなかったなぁ」と思うほどに
モルトは酷い状態でした。もちろん予防策を打っておきます。

余談ですが
巻き戻しクランク部にあるメインスイッチを留めてあるカニ目は
受け側がプラスチックです。
劣化して脆くなっているものも多く
締めすぎると簡単に破損します。
破損するとSWがグラグラになり接触不良を起こします。
ジャンク箱に入っているX-7に結構この症状の個体を見かけます。
これからX-7を手に入れようとお考えの方は
要チェック箇所です。ここを交換するには
フレキをめくらなければならないので結構面倒なことになります。

このX-7はご依頼者のお父さまからいただいたものだとのことです。
きっといろいろな思い出を写してきたカメラですね。
当時と同じように軽快に写真が撮れるように
これから本格的に分解整備を行っていきます。

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ニコンFEのカメラ修理

今日は「メンズバレンタインデー」だそうですよ。
初めて聞きましたが男性から女性へ
下着を贈って告白する日なのだそうです。
それとは別に今日は「セプテンバーバレンタイン」というのもあって
ホワイトデーからちょうど半年で
紫色のものを身につけ白いマニキュアを付け
緑色のインクで書いた別れの手紙を渡す日だそうです。
有名でないものを含めると
恋愛関係の記念日は本当にいろいろありますねぇ。。。
まぁ、私には関係のないものばかりですが。。。(苦笑)

さてさて

今日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
今月も既に2回目かな。。。修理依頼の非常に多いカメラです。
それだけ人気があって使っている人も多いということだと思います。
適度な大きさで絞り優先オートも搭載し使いやすいカメラです。
使いやすい多重露出機能も搭載され
一通りのことが難なくこなせるカメラです。
ファインダー内情報もシンプル且つ必要な情報が
一目で確認でき、非常に使いやすいと思います。
シャッターはコパル製の金属羽根縦走りシャッターで
最高速は1/1000、電子制御なのでスローシャッターに強く
8秒までのシャッタースピードが可能です。
露出計の受光素子はSPDで反応も非常に速く安定しています。

お預かりしているFEはどうやら電源が全く入らないようです。
FEはニコンのカメラらしく電源が入らない(電池がなくても)
M90(機械制御1/90)とBはシャッターが切れます。
今回の個体は電池を入れてもM90・B以外のシャッターが切れず、
ミラーアップしたままになってしまいます。
実はこれも同じFEでも生産時期によって違っていて
電源が入らない場合は全てM90で切れてしまうものと
今回のようにミラーアップだけしてシャッターが切れないものがあります。

どうやら電池室から電子基板へ
電源が上手く伝わらないようです。
電池室はキレイな状態なので
電池室裏のハンダ付けあたりに問題があるものと思われます。
後でわかったのですがバッテリーチェックSWや
感度ダイヤル下の摺動抵抗にかなり汚れが付着しており
接触不良も起こしているようです。

まだ上カバーを外しただけですが
FE/FM・ニコマート系といえば
接眼レンズ下の座布団モルトですね。
フィルム室やミラー受部のモルトは過去に交換歴があるようですが
ここはおそらく一度も交換されていないようです。
写真でも少しわかりますがボロボロで
軽く吹いただけで周りに屑が撒き散らされます。
ニコン機は内部にモルトを使っている部分は非常に少ないのですが
ここだけは分解したら必ず交換です。
(他のほとんどのメーカーも一眼レフでは内部モルトは少ないです。
ただ1社だけ内部モルトがやたら多いメーカーがありますね)

これから分解を進めて電池室周りをチェックしていき
シャッターユニット、ミラー駆動部、巻上部等々の整備を行っていきます。
最終的には上の写真でも見える
調整用半固定抵抗を調整して精度出しをしていきます。
8個ある半固定抵抗は全てを触るわけではありませんが
露出計、オート露出、シャッタースピードの調整が可能です。
単に+-を調整するわけでなく
特性曲線も調整できるようになっています。
どの調整抵抗が何を調整するものか
しっかり理解できていないと
しっちゃかめっちゃかになりますので
慎重に調整していきます。

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ヤシカエレクトロ35CCのカメラ修理

昨日、やっとカープ勝ちましたね(汗)
6連敗は長かったなぁ。。。
最近はなかなかテレビ観戦もできないから
ネット実況で試合経過はいつも見ています。
でも負けた日はスポーツ関連の記事も見たくないから
ネットも見ないようにしているし
テレビもうっかりスポーツニュースやっていたら嫌だから
家に帰ってもテレビも点けないのです(苦笑)
昨夜はヒサビサにネットニュースも読みまくりました(笑)
さぁ、プロ野球もいよいよ大詰めですね!
今年こそは悲願の日本一を!

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35CC」のカメラ修理を行っています。
少し前にも1台、整備しましたね。
数多くあるエレクトロ35シリーズの中でも
唯一の35mm広角レンズ搭載のモデルです。
それも大口径、F1.8!
現在でも35mmF1.8ってなると高級レンズですよ。
エレクトロ35は初代が登場したときに
「ろうそく1本の光でも写真が撮れる」ということを目標に
開発されてきた経緯があるためか
基本的に搭載されるレンズは大口径なのですね。
ただし、ボケを楽しむための大口径ではなく
(35CCの場合はちょっと変わった絞り形状なので
通常のボケは出ないですし。。。)
光の足らないシチュエーションでもシャッタースピードを確保するための
大口径なのだと思われます。

お預かりしている「CC」は
まず電源が全く入りません。
バッテリーチェックも点灯しません。
電池室は一見キレイなのですが、
おそらく電池室裏のハンダあたりが断線しているのだと思われます。
電源が入らないとオートがどうなのかSSがどうなのか
全く判断できないのでまずは電池室裏の様子を探ります。

上カバーを外してファインダーを降ろします。
この状態で電池室周りの状態は大体チェックできる状態になります。
やはりハンダ部分で断線していました。
とりあえず電源を入れてみて動作チェックをしてみると
オートの精度が非常に不安定です。
シャッターユニット周りの接点等が汚れているためだと思われます。
とりあえず動作しているということは確認できたので
これからさらに分解を進めてシャッターユニットの清掃整備
レンズ清掃等々を行っていきます。

ところで、このカメラは使用電池が
4LR44あるいは4SR44なのですが
昨年、マクセルが4LR44の生産を終了したため
大手家電店等では入手ができなくなってしまいました。
パナソニックから4SR44は現在でも販売されているのですが
さすがにちょっと高価ですものね。
でも本来、カメラのような精密機器は電圧が安定している
SR電池(酸化銀電池)のほうが適しています。
とはいえ4SR44。。。2千円以上するのですね。
中身はSR44が四つ入っているだけなので
電池アダプタ使ったほうが安上がりかもしれません。
ちなみに4LR44は家電量販店では販売していませんが
ネットではお安く販売されています。

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ペンタックスMEスーパーのカメラ修理

今日は「宇宙の日」だそうですよ。
1992年に毛利衛さんがスペースシャトル・エンデバーで
宇宙に向けて出発した日ですね。
宇宙旅行となると現実味を感じることはなかなかありませんが
秋の夜長に星空を見上げてみるのは良いかと思います。
街の光の影響を受けないところで
一晩中、星空を眺めていたいですねぇ。。。
小さめの天体望遠鏡がひとつあれば
もっと楽しいでしょうねぇ。。。
なかなかそんな余裕が持てませんが
とりあえず仕事がんばります。。。(笑)

さてさて

本日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。
絞り優先AE専用機として先にデビューしていた「ME」をベースに
マニュアル露出と1/2000シャッターを追加したモデルです。
ファインダーにも「クリアブライトマットスクリーン」が採用され
よりピントの山が掴みやすくなりました。
マニュアル時のシャッタースピード設定は
プッシュボタンで行います。
通常のダイヤルに慣れている方だと
ちょっと違和感がある部分かもしれません。
それでも全体的には使いやすくコンパクトで
非常に良いカメラだと思います。

お預かりしている「MEスーパー」は
ご依頼者様が20年前から使われているものだそうです。
数年間使用していたとのことですが
MEシリーズ、定番中の定番トラブルである
「ミラーアップしたまま固着」というトラブルに見舞われ
それからそのまま保管していたとのことです。

ミラーアップのトラブルはここでも何度もご紹介した症状ですね。
原因はミラー駆動部のゴムブッシュの溶解です。
ME系のカメラはここ以外にも
ゴム部品や内部モルトの多いカメラなので
やはり定期的にメンテナンスが必要ということです。

おそらくオートやシャッタースピードにも
問題はあるかと思われますが
まずはミラーアップを解消しないと現状のチェックもできません。
写真は上カバーを外しただけの状態ですが
これから電子基板を外し
ミラーボックスも外して
本格的に分解整備を行っていきます。

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ニコンFGのカメラ修理

今日は9月10日ということで
9・10→きゅう・テン→ギュウ・テン→牛タン
「牛タンの日」だそうです!
(ちょっと無理やりなような気が。。。(笑))
少し前にも「焼肉の日」がありましたが
これも食欲をそそる記念日ですねぇ~
仙台行ったことないから本場の分厚い牛タン食べたことないのですよねぇ
そのうち行ってみたいですなぁ。。。
焼肉屋さんに行くとまずは最初に(網や皿がキレイなうちに)
牛タンを頼むのがやはり定番ですよね!
牛タン→ロース→ハラミ→カルビ→ミノ→
(ホルモン→ロース(ここで何回かループする))→デザートって感じで
おなかいっぱいですね!もちろんビールは大量に!(笑)

さてさて

本日は「ニコンFG」のカメラ修理を行っています。
ニコンの中ではエントリークラスですが
先に登場した絞り優先AE専用機「EM」に
マニュアル露出とプログラムAEが追加されたモデルです。
機能的には一通り何でもできる中級機といったところです。
でも「EMシリーズ」の一員ですから
上のクラスのFE/FMに比べても非常に軽量コンパクトです。
瞬間絞込み測光を行う関係もあって
シャッター音がちょっと独特で
「シャコーン」といった感じの少し軽めの音がします。
個人的にはこの音がなんとも言えず好きで
実は自分用に1年以上前からFGを1台確保してあるのですが
全く整備の手が付かず実戦配備されていません(苦笑)
発売は1982年、キャッチフレーズは「プログラム・ニコン」です。
ニコンらしいのは純然たる電子制御シャッター機でありながら
このクラスでも「B」と「M90」は電池を入れてなくても
機械制御でシャッターを作動させることができます。
めったに使うことはないのですが動作確認の上でも非常に便利です。

お預かりしている「FG」は
かなり長らく使われずに保管されていたもののようです。
外装のあちらこちらに緑青が見えており
電源は入るものの露出計・オート共に不安定
フィルムカウンターは進むのですが
裏蓋を空けてもリセットされません。
現状確認のために何度かシャッターを切ったのですが
カウンターは戻っていないのに
何故かシャッタースピードが1/90に強制的に固定されてしまいました。

この頃のニコン電子制御機にはオート露出時には
カウンター1までは無条件に1/90でシャッターを切る機能が
付いているのですが
(フィルムの1枚目までのから写しの際
レンズキャップをした状態でオートだとスローシャッターに
なってしまうことを防ぐため)
それが誤作動を起こしているようです。

。。。とはいえ、心配される電子基板関連の
トラブルはない模様です。
機械的な部分や電気接点のメンテナンスで
本来の調子を取り戻せそうです。

写真ではわかりませんが、カウンタ周り、巻上軸周りに
かなり錆が発生しておりちょっと大変そうです。
80年代のカメラですから
中身はフレキで覆われた電子カメラです。
何を整備するにも少々大変な部分は多いですが
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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