ミノルタXEのカメラ修理

HPトップでは以前からお知らせしていますが
明日12日~16日までを「夏季休業」といたします。
「お盆休み」ですね。
ご迷惑をお掛けいたしますがご容赦くださいませ。
で、今日は国民の祝日「山の日」です。
日付に特に意味はないそうですが
なんで「山の日」が8月11日なんでしょうねぇ
どうせこの時期はお盆休みのところも多いのだから
山の日は祝日のない6月にすればいいような気が…
さらにいっそのこと8月13日~15日は
「お盆休み」で祝日にすればいいのに…(苦笑)
ちなみに今日は「山の日」に関連して
「きのこの山の日」でもあるそうです。
美味しいですよねぇ。。。
どうでもいいでしょうが
私は「たけのこの里」より「きのこの山」派かな…
朝、コンビニで買って来ればよかったな…
あとでちょっとだけ抜け出して買ってきます(笑

さてさて

本日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。
1974年発売のカメラです。
前年の1973年に最高級機である「X-1」が発売され
これが最初の「Xシリーズ」となったわけですが
「XE」はそれに続いて1台目の「Xシリーズ」となった中級機です。
中級機とはなりますがこの時代にはめずらしく
特に使い心地を重視したカメラで
その点においては上級機の「X-1」を遥かに凌駕します。
その使い心地の大きな核となっているのが
ミノルタ・コパル・ライツ、3社で開発した
「コパルライツシャッター」です。
ミラーチャージ機構がちょっと変わった構造をしていて
そのおかげと巻上機構の精度の高さもあり
非常に滑らかで軽い巻上を実現しています。
現存している「XE」は巻上に油切れの起きている個体も多く
本来の姿でないものも多いのですが
キチンと整備された「XE」の巻上は特筆ものです。
シャッター音も非常に上品で
巻上げてシャッターを切る行為がこれほど気持ちよいカメラも少ないと思います。
個人的には巻上フィールチャンピオンは
縦走りフォーカルプレーンならミノルタXEで
横走りフォーカルプレーンならニコンF3だと思っています。

お預かりしている「XE」はその巻上が若干油切れ気味なことと
シャッター羽根の動きに問題があるようで
1/1000・1/500でシャッターが開ききりません。
先幕の動きが悪く途中で後幕に追いつかれて閉じてしまう状態です。
羽根の汚れ等に原因があるものと思われます。
加えてくれはXEでは定番ですが
露出計指針が明るさにほぼ関わらず最も上に振り切ってしまう状態です。
SWを入れた瞬間に指針が上に吹っ飛んで行ってしまいます…
これは巻き戻しクランク下の摺動抵抗の汚れが原因と思われます。

画像にもその摺動抵抗が写っていますが
表(ASA感度連動側)はそこそこキレイだったのですが
裏(レンズ絞り連動側)は黒ずみもあって汚れています。
ここは単純にエタノール等で清掃したくらいでは
あまり状況は改善しないことが多く
軽く研磨する必要があります。
(ほんの少しです。磨きすぎると取り返しがつかなくなります)
XEといえば最大のトラブルはプリズム腐食なのですが
今回のプリズムはめずらしく問題がありませんでした。
…とはいえ、以前に何か対策が施されていたわけではなく
画像にも写っていますがプリズム枠前面には
加水分解したモルトが貼り付いています。
若干、プリズム側の塗装にも影響は出ているのですが
蒸着面までは影響はないようです。
もちろん劣化したモルトは全て除去し
劣化しにくい材質の遮光材に交換を行います。

大柄で重く、トラブルもそれなりにあり
なかなか手のかかるカメラですが
本来のコンディションでの使い心地は
なかなか他のカメラで代わりになるものがないカメラだと思います。
今回もできる限り本来の姿を取り戻すように
整備を行い仕上げていきたいと思います。

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ペンタックスMGのカメラ修理

今日は8月10日…今日もたくさんの記念日が制定されています。
「道の日」「宿の日」「帽子(ハット)の日」
「パレットの日」「バトンの日」「スヌーピーの日」
「バネの日」。。。等々。。。
でも今日は何と言っても「焼き鳥の日」ですかねぇ
「や(8)きと(10)り」(焼き鳥)と読む語呂合わせです。
皮、もも、むね、手羽、せせり、ささみ。。。
どこの部位も香ばしくって美味しいですよねぇ
あぁ~焼き鳥屋さんもしばらくご無沙汰ですし行きたいなぁ
で、さらに今日は「ハイボールの日」でもあるようなので
焼き鳥を食べてハイボールをグイっと飲みたいところです!
あ、でも焼き鳥・焼肉に無敵に合うのは
ぶっちぎりで「ヱビスビール」ですが。。。(笑
あぁ焼きたてパリッパリの鳥皮塩にヱビスで幸せになりたい。。。

さてさて

今日は「ペンタックスMG」のカメラ修理を行っています。
1982年発売のカメラで「Mシリーズ」としては最終機種となります。
当店で扱うペンタックス機としては最新のカメラでもありますね。
これ以降に出てくる「Aシリーズ」以降は当店では
修理・整備を扱っておりません。
(ちなみにLX・ME-Fも扱っておりません)
それまでのエントリー機であった「MV1」の後継機にあたりますが
非常に簡素な露出計ファインダー表示だった「MV1」比べると
格段に進歩していて「ME」と同等以上になっています。
基本的な構造としてはやはり「ME」がベースとなっていますが
「ME」発売から5年以上が経過しているため
電子回路周りは随分異なる部分もあります。
整備性は一長一短であまり変わりませんが
明らかに良い意味でも悪い意味でもコストダウンが進んでいます。

お預かりしている「MG」はまず「ME系」定番のトラブルでもある
ミラーアップしたまま固着という状態です。
これはいつものミラー駆動部ブッシュ劣化によるものですが
今回の「MG」はそれだけではなく巻上にも問題を抱えているようです。
通常このミラーアップ状態だと巻上は完全にロックされていて
うんともすんとも言わない状態のはずですが
この「MG」は巻上レバーが途中まで回ります。
ただ手ごたえはなくスカスカです。
後で分解してわかりましたがミラーチャージ部とまkぃ上げロック部の部品が
かなり変形していました。
ミラーアップ+巻上ロックの状態で
力任せに巻上しようとしたのではないかと思われます。
動かない精密機械を力任せに動かしても何一つ良いことはありませんので
動かない段階で修理に出していただければと思います。
今回は大事にはいたりませんでしたが
部品破損の場合、修理不可能の可能性が高くなります。

MEとは異なり差し込み式の基盤ではなくなったため
逆に分解時のリード線の取り外しは手間がかかるようになりました。
ただしSW部下の外しにくい&付けにくい端子盤もなくなったので
手間的には変わらないような気がします。
画像は分解途中ですがミラー駆動部の問題は
いつものことなのですぐに対処できましたが
巻上部変形の問題はなかなかうまくいかずに手がかかりました。
微妙な調整が必要な上にレバー部品が意外と柔らかく
なかなかうまく位置が決まらなかったのです。
それでも何とかスムーズに巻上・シャッターは動作するようになりました。
電気的な調整も問題なく進み
完成の目処が立ったところです。

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キヤノンⅣsbのカメラ修理

今日は8月8日です。
ゾロ目で語呂も良いということもあり
たくさんの記念日が制定されています。
「親孝行の日」、「かわらの日、屋根の日」
「ひげの日」、「ひょうたんの日」
「パチンコの日」。「プチプチの日」
「タコの日」、「笑いの日」、「デブの日」。。。等々。。。
そんな中に「そろばんの日」がありますねぇ
「そろばん」を弾く音「パチ(8)パチ(8)」と読む語呂合わせからですね
今は多分廃れてしまっているでしょうが
私が子供の頃は小学生の習い事の定番が「そろばん塾」でした。
私も小3から小学校卒業まで通って
全珠連の2級までは取りました…
学校が終わってから近所の小学生がそのそろばん塾に
集合するような感じだったので
学校ともまた違って楽しかったのをよく覚えています。
そろばんは計算力が向上するだけでなく
集中力や忍耐力も付き、算数学習はもとより、
日常生活や将来のためにも大いに役立つ力が身に付く…なんていわれています。
暗算はいまだにそろばんの玉が頭に浮かびますし
確かに集中力や忍耐力はそろばんのおかげでついたような気がします。
今、実際に玉を弾いたらうまく弾けなくてボロボロなんだろうなぁ(笑
いけん、当時のそろばんの先生の読み上げ算の「ねがいましては~♪」が
頭に浮かんできてはなれません(笑

さてさて

本日は「キヤノンⅣsb」のカメラ修理を行っています。
1952年発売のいわゆるバルナックタイプのカメラですが
キヤノンお得意の変倍一眼式ファインダーを備え
シャッタースピードも1/1000
さらに世界初のX接点によるスピードライト同調を実現し
「ついにライカを超えた」と当時言わしめたカメラです。
レンジファインダー時代のキヤノンを代表するカメラとも
言われることも多いようです。
確かにボディの精度や各機能も非常に高度に造りこまれていて
当時のキヤノンの技術の高さがよくわかる1台です。

しかしながらこの時代のフォーカルプレーンシャッター機は
キヤノン以外のメーカーも含めて
シャッター幕の劣化が激しく
とてもそのままで使えない状態のものが多いのも事実です。
今回お預かりしている「Ⅳsb」も外観は比較的キレイなのですが
先幕は大きく裂けていました。
光は当然漏れてきますしシャッターもまともに動作しない状態です。
何にせよ幕交換を行ってキチンと整備調整しないと
全く使い物にならない状態です。

画像は一通り整備が完了した状態のものです。
シャッター幕は交換し、幕軸・巻上機構も整備調整を行い
各シャッタースピードの精度も十分に出ていて
動きも非常にスムーズな状態になりました。
ファインダーもできる限りの清掃を行い
非常にクリアな状態になっています。
現在様子見もほぼ終えてこれから最終チェックを行っていきます。
このタイプのカメラは
幕交換や一通りの整備が大前提となることが多く
さらにフィルム装填の煩わしさもあり
使い始めるまでもそれなりにハードルが高いとはは思います。
加えて総金属製ボディとレンズは意外と重量もあります。
それでもサイズ自体はコンパクトで
小さくて精密なものを使っている…という実感が
非常に湧き上がるカメラで
撮影していて非常に満足度の高いカメラだとも思います。
個人的には50年代のカメラはこういうバルナックタイプや
二眼レフ、レンズ固定式レンジファインダー機、
スプリングカメラ、個性の溢れた美しいカメラが
たくさん存在していて非常に楽しいと思っています。

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オリンパスペンEESのカメラ修理

まだまだ夏真っ盛りですが
今日は「立秋」ですね。
さらに「月遅れ七夕」でもあり
8月7日ということで
語呂合わせで「花の日」、「鼻の日」、
「花火人の日」、「花やしきの日」、「話す日」等々
たくさんの記念日が制定されています。
そんな中に「バナナの日」がありますねぇ
やはり「バ(8)ナナ(7)」と読む語呂合わせです。
バナナって果物の中で一番の輸入量を誇るのですね。
甘くて美味しいですよねぇ~
子供の頃にちゃぶ台の隅に欠かさずバナナがひと房置いてあったなぁ
ちょっと小腹がすいたときやおやつ代わりに
置いてあるとついつい手が伸びるのですよねぇ
行動食としても優秀なので山に登るときにも
リュックの中に潰れないように必ず数本入れておいたものです。
手軽に食べるばかりではなくて
昔、郊外の幹線道路沿いに多くあったドライブインで
「バナナサンデー」って定番でしたよねぇ
これも子供の頃に好きで良くねだって食べた覚えが。。。
いや、意外とバナナにまつわる思い出話って多いかも。。。(笑
最近食べてないような気がするので
今日の仕事終わりにスーパーで買って帰りましょう…

さてさて

本日は「オリンパスペンEES」のカメラ修理を行っています。
マニュアルの無印ペンやペンS、ペンDあたりも名機ですが
やはりペンシリーズの屋台骨を支えたのは
「ペンEEシリーズ」だと思います。
「買ったその日から、ボタンさえ押せばだれにでも写真が撮れるカメラ」という
コンセプトで開発されたカメラで大ヒットしたカメラです。
初代ペンEEからEE-3まで3代・25年にわたって
改良されながらも基本デザインを変えずに長期生産され
ペンシリーズの中でも最多・最長生産のロングセラーとなっています。
今回はその「ペンEEシリーズ」の派生モデルでもある
1962年に発売された「ペンEES」です。
シャッタースピードは1/30・1/250の2速切替で
ピントはいわゆるゾーンフォーカスで目測式です
ここだけが本流の「ペンEE」と異なる部分です。
ペンEEシリーズと言えばセレン光電池と連動した自動露出が
大きな特徴ですが内部露出計指針が振れない場合
(つまり光量不足)ファインダー内に赤いプレートが出て
シャッターロックする通称「赤ベロ」も有名ですね。
この「赤ベロ」があるおかげでこのタイプのカメラにありがちな
「レンズキャップをしたままシャッターを切ってしまう」という
ミスを防ぐことにもつながります。
ただし反対にフィルム装填時の空シャッターを
余計なものが写らないようにレンズキャップしたままで
行う方は(私もそう)露出オートを外して
フラッシュモードで強制的に切らないといけません
いろいろ制御させると融通は利かなくなるのはどれも一緒ですね(苦笑)

お預かりしている「ペンEES」は
まずシャッター羽根が開いたままで固着してしまっています。
さすがにこれでは全く撮影には使えません。
ペンEE系はシャッター羽根や絞り羽根の
固着・粘りの起こりやすいカメラなので
やはり長年使いっぱなしの個体には羽根清掃・調整が必要です。
加えて露出計は何とか動作はしているのですが
セレン光電池の起電量が劣化によって弱い上に
非常に不安定でとてもオートを制御できる状態ではありませんでした。
今回はセレン光電池を中古良品と交換することで対応いたします。

画像は一通りの整備が終わった段階でのものです。
一緒に写っているのは交換したセレン光電池です。
取り外した後にテスターであたってみても
やはり劣化が進んでいるようで
残念ながらもう使える状態ではないようです。
シャッター周り、オート制御の整備を入念に行い
精度的にももちろん問題なく
非常に快調に動作する状態になりました。
もちろんレンズ・ファインダーの清掃も行い
クリアな状態になっております。
少し動くが落ち着くまで様子見をしていましたが
これから最終チェックを行い
問題なければ完成となります。

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ペンタックスK1000のカメラ修理

今日は「広島平和記念日」ですね。
いわゆる「原爆の日」です。
私が生まれ育ったのは広島市内中心部から
30km弱離れた呉市で
一緒に住んでいたじいさんばあさんも
当時は呉にいましたが呉市内からも巨大なきのこ雲が見えたそうです。
戦時中や原爆の話は子供のころから
いろいろとじいさんばあさんに聞かされました。
ただ、ここで平和や戦争について書き始めると
収拾がつかなくなるので深くは触れませんが
なんだかんだありながらも普通に生活できていることに
感謝しつつ静かに祈りを捧げたいと思います。

さてさて

本日は「ペンタックスK1000」のカメラ修理を行っています。
モデル的には70年代半ばの「Kシリーズ」の一員になりますが
「K1000」の国内販売開始は1986年です。
国内ではこの頃にはペンタックス一眼レフは
MFの一眼レフシリーズとしては最後となる「Pシリーズ」の時代です。
もともと「K1000」は1976年あたりから当時の
「KM」からセルフタイマーとプレビュー機能を省いた機種として
輸出専用機として生産されていました。
しかしながら80年代になるとマルチモードAEカメラの全盛期となり
天文撮影や写真・美術系学生などから強い要望のあった
必要最低限の機能の機械制御シャッター式フルマニュアルカメラの需要に
応えるために国内発売が開始されたのだそうです。
1995年まで販売が続けられた隠れたロングセラー機です。
「KM」がベースなので中身の構造は「SPF」ということです。
細かい周辺部の構造や部品はかなり変更されていますが
基本的な構造はKマウント化されたSPFと言っていいと思います。

お預かりしている「K1000」は上カバーを始め
外装部品にプラスチックが多用されており
かなり後期のものではないかと思われます。
比較的新しい…ということですね。
シャッターや露出計に関しては精度はともかく
とりあえずは一通り動作しています。
ただ、やはり汚れや油切れの影響で動作は少し不安定です。
それよりも今回の「K1000」の一番の問題は
プリズム腐食です。
Kシリーズの一員なのでプリズム周りにぐるっと
モルトが貼られておりそれが原因となるプリズム腐食が
多いのですが今回はそこではなく
頂点部の蒸着剥がれが原因のプリズム腐食です。
そのためファインダーを覗くと
KシリーズやSP系に多い横方向の黒帯ではなく
視野中心部縦方向に大きなモヤモヤができてしまっています。
ど真ん中な上に幅も広いので
とても普通にピント合わせができる状況ではありません。
こうなると何はともあれプリズム交換で対処するしかありません。

マウントを見なければ「SPF」と見間違えそうです。
接眼レンズ周りには露出計用の2個のCdSに加え
「フォトスイッチ」用のCdSが鎮座しています。
内部モルトは相変わらず非常に多く使われていて
ファインダー内部はモルト屑だらけです。
モルト除去+交換はもちろんですが
ここからさらに分解を進めてシャッター・巻上・ミラー周りの
整備も一通り行っていきます。

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ミノルタフレックスのカメラ修理

今日は8月5日…語呂合わせの想像がつきやすい日ですね(笑
「ハコの日」、「ハンコの日」、「はしご車の日」
「箱そばの日」(これは小田急沿線の方じゃないとわかんないですよねぇ)
「発酵の日」。。。等々が語呂合わせにまつわる記念日ですが
そんな中に「奴(やっこ)の日」なんてのもあります。
奴(やっこ)はもちろん正方形に切られた
奴豆腐(やっこどうふ)のことですね。
この季節なら冷ややっこですよねぇ~
ご飯のおかずとしても最高ですね!
豆腐と白米のほのかな甘みが合わさって
何とも美味しいですよねぇ
おかずとしてだけではなく
日本酒・焼酎のお供としても最強です!
真夏は冷ややっこのことが多いですが
個人的には木綿豆腐の湯豆腐が一番ですかねぇ
真夏でも夜だと湯豆腐にしたくなります…
豆腐の甘みが強調されてさらに美味しいのですよねぇ
あぁ。。。今夜はもう湯豆腐決定だな(笑

さてさて

本日は「ミノルタフレックス」のカメラ修理を行っています。
「ミノルタフレックス」は同じモデル名でも
モデルチェンジを重ねていおりろなモデルが存在し
最初のミノルタフレックスは1937年発売で
「国産初の二眼レフカメラ」と言われることも多いです。
(正確には国産初はプリンスフレックスだという説が有力です)
今回お預かりしているミノルタフレックスは
ミノルタフレックスとしては最終機となる「Ⅲ」で
1954年発売です。
シャッタースピードと絞りは後のオートコードと同様に
ビューレンズ上部の窓に集中表示されるようになりました。
これがあると撮影ポジションのまま
露出値が確認できるので本当に便利なのです。
レンズはビューレンズがビューロッコール75mmF3.2
テイクレンズはロッコール75mmF3.5です。
シャッターは当時の最高級シャッターである
セイコーシャラピッドで最高速は1/500
セルフコッキングこそ非搭載ですが
フィルム装填はセミオートマットで
機能・スペックともに当時の最高級機と言えると思います。
この「ミノルタフレックスⅢ」が出る前年には
「ミノルタフレックスⅡB」の普及版となる
「ミノルタコード」がデビューしていて
「Ⅲ」登場の翌年には
「ミノルタコードオートマット」、
「ミノルタオートコードⅠ」が発売されます。
50年代半ばは「二眼レフブーム」の真っただ中なので
次々と新しいモデルが各メーカーから出てきている時代ですね。

お預かりしている「ミノルタフレックスⅢ」は
残念ながらシャッターが全く切れない状況です。
でも何かが破損している…という状態ではなく
定番の「シャッター羽根固着」かと思われます。
羽根に付着した油分や汚れなどによって
シャッター羽根が貼り付いていしまい動けなくなる状態です。
ビューレンズ、テイクレンズともに
それなりの小キズやクモリ・カビが見受けられます。
ミノルタ二眼レフ定番ともいえる
テイクレンズ後玉ユニット最前部(絞り羽根のすぐ後)の
コーティング劣化はやはりこの「Ⅲ」でも見られますが
それほど撮影に影響するほど酷いものではないようです。
コーティングの剥げ・劣化はもはや修復は不可能ですが
できる限りの清掃を行います。
二眼レフ定番のファインダーミラーのクモリも酷く
ここは」ミラー交換で対処します。
ファインダーはできる限りの清掃を行いますが
問題レベルにはクリアになると思われます。

50年代の二眼レフは高級感や趣があって
本当に眺めているだけでも楽しいですね…
まだ現状を確認した程度の状態で
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
おそらくかなり長い間眠っていた個体かと思われますが
これを機会にまだまだ現役で
撮影にバリバリ使っていっていただければと思います。

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ニコンFのカメラ修理

今日は「ハサミの日」だそうですよ。
この記念日、本来は美容・理容・洋裁で使うハサミ供養を
行う記念日なのですが
それとは別に「文具はさみの日」も制定されています。
こちらもほうが身近な方も多いかもしれませんね。
私も仕事柄、精密ハサミも文具ハサミも使いますし
他にも用途に合わせて何種類ものカッターや小刀、ニッパーも使いますし
刃物は毎日身近に触れるものです。
ところで、よく「馬鹿と鋏は使いよう」とか
「弘法筆を選ばず」とか
道具の良し悪しは関係なくて
それを使う技術の問題かのように言われますが
これ…ある意味では合っていますが
拡大解釈すると間違いになってしまいます。
特に切れない刃物は使いようでどうにもなるものではなく
無理に使っているとケガをしたり対象を壊してしまうことになります。
ある程度のきちんとした道具をきちんとした技術で使うことが
正しい作業を行う大前提だと思います。
器用さだけで道具の悪さをカバーしようとすると
そのうち痛い目に合います(苦笑)
必要以上に良い道具が必要だとは思いませんが
それよりも道具は消耗品と割り切って小まめに変えるほうが大事かと…
刃物だけでなくドライバーもそうですが
そこそこの品質のものを(そりゃ高価な品質の良いものがいいですが)
切れ味や食い込みが悪くなったと感じた時点で
とっとと交換することが大事だと思います。
いいものを使っているから長く使える…という部分もありますが
道具はパフォーマンスが落ちたら潔く見切ることも大事です。
話がだいぶ逸れました。。。
そんな感じで今日も道具には気を配りながら作業を行います!

さてさて

今日は「ニコンF」のカメラ修理を行っています。
先程の話とは矛盾しますが
カメラを「撮影する道具」とするならば
この「F」あたりはメンテナンスを行いながら
いつまでも使えるもののひとつだと思います。
もちろん油脂類やモルト、植毛紙等は消耗品なので
定期的に交換を行う必要がありますが
機械的な部分はこれでもかといわんばかりの
オーバークオリティな部品で構成されており
油切れを起こさずに通常の使い方をしている限り
いわゆる「壊れる」ということはないと思います。
もちろん細かい精度の狂い等は少しずつ起こってきますので
定期的に調整は必要です。
あ、ただ…ガラスプリズムの銀蒸着だけは
経年劣化に勝てないようです。
接眼部周りのモルトに影響される腐食は防ぐことはできますが
プリズム頂点部等の腐食はいかんせん防ぐことは難しく
個体差がもちろんありますが
蒸着が剥がれたプリズムはもう交換部品もございません。
(再蒸着という手段もありますが
当店では行っておりません)

お預かりしている「F」は後期モデルです。
一通り動作はしている状態で
シャッタスピード等も幕軸の清掃と若干の調整で
問題ない精度を確保できそうです。
ボディと一緒にフォトミックFTNファインダーと
アイレベルファインダーをお預かりしています。
フォトミックFTNファインダーの露出計はほぼ動いていない状態で
ここは残念ながら修理不能となります。
プリズムには接眼部モルト由来と思われる
腐食が確認できここはできる限りこれ以上広がらないように
できる限りの処置を行っていきます。
アイレベルファインダーの方は大きなプリズムの腐食もなく
良い状態です。ただ内部のモルト等がどうなっているか
判らない状況なのでこちらも分解して
一通りの整備清掃を行っていきます。

ブラックの「F」は精悍でカッコ良いですねぇ
塊感がギュッと凝縮された感じで
何とも精密感が強調されているような気がします。
まだ現状を確認しただけの状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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オリンパスオートアイ2のカメラ修理

今日から8月です!夏真っ盛りですね!
月の始まりの1日ということもあって
今日は色里緒菜記念日が制定されています。
そんな中に「水の日」、「島の日」、「パインの日」なんてのもあり
何とも夏らしくていいですねぇ
あぁ良く冷えたカットパインでも買ってこようかな…(笑
「島の日」に関連しますが
島は日本に6,852島あり、日本で一番島の数が多いのは長崎県で
971の島があるそうです
(海上保安庁調べ 外周100メートル以上を島と定義)
日本で2番目に島が多いのは鹿児島県で605島、3番目は北海道で508島です。
ちなみに私も生まれ育った広島県の島の数は142島で全国11番目
東京都は伊豆諸島や小笠原諸島を含むため意外と多く
330島で6番目となります。
海に囲まれた島は夏が似合いますし、ちょっと涼しそうにも感じますが
照り返しもキツくてこれがまた暑いのですよねぇ
やはり避暑地は標高2000m超えの高原がいいですねぇ

さてさて

本日は「オリンパスオートアイ2」のカメラ修理を行っています。
1962年に発売されたカメラです。
この時期のオリンパスは「ペンシリーズ」で
ハーフカメラの印象が強烈なものの
35mm判のレンズ固定式カメラは比較的地味目なものが多い印象です。
今回のオートアイは「2」ですが
1960年に最初の「オートアイ」が発売されています。
量産型カメラとしては初の本格的オート露出を搭載したカメラと言われていて
その機構やファインダー内絞り表示に独特の特徴のある
なかなか楽しいカメラなのです。
しかしながら、この「オートアイ」の発売の翌年に
キヤノンから社会現象ともなる化け物カメラ「キヤノネット」が発売されます
スペックや使いやすさ、価格でもオートアイはキヤノネットに
大きく後れをとる形になり
オートアイのセールスは非常に苦しいものとなってしまいます。
そこで改良を加えて再登場したのが「オートアイ2」です。
しかしながらそれでもキヤノネットの牙城を崩すことはできませんでした。
この「オートアイ2」もセールス的にはかなり苦しいものがあったようです。

搭載されるレンズは初代オートアイより少し広角寄りとなり
明るくもなったD.Zuiko4.3cmF2.5が搭載されます。
基本的にはセレン光電池を利用した露出計と連動し
シャッタースピード優先オートで撮るカメラですが
マニュアル露出も可能です。
「2」ではそのマニュアル時の絞りリングが幅広のものに変更され
操作性もアップしているのですが初代もそうですが
鏡胴側に絞り値の刻印はなく
ファインダー内でしか絞り値の確認ができません。
シャッターユニットはコパル製で最高速は1/500です。
レンズ外周にセレンっぽいリングがありますが
これは単なる装飾でセレンはファインダー採光窓横に配置されます。
ファインダー内のクルクル回る絞り値表示は初代と同様です。

まだ現状を確認しただけでこれから本格的に作業に取り掛かります。
セレンがダメだとどうにも対応できないのですが
やはり露出計は不動です。
その他にも距離計二重像のズレがあり
シャッターはスローガバナが固着しています。
ご依頼者とは受付時に打ち合わせ済みですが
露出計はセレンがダメであれば残念ながら現状のままで
他、できる限りの整備を行う…ということになっています。
オートアイ系はセレンがダメなものが大半のような気がします。

キヤノネットよりは少しコンパクトで
使っていて楽しい部分も多く
なかなかスタイリッシュだとは思うのですが
当時を比べてみると、意外と価格差があったのがやはり敗因かもしれません。
ただ今となっては現存数は圧倒的にオートアイの方が少なく
非常に新鮮に感じますね。

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ミノルタX-700のカメラ修理

今日は「梅干の日」だそうですよ。
日付はこの頃に新物の梅干が食べられることからだそうです。
また、梅干は健康に良く、
「梅干しを食べると難が去る」と昔から言われてきたことから
「なん(7)がさ(3)る(0)」の語呂合わせでもあるそうです。
この日の卯の刻(午前6時から8時)に
その年の恵方に向かって食べると気が高まり精気がみなぎるとされています…
こんなところにも「恵方」が…
残念ながらもう時間が過ぎてしまいましたねぇ(笑
子供の頃は大の苦手だった「梅干し」ですが
いつの頃からか普通に食べられるようになっていました。
今でも大好きってほどではありませんが…
でも梅干しの入ったおむすびは好きで良く食べてますねぇ…
それに焼酎お湯割りに梅干しは欠かせないですね!
言われてみれば焼酎用とごはん用に
結構梅干し買ってますね…
梅干しは銀シャリが進みます…
昔はばあさんが家で梅干しも作ってたなぁ…
めちゃくちゃ酸っぱかったけど病みつきになるのですよねぇ
こんなこと考えているだけで何だか口が梅干しモードになってきました(笑

さてさて

本日は「ミノルタX-700」のカメラ修理を行っています。
Xシリーズとしては後期に当たるモデルで
1981年発売のカメラです。
中堅クラスのカメラですが
発売以来長らくミノルタマニュアルフォーカス一眼レフカメラの
頂点に君臨したモデルで
オートフォーカスのαシリーズが主力になっても存在を続け
約18年間生産が続けられたロングセラー機です。
Xシリーズとしては最後に新設計されたフレームを持ち
X3桁シリーズとしても最上級のカメラです。
国内向けに登場した最初のモデルは
AEロックがないタイプでしたが
発売年の秋には海外モデルと同じく
AEロック付きに切り替えられています。
AEロック付きのX-700は「ニューX-700」とされて
区別される場合もあります。
ちなみに「ニュー」にはシルバーの設定がなかったので
あまり数は多くはありませんがシルバーのX-700は
AEロックのないタイプです。
ブラックが「ニュー」、シルバーが従来機のままで
併売されていた期間もあるようです。
以前の同じクラスともいえる「XD」あたりと比べると
外装はプラスチックともなりましたし
巻上の滑らかさは「XD」や「XE」に比べると
少し劣ると感じる部分もありますが
動作の安定性は圧倒していますし
お得意のアキュートマットスクリーンで
ファインダーのキレの良さは相変わらずの絶品です。
使い心地もミノルタらしい高品位さだと思います。
マニュアル露出、絞り優先オートに加えて
プログラムオ―トも備えており
初心者からハイアマチュアまで
幅広い層のニーズに応えられるカメラだと思います。

お預かりしているX-700はかなり長い間
使われずに仕舞い込まれていたものかと思われます。
フィルム室のモルトは劣化して全滅で
ファインダを除くとスクリーン上にモルト屑が
散乱していて無残な状況です。
さらに電池を入れて電源をオンにしても
電源が全く入りません。
X-700は機械制御シャッターになるSSもないので
シャターは全く切れません。
おそらく電池室裏周辺の配線やハンダが原因だとは思われますが
こういうときに少々心配なのは
電源を復活させないと制御系トラブルが
あるがどうかがわからない…という点ですねぇ…
X-700はXDあたりと比較すると
電気回路関連のトラブルは非常に少なく
確率としては高くはないのですが
それでもSSやオート制御系回路にトラブルを抱えていると
修理不能になる可能性が高いです。


まだ上カバーを外しただけの段階ですが
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
妙な分解品とかではないので
電源周りのしゅうりをしっかり行えば
あとは清掃・調整で問題ない状態になるのではないかと思います。
80年代のカメラなので見ての通り
フレキでぎっしり覆われています。
整備をするにはこれを外していかなければいけないのですが
非常に神経を使う作業となります。
これから集中して取り掛かっていこうと思います。

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コニカFTAのカメラ修理

今日は「菜っ葉の日」だそうですよ。
「な(7)っ(2)ぱ(8)」(菜っ葉)と読む語呂合わせからですね。
私の生まれ育った実家では
「菜っ葉」といえば広島菜のお漬物のことで
毎食のちゃぶ台の隅に必ず置かれていました。
ご飯がめちゃくちゃ進むのですよねぇ。。。
おかずが足りなくなった時や
「もう少しお米食べたい!」ってときに重宝しますし
シンプルにご飯にお茶をかけただけの
お茶漬けにめちゃくちゃ合うのです。。。
こっち(関東)だと広島菜は気軽に入手できないので
野沢菜で代用します!
元々お米大好きなので「菜っ葉」だけで
ガツガツお米食べたいと無性に思うこともあるのですが
今の私に糖質は敵なので
ここしばらくはガマンしています。。。(苦笑)
でもたまにはいいですよねぇ…
明日の朝食あたりで実行しようかな…

さてさて

本日は「コニカFTA」のカメラ修理を行っています。
コニカFTAは1968年に発売開始となったカメラです。
レンズマウントは前モデルのオートレックスから採用されている
コニカマウントⅡ(ARマウント)です。
オートレックスと同じく
コニカがレンズ固定式カメラで得意としていた
指針抑え込み式のシャッタスピード優先オートを
一眼レフにも搭載したカメラです。
シャッターユニットはいろんなカメラに搭載されて
実績十分で耐久性の高いコパルスクエアSです。
当初発売されたFTAは露出計の電源スイッチが
上カバー背面に配置されていますが
1970年にマイナーチェンジされたニューFTAでは
電源SWはレリーズボタン連動に変更されています。
今回のFTAは背面に電源SWのない
ニューFTAとなります。

お預かりしているFTAはまずシャッターが切れません。
もちろん巻上レバーもロックしたままの状態です。
シャッター羽根の位置から判断するとチャージはされていると思われます。
このままでは状況が全く掴めないので
まずは一度、強制的にシャッターが切れないか
底面から少々細工を仕掛けます。
そうするととりあえず一度シャッターは切れましたが
今度はミラーアップしたまま(シャッターは走行完了で閉じている)で
固着してしまいました。
その状態で巻き上げようとすると巻上完了すると同時に
シャッターが切れてしまいます。
ミラーが上がったままになっているため
チャージロックができない状況かと思われます。
それでもここまでの一連の動きの中で
動作不良を起こしていると思われる箇所は
大体想像がつきました。
(たまに予想外のこともありますが…)
ある程度予想が付いた状態で分解に取り掛かるのと
まるで何もわからない状態で闇雲にバラシていくのでは
アプローチとその後の対応が全く変わってきますので
本格的にバラす前にできるだけ状況は把握しておきたいものです。

それではこれから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
ちなみに画像でわかる通り今回のFTAは精悍なブラックです。
外装の状態は非常に良くキレイな個体です。
これで快適に動作するようになれば
持って歩くだけでもワクワクするカメラになりそうですね
ちなみにFTAの修理の際は毎回書きますが
接眼レンズのクモリはもはや持病です。
今回のFTAもそれなりに曇っています。
単に汚れて曇っているわけではなく
レンズコーティングの変質によって曇るので
通常の清掃では全く改善できません。
いずれにしても完全にはクモリは除去できませんが
できる限りの処置である程度はクリアにしていきたいと思います。
その前にまずはシャッターチャージ部、ミラー駆動部
巻上機構部の一連の動作部を整備していきます。

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