日別アーカイブ: 2023年7月5日

ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「穴子の日」だそうですよ。
「あな(7)ご(5)」(穴子)と読む語呂合わせと
穴子が最も美味しい時季であることからだそうです。
この季節だと「鰻」が注目されがちですが
アナゴも美味しいですよねぇ
広島・宮島にあなごめしの有名なお店があって
そこのあなごめしがこれまた美味しいのですよ
もう10数年食べていませんが…(苦笑)
広島市内にもお店があるので
この夏は行ってみようかな…
寿司ネタとしてもアナゴは定番ですよね!
ある程度いただいた中盤にあの濃い甘タレが
アクセントになるのですよねぇ~
天ぷらもいいですし五目寿司の具としても外せません。
こうして書いているといろいろ食べたくなってきて
おなかすいてくるのですが
最近はほんの少しですぐにおなか一杯になるのですよねぇ
無限に食えると思っていた頃が懐かしいです(笑

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
最近、「SR-T101」の修理依頼が集中していますね。
たまたまだとは思いますが
もともとベストセラー&ロングセラー機で
現存台数が多い上に使いやすいカメラなので
修理依頼は多いカメラではあるのですが
ここ1週間くらいで3台目ですね。
さすがに今日以降はしばらくはない予定ですが…

基本的にはしっかりできた丈夫なカメラです。
発売開始は1966年なので
50年以上は経っている個体ばかりなのですが
シャッターは何とか動作している個体が多いと思います。
とはいえ未整備のモノは本来の動きではなく
節々が動きにくい中で何とか健気に動いている状態のものが
多いと思います。
本来のスムーズで軽やかな動きをできるだけ取り戻してほしいものですね。

お預かりしている「SR-T101」もシャッターは一通り動いています。
しかしながら測定器で計測してみると
先幕と後幕のバランスは大きく崩れていて
高速シャッター時には精度不良の原因ともなっています。
今回は先幕側の動きがかなり悪いようです。
先幕の動きが悪い場合には
高速シャッターが開かなかったり
写真の端が黒くなってしまう症状が実際にも出てきます。
反対に後幕側の動きが悪い場合には
写真の端が妙に白っぽくなったり
低速シャッター時にミラーアップしたままになったりします。

今回は露出計にも少々トラブルが発生しています。
まずはSW部の接触不良化と思われますが
バッテリーチェック時に指針がふらふらと安定しません。
加えて露出計時に明るいところにレンズを向けても
暗いところにレンズを向けても
ほとんど指針に変化がありません。
CdS(受光体)の劣化も多少はあるかと思いますが
おそらくCdS付近と可変抵抗付近のハンダ付けの劣化も
原因の一つではないかと思います。
まだ分解はじめの段階で予想しかできていない状態ですが
考えられる部分を入念いチェックした上で調整も行い
露出計も通常使用に問題ない状態に仕上げていきます。

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