月別アーカイブ: 2017年9月

ニコンEMのカメラ修理

今日は「畳の日」だそうですよ。
新しい畳のあの独特なさわやかな香りはいいですよね!
子供の頃は畳みの部屋しか家になかったので
とっても当たり前で身近な存在だった畳ですが
今は自宅にもないし、旅館にでも泊まらないと
畳を味わう機会がなくなってしまいました。
次に引越しするときは畳みの部屋がいいですねぇ。。。

さてさて

本日は「ニコンEM」のカメラ修理を行っています。
先日もEMの修理をお伝えしたばかりですが
おもしろいものでそんなに頻繁に依頼のある機種でなくても
1台入ると、2,3台続くことがよくあるのですよね。
今回も「EMは久しぶりだなぁ。。。」と思っていたら
立て続けにもう1台入りました。

今回、お預かりのEMはちょっと大変そうです。
露出計はほぼ正しい値で動いていて
シャッターも切れているのですが。。。
ご依頼者曰く
「暗いところでもスローシャッターにならない」とのことです。
店内だと外よりは随分暗いので
少し絞れば簡単にスローシャッターになるはずなのですが。。。
ファインダー内で1/8を示していても
明らかに高速でシャッターが切れているようです。
さらに測定機にかけて詳しく調べてみると
露出計の表示に関わらず全て1/1000(最高速)で切れているようです。
M90で切れるのならまだわかるような気がするのですが
最高速???うーん、ちょっと苦労しそうな予感がします。

まだ分解し始めたばかりですが
考えられる原因は根本的に基板異常なのか
(可能性は低いと思われます)
マウント部摺動抵抗、巻戻し下抵抗の接触不良
マグネットの吸着不良。。。等々ですが
まずは抵抗や接点、マグネットの清掃から
行ってみようと思います。

80年生まれのEMですから
基板はフレキで少々神経を使います。
とはいえ、まだシンプルなほうではありますが。。。
慎重にフレキを取り外してから
各部点検整備一式を行います。

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ニコンFのカメラ修理

今日は「秋分の日」ですね!
天文学上の「秋分日」」ということで
昼と夜の長さが同じ日ということになっていますが
実際は昼間の時間のほうが少しだけ長いのだそうです。
それよりも「お彼岸の中日」といった意味合いのほうが強いでしょうね
私も子供の頃は秋分の日は必ずお墓参りでした。。。

さてさて

今日は「ニコンF」のカメラ修理を行っています。
以前よりも「ニコンF」の修理依頼が増えてきたような気がします。
Fが実際に発売開始となったのは1959年
既に58年が経過しています。
「F」だけではないのですがこの時代のカメラが
今でも普通に使えてしまうというのはすごいですよね。
ニコン初の一眼レフカメラであり
このカメラから現代の最新デジタルにも通ずる
「ニコンFマウント」が始まったわけですね!

今回、お預かりしている「F」はご依頼者様が
最近、手に入れたものとのことです。
巻上も悪くなく、シャッターも切れていて
持病ともいえるスローガバナの粘り・固着もありません。
ただ、測定機にかけてみると
高速シャッターには随分、ムラが出ていて
青空や白っぽい壁とかを撮ると写真の両端で
濃さが異なる結果になりそうな状態です。
おそらく何十年も未整備の状態でしょうから
油切れもありますし古い汚れが動きを妨げている部分も
もちろん多いと思われます。
ご依頼者様はこれからも安心して長く使いたいとのことで
各部点検整備一式を行うことになりました。

写真は整備後のものです。
特に機械制御シャッター機の場合はそうですが
新しい油を注油するとしばらくは
幕軸等の動きが落ち使ないことがあります。
油が回りきるまで少し時間がかかるためです。
整備後はしばらく時間を空けてから
最終チェックと微調整を行うのですが
今回はその微調整も今しがた終わり完成したところです。

シャッタースピードはもちろん精度OKで
他の各動作部も非常にスムーズに動くようになりました。
ショック品や分解品、水没品
無理に動かして部品が変形したようなものは別ですが
しっかり潤滑するようにさえしてやれば
きっちり精度が出る。。。というのはやはり造りが良いからだと思います。
この時代のカメラは当たり前ですが減っていく一方です。
それでも状態の良いものが少しでも多く残ってほしいものです。

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ペンタックスK1000のカメラ修理

今日は9月22日、今月も残り8日。。。
ん?8+31+30+31=100
今年もあと100日しかないのですね!
何だか今年は例年以上に月日の経つのが早い気がします。
山のようにたまった仕事を何とかしなければ。。。(汗)

さてさて

今日は「ペンタックスK1000」のカメラ修理を行っています。
発売は1986年なのですが
この1986年というのは日本国内で発売開始された時で
実は1976年から輸出専用機として存在していました。
1986年といえばペンタックスでは既に「Pシリーズ」の時代で
マルチモード自動露出が当たり前の時代に突入していました。
その時代に「必要最小限の機能だけの機械制御フルマニュアルカメラ」として
国内市場に投入されたのがこの「K1000」です。
構造としては1975年発売のKMをベースとし
セルフタイマーやプレビュー機能を省略したものです。
(生産時期によっては上下カバー、各部品がプラスチック化されています)
もともとのKMも1973年発売の「SPF」をKマウント化したモデルなので
基本設計は随分古いものだということがわかります。
とはいえ、シンプルさを優先するとこれで十分なことがよくわかります。

お預かりした「K1000」は
1986年国内発売以降のものかと思われます。
各部の部品が軽量化されたことにより
非常に軽くて使いやすいマニュアル機となっています。
一見、シャッターも快調に切れていて
露出計も動作しているのですが
ファインダーを覗くと巨大なプリズム腐食のため
視野の1/3ほどが見えなくなってしまっています。
SPFやKM同様、横方向の線が入るような腐食が多い
K1000ですが、今回はプリズムの頂上付近からの腐食で
上方向から覆いかぶさるように視界を妨げています。

とりあえずプリズムを降ろしました。
写真ではちょっとわかり辛いですが
巨大な腐食がしっかり写っています。
このプリズムはさすがにもう使えないので
中古良品と交換することで対応します。
他、高速シャッターにかなり大きなズレが出ています。
全体的に油切れの兆候も見受けられます。

これからさらに分解を進めて
各部点検整備一式を行っていきます。

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ニコンEMのカメラ修理

今日は「あかりの日」だそうですよ。
日頃、当たり前のことなのですが
灯りがちゃんと灯るってありがたいことですよねぇ~
山でテント泊するときなんかは
ヘッドライトやランタンの灯りが頼りなのですが
もし、それがなかったら一歩も動けないほどですし
本来、夜ってこんなに真っ暗なんだ。。。と痛感します。
夜になっても普通に生活できる灯りに感謝ですね。

さてさて

本日は「ニコンEM」のカメラ修理です。
1980年の発売開始のモデルで
「リトルニコン」というキャッチフレーズで
当時はもちろん、今でも人気の高いカメラですね。
同じ年に発売された「スーパーニコン」こと「F3」と
同じイメージを持つデザインで
カッコ良さとコンパクトさが見事に両立したカメラだと思います。
フィルム時代のニコンは
とにかく「軽量コンパクト」なカメラを作るのが苦手で
エントリー機といえどもしっかり頑丈に作り
そのため大きく重くなってしまう。。。という
ある意味「生真面目すぎる」ところがあったと思いますが
このEMだけはいい意味で肩の力の抜けたカメラなになっていると思います。

EMといえば「光漏れ」と「オート不良」が
定番のトラブルです。
他のニコン機に比べるとフィルム室の遮光を
モルトに頼る部分が多く
モルトがある程度劣化すると確実に光漏れを起こします。
オート不良の原因の大部分は
マウント部にある摺動抵抗の汚れや劣化が原因です。

今回、お預かりしたEMはご依頼者様のおじいさまが
使っていたカメラとのことです。
EMは外装の傷んだ個体も多いですが
今回のEMはさすがワンオーナー個体でキレイな状態です。
電子制御シャッター機でオート専用露出のため
露出計が動作しないと何もできませんが
今回はその露出計が全く反応していません。
加えてレンズのAi爪と連動する絞り連動環の動きが非常に悪い状態です。
付属の50mmF1.8レンズもカビが多く清掃が必要でした。

写真は各部点検整備一式を終えた後のものです。
EMらしい非常に軽快なシャッター音で動作しています。
レンズは多少、清掃では落ちない汚れがあるものの
通常の使用では問題ないレベルになりました。
EMにはやっぱりこのパンケーキに50/1.8が似合いますね。

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ニコンF2フォトミックのカメラ修理

今日は「バスの日」ということらしいですよ
最近はバスに乗ることも随分少なくなってしまいました
都内に住んでいると
やはりバスより圧倒的に電車に乗ることが多いですものね。
でも都心以外はバスのほうが交通機関の主力ですよね
私の地元、呉でも電車は呉線だけなので
市内の移動はもっぱらバスを利用していました。
私が高校生くらいの頃までは市営バスの床は
まだ板張りだったんですよねぇ。。。
雨の日に滑って転んだことを思い出してしまいます(笑)

さてさて

本日は「ニコンF2フォトミック」のカメラ修理を行っています。
今回、お預かりしているフォトミックは
露出計が随分、不安定です。
内部の抵抗が原因のことが多いのですが
今回は内部のリング状の摺動抵抗がグラグラにゆるんでいました。
外側から支えているコロが緩んでしまっていることが原因です。

シャッターは高速側でかなりズレとムラがあり
このままではかなり問題がある状況です。
内部を確認してみると以前にいじられた跡が残っているのですが
あまり良いいじられかたをされていないようです。
もちろん今回の整備で再調整後は全く問題ございません。

写真は既に整備完了後です。
非常に軽快にシャッターが切れるようになりました。
シルバーだと白黒ツートンのようなイメージですね。
これはこれでまたカッコ良いです。
Fフォトミックほどではないにせよ、パッと見た感じは
ちょっと頭でっかちに見えるフォトミックですが
見慣れてくるとその大きめなファインダー部が
迫力も剛性感もあって良いなぁ。。。と思えてくるから不思議ですね。
毎回、書きますがフォトミックファインダーを使用すると
ファインダー内で絞り値とSSが確認でき
快適なマニュアル露出を楽しむことができます。

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リコー500Gのカメラ修理

今日は「イタリア料理の日」だそうですよ。
若い頃はカッコつけてちょっとお高い「イタ飯」のお店に行くこともありましたが
最近はめっきりそういうこともなくなりましたねぇ(^^;)
でも美味しいパスタはたまには食べたいなぁ。。。
どこかパスタの美味しいお店を探さなくては。。。

さてさて

本日は「リコー500G」のカメラ修理を行っています。
生産時期も1年程度と短く見かけることも少ないカメラですね。
リコー35シリーズと並行して展開され
F2.8のレンズを使うことにより
より軽量コンパクトに仕上げられたカメラです。
大きさとしてはこのブログにもよく登場する
「コニカC35」と同じくらいの大きさです。
レンズはリケノン40mmF2.8
針挟み式のシャッタースピード優先AEを搭載しますが
マニュアルで露出も可能です。
(露出計はAE時のみ作動)
なかなか魅力的なスペックですね!

お預かりしている「500G」は
まずシャッターが切れません。巻上もロックしたままです。
レンズシャッター機の場合は
まずシャッター羽根の固着を疑うのですが
今回はそういう感じでもなさそうです。
露出計は電池を入れても全く反応しません。
まずは分解しつつ原因を探っていきます。

500Gはモナカ状に前板と裏蓋に挟まれるような
構造になっています。
裏蓋の内側はモルトで覆われていますが
もちろん劣化が進んでいるので全交換です。
シャッターが切れないのは
レリーズ状態にも関わらず
巻上ロックが解除されないためのようです。
指で軽く押したくらいでは動かないほどロック機構が固着しています。
露出計不動は電池室裏端子の腐食が原因のようです。

これからさらに分解を進め各部点検整備一式を行います。

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オリンパスペンEESのカメラ修理

今日は「マッチの日」ということですよ。
「ギンギラギンにさりげなくぅ~♪」のマッチではなくて
火をつけるほうのマッチですね(笑)
最近はマッチで火をつける機会なんてめっきりなくなりましたが
子供の頃はマッチで火をつけるってドキドキしましたねぇ
もちろん、じいさんの見ている前で
仏壇のろうそくに火をつけるくらいだったのですが。。。
あの火薬の燃える匂いが何とも良かったですね。

さてさて

本日は「オリンパスペンEES」のカメラ修理を行っています。
数日前にも同じモデルの修理をしていますが
今日はまた別の個体です。
でも今回も同じような症状で
シャッターが半開きのまま固着してしまっています。
シャッター羽根の様子から察すると
どうも油や汚れによる羽根固着ではないようです。
「まさか、また。。。かな???」と思いつつ分解していくと。。。
フィルム室側の4本のネジを外すと
レンズユニット及びシャッターユニットが外れるのですが
シャッターユニットが少し浮き上がった瞬間
「カシャン」とシャッターが閉じました。。。
「あぁ、間違いない。。。何かいるな。。。」と思い
外してみると。。。

写真をクリックして拡大していただければよくわかるのですが
ピンクの丸で囲まれているネジは
本来、白矢印の部分についているはずのネジです。
これが外れてしまいシャッターユニット内に挟まっていたようです。
このネジは3本でシャッターユニットを固定しているネジなのですが
外れていない残り2本もゆるゆるに緩んでいました。
ペンEE系は結構、内部のネジ外れによるトラブルが多いですね。
酷いものになると露出計(磁気を持っている)に
ネジが2,3本くっついてしまっていたことも過去ありましたね。

シャッターはこれでとりあえず動くようですが
他にも何かあるといけないので、このままシャッターユニットを
分解し、各部点検整備一式を行っていきます。

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ヤシカエレクトロ35GSのカメラ修理

今日は9月15日。。。「敬老の日」が9/15から
9月第三月曜日に変わってもう14年も経つのですね。。。
敬老の日が変更になってからも9月15日は
「老人の日」ということになっているのですね!
「老人の日」ってちょっと言い方が印象悪いなぁ。。。と思っていたら
もともとは「としよりの日」だったのが「言い方が酷い」ということで
「老人の日」に改められ、さらに「敬老の日」に変わったのですね。。。

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35GS」のカメラ修理を行っています。
「ろうそく1本の光でも写真が撮れる」を目指して作られたという
エレクトロ35ですが初代の発売は1966年です。
今回お預かりしている「GS」は小変更のあった「G」に
レンズが新コーティングのカラーヤシノンに変更されたモデルです。
ちなみにブラックモデルは「GTS」というネーミングになっています。
基本的な中身の構造は初代のエレクトロ35と同様です。

ブラックモデルも良いですが
個人的には初期のエレクトロのギラギラしたシルバーは
何とも言えず魅力的です。眺めているだけでも楽しくなってきます。
今回、お預かりしているエレクトロは
ご依頼者様のおじいさまのカメラということですが
保存状態も非常に良く正に「ギラギラ」としたシルバーです。
少々レンズとファインダーにカビがある以外は
外観上は全く問題なさそうです。
動作もとりあえずは動くのですが
オートが非常に不安定です。
それとは別の問題ですが電池室も緑青が出ていて
電源供給にも少々が不安があります。

エレクトロ35は電子シャッター機です。
このカメラのために作らせたといわれている
「HM-4N」という水銀電池を使いますが
今回は市販の電池アダプタ+4LR44で対応します。
オート不安定の原因は
レリーズ下のブッシュ劣化が原因のことが多いのですが
こんかいはそれだけでなく接点の汚れや劣化に原因がありそうです。
これからシャッターユニット周りから
各部点検整備一式を行います。

ニューキャノネットQL17のカメラ修理

1959年のこの日に当時のソ連が打ち上げた
ルナ2号が月の表面に衝突し
人類史上初となる月に到達した宇宙船となりました。
もちろんまだ無人の宇宙船です。
人類が実際に月に着陸するのはこの10年後ですね。
今年も月が美しく楽しめる季節が近づいてきました。
次の満月はいわゆる「中秋の名月」ですね。

さてさて

本日は「ニューキャノネットQL17」のカメラ修理を行っています。
発売は1969年、私が生まれた年でもあり
アポロ11号計画で人類が初めて月に降り立った年でもありますね。
この「ニューキヤノネット」は
従来のキヤノネットの機能はそのままに大幅に小型化されたモデルです。
キャノン40mmF1.7のレンズを搭載し
シャッタースピード優先AEが使用できます。
後に発売される「GⅢ」がキヤノネットとしての最終モデルですが
バッテリーチェック等の細かな部分を除いては
この「ニューキヤノネット」とほぼ同一です。
「QL」ということでキャノンお得意の
フィルムクイックローディング機能も搭載されています。

お預かりしたニューキャノネットは一見キレイな外装で
シャッターも一応切れるのですが
レリーズボタンを押すとなかなか元の位置に戻ってきません。
露出計の針も挟み込まれたままになっているようです。
裏蓋の開いている状態だと
このカメラはカウンターが1になるまでは
何度も巻き上げられるようになっているので
巻き上げているうちにレリーズが戻ってくれるのですが
フィルムが入った状態だと巻上ロックしたままになるようです。
さらに問題なのはレンズ前玉周辺部にかなりの
クモリが発生しています。
これはニューキャノネット及びGⅢに多い症状ですが
基本的にコーティングの劣化によるクモリなので
清掃では取れません。
部品取り用ボディからもう少し状態の良いレンズを
移植することで対応します。

レリーズ異常の原因は最初よくわからなかったのですが
この写真の段階まで開けた時にわかりました
レンズボードを留めている4箇所のネジが
緩んでいて微妙に遊びが出ているため
レリーズが戻らず、露出計の針も挟み込んだままになっているようです。
これから本格的に各部点検整備一式を行います。

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オリンパスペンEESのカメラ修理

昨日はお休みだったのですが。。。。
久しぶりに以前住んでいた厚木市内を撮り歩いてきましたが
午前中は強烈な豪雨&雷。。。
午後は何とか雨は止んだもののイマイチな曇天の中
目的のひとつであった彼岸花はちょっと早すぎたようで
ほとんどつぼみ。。。(汗)
フィルムも使い切り帰りのバスに乗り込んだ後に
まさかの見事な夕焼け&虹。。。と
天候に翻弄された1日でした(笑)

さてさて

本日は「オリンパスペンEES」のカメラ修理を行っています。
発売開始は1962年。露出はオート専用で行い
ピントはゾーンフォーカースによる目測式です。
他のペンシリーズやトリップ35等でも採用されていますが
光量不足の場合は赤ベロと言われる
警告がファインダー内に現れ、シャッターもロックされます。
これによりレンジファインダー機でよくある
「キャップを付けたままシャッターを切ってしまう」ことを
予防できます。(私も何度も他機種で何度もやったことがあります)
そういう機能面も優れていますが
やはりレトロなデザインと使いやすさが一番の魅力であるカメラです。

今回、お預かりしたペンEESは
まずシャッター羽根が開きっぱなしで固着しています。
分解した際にわかったのですが
シャッター羽根の粘り等ではなく
緩んで外れてしまった内部のネジが
シャッター駆動部に挟まれていたことが原因でした。
他、赤ベロは内部部品の一部変形により作動せず
セレンは劣化にてほとんど起電しない状態です。

セレンは起電する中古品との交換で対応いたします。
シャッターが動かない状態で
動かそうとしたのか何箇所か部品の変形も見られるので
修正しながら動きを確認していきます。
シンプルなレンズシャッターで露出は針挟み込み式で
2速あるシャッター速度(1/250、1/30)を切り替えつつ
絞りを制御する仕組みになっています。
シンプルな構造ですが非常によく考えられた作りになっています。

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