カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

キヤノンEFのカメラ修理

今日は「日本三景の日」だそうですよ。
松島、天橋立、宮島、ですね。
広島出身なので宮島には子供の頃から
何度も行っていて比較的身近な感覚ですが
松島、天橋立には行ったことないのですよねぇ。。。
天橋立は子供の頃、何故か絵葉書が家にたくさんあって
それでよく眺めていた記憶はあるのですが。。。
松島のある東北は未だ足を踏み入れたことないエリアだし(汗)
なかなか遠出する気分にもならないから
なかなか訪れることはないかもしれません。。。(苦笑)
ちなみに今年は通常通り宮島水中花火大会が開催されます。
8月24日(土)だそうです。
あぁ。。。宮島の花火大会はもう一度行きたいですねぇ。。。
これがまたなかなか行きにくいのですが。。。

さてさて

本日は「キヤノンEF」のカメラ修理を行っています。
キヤノンFシリーズの一員とはなりますが異端児的な存在です。
当時のキヤノンのラインナップの中で
唯一の縦走りシャッターを採用しています。
シャッターユニットはお馴染みのコパルスクエアです。
1/1000~1/2秒は機械制御シャッターですが
1秒以上のスローシャッターは電子制御です。
電子制御といってもちょっと変わっていて
例えばシャッタースピード2秒で動作させると
1.5秒は電子制御でシャッターを開いておき
残りの1/2秒はスローガバナーを使った機械制御で駆動する。。。といった
動作を行います。1秒以上のスローシャッターは同じパターンです。
なので、電池を抜いている場合には
1秒以上のスローシャッターは全て1/2秒で動作していまいます。
ちょっと変則的なハイブリッドシャッターです。

お預かりしている「EF」は電子制御シャッターも正しく動作していて
露出計・オートは少々ズレはあるものの
こちらも一応動作しているのですが
何故か上カバー上の赤ランプが常時点灯したままです。
この赤ランプはバッテリーチェックボタンを押された場合に点滅し
加えてシャッター電子制御時に点滅します。
(例えば先述の例でいうとSS2秒設定時に電子制御する1.5秒)
それ以外の場合は消えていなくてはならないランプです。
他、モルトが全滅で、ファインダー内はモルト屑だらけです。
全体の整備も合わせて行います。

赤ランプが点かないというパターンは比較的よくある修理で
原因もいくつ思い浮かぶのですが。。。
点きっぱなしというのは基板に問題があるのではと思われます。
機械制御部の整備を行いながらいろいろ試してみます。
最終的には基板交換すれば解消するとは思いますが。。。

EFはAE-1を開発している間の繋ぎのカメラ。。。ともよく言われますが
構造もなかなか面白くしっかり造られているカメラです。
さらにデザインがキヤノンらしくて良いですよね。
ちょっと大柄ですが非常にスタイリッシュなカメラだと思います。

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ペンタックスMEのカメラ修理

今日は「月面着陸の日」だそうです。
1969年のこの日にアポロ11号が月面に着陸し
人類が初めて月面に降りたった日です。
(日本時間では7/21早朝)
私が生まれた年だからちょうど50年なのですね。
子供の頃、近い将来、月に住めるとまではいかなくても
月面基地とかできるだろうなぁ。。。と思っていたのですが
なかなか難しいようですね。
(月面基地計画はいろいろあったらしいのですが
予算が確保できずほとんどが中止されています)
月面着陸はさておき
私達にとって一番身近な天体なことは間違いないですね。
たまにはゆっくり月を眺めながら
色々な思いを馳せるのもいいですね。

さてさて

本日は「ペンタックスME」のカメラ修理を行っています。
1976年発売で「ペンタックスMシリーズ」の中核となるモデルです。
Mシリーズ最初のモデルであるMXは全く構造が異なりますが
それ以外のMシリーズは基本的にMEがベースとなっています。
セイコー製のコンパクトな縦走りシャッターユニットを採用し
当時最新の電子制御でシャッターは駆動されます。
シャッターのみならず全体的にも非常に軽量コンパクトです。
露出は絞り優先AE専用となり
B(バルブ)とフラッシュ同調用の1/100は電池がなくても動作します。

ME系のモデルといえばミラー駆動部のゴムブッシュ劣化による
ミラーアップやチャージ不良がトラブルの定番で
今回お預かりしているMEもミラーアップしたままので
いつものパターンかな。。。と最初は思ったのですが。。。
ミラーアップとはいえ上がりきったところで止まっているのではなく
中途半端なところで止まっています。
巻上レバーは巻上途中で動かなくなっている感じです。
ちょっといつものパターンとは様子が異なります。

今回のトラブルの主な原因は
巻上レバークリック(格納した状態から引き出すときのクリック)のための
板バネが折れてその破片が巻上部に入り込んでいることでした。
ME系の巻上クリック板バネの破損自体はよくあるトラブルです。
それと合わせてやはりミラー駆動部の動きも非常に悪い状態だったので
もちろん並行してそちらの整備も行います。
電子制御シャッター機の中では
比較的整備性がよく電子基盤も完全に分離しやすいカメラです。
機械的な部分に問題がない状態にして組み上げ
電子制御(露出計、オート制御等)の調整を行います。
分解前に全く動作確認ができなかったので
心配された露出計や電子制御部分については
調整は必要ですが動き的には問題はありませんでした。

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オリンパスフレックスのカメラ修理

今日は「やまなし桃の日」だそうですよ。
初夏から夏にかけての果物といえば
やはり桃が一番ですよね!
子供の頃、暑い季節になってくると
朝ご飯の最後に桃が良く出ていたので
桃といえば夏の朝のイメージです。
個人的に果物の中で一番好きかもしれません。
で、山梨の桃がこれがまた美味しいのですよねぇ。。。
南アルプスや八ヶ岳に頻繁に登っていた頃は
帰りに果樹園や道の駅でよく桃を買って帰りました。
それなのに今年はまだ食べてない。。。
とりあえず帰りにスーパーで桃買って帰ろう!
もちろん今日は山梨産で!

さてさて

本日は「オリンパスフレックス」のカメラ修理を行っています。
二眼レフブームの頃には小さなメーカーがたくさんあって
色々な二眼レフが作られていました。
後の時代にも残る大手メーカーとしては
ミノルタやヤシカ、リコーが二眼レフメーカーとしても有名ですが
オリンパスも二眼レフを生産していました。
それが今回の「オリンパスフレックス」です。
オリンパスはそれまでも他のメーカーの二眼レフや
フォールディングカメラにズイコーレンズを供給していましたが
このオリンパスフレックスで満を持して二眼レフデビューだったわけです。
オリンパスフレックスと言っても幾つか種類があるのですが
今回お預かりしているのはおそらく「BⅡ」型だと思われます。
75mmF2.8のズイコーレンズを搭載します。
F2.8の大口径は国産としては初めてのものだそうです。
フィルム装填はスタートマーク式のセミオートマット
セルフコッキングこそ装備されていませんが
二重露光防止のための切替SWが装備されています。
レンズの間にあるダイヤルでSSと絞りを設定しますが
二眼レフではめずらしくSS・絞りともにクリックがあり
これも二眼レフとしては珍しくダイヤルそのものに値が刻印されています。

お預かりしているオリンパスフレックスは
まずシャッターが切れません。
シャッターの粘りもあるようですが
どうやらレリーズロックが悪さをしているようです。
さらに問題なのは絞り羽根が一部外れているらしく
絞ったときの絞りの形状がおかしなことになっています。
後で分解してわかったのですが
絞り羽根を留めてあるピン(ダボ)は無事で単純に外れていただけでした。
絞り羽根にも粘りがあったので
おそらく動きにくい状態で無理に動かしてしまったため
外れてしまったものと思われます。
二眼レフだけではなくレンズシャッターで絞りが重い場合は
決して無理に動かさず、修理・点検に出されることをお勧めします。
この時代のズイコーレンズは他の二眼レフやフォールディングカメラに
搭載されているものも含めクモリが酷い場合が多いのですが
今回は清掃で問題ないレベルまでキレイにすることができました。

写真は一通り整備が終わった後のものです。
様子見も終わり後は最終チェックを行って問題なければ感性です。
さすが最高級機といったところで
見た目も操作感も非常に質感の高い1台です。
こういうのを見ているとやたらと二眼レフを集めたい衝動に
駆り立てられてしまいます(汗)

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コニカC35のカメラ修理

今日は「光化学スモッグの日」なのだそうです。
1970年のこの日に光化学スモッグによる被害が
最初に明らかになった日だそうです。
それより以前にも農作部等に光化学スモッグが原因と思われる
被害等は後からわかったのだそうです。
大気汚染の一種ですが1970年代のピークほどではないものの
毎年のように光化学スモッグ警報は出ていますね。
ここのところ関東はずっと梅雨空ですので出ませんが
晴れて日差しが強く気温が高いと発生いやすいのだそうです。
大気汚染は本当に怖いですよね。
一旦発生してしまうとどうしたって影響を受けるでしょうし。。。
光化学スモッグだけの話ではないのですが
世界人口の約90%が汚染された大気の下で暮らし
それが原因で年間700万人が死亡しているという推計もあるそうです。
安心して気持ちよく深呼吸ができる環境になってほしいですね。

さてさて

本日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
いわゆる「じゃーに~コニカ」として一世を風靡したコンパクトカメラです。
非常にコンパクトなボディにレンジファインダーを装備し
露出はプログラムオート専用で簡単に撮影ができる。。。
まさに旅行やお出かけのお供に最適なカメラです。
テレビCM等の効果もあって爆発的なヒットとなり
現存する個体数も非常に多いカメラです。
ただ、個体数が多いこととお求め易い価格のため
かなり荒っぽく扱われた個体も多く
現状でそのままストレスなく使える個体はかなり少ないと思われます。

お預かりしているC35はシャッターが切れないということです。
外装は比較的キレイで貼り皮も色違いのものに張り替えてあります。
何故かセルフタイマーレバーを留めているカニ目のついた
化粧板は全く違うカメラのものが移植されており
セルフタイマーレバーも全く手応えなくグラグラです。
巻上レバーの化粧板にも外すときについたと思われる
傷があるのでおそらく分解品だと思われます。
ちょっと嫌な予感がしますね。。。

シャッター不動の原因は
当初はC35にありがちなシャッター羽根を駆動する円盤部の
動作不良かと予想していたのですが
やはり素人による分解品のようで
シャッターユニットの組み込みが間違っていることが原因でした。
さらにセルフタイマーユニットは内部で脱落しており
(もはやネジさえ付いていない)
ホットシューに繋がるリード線は上カバーに挟まれて断線しており
巻上部の組み間違いもありました。
他にもこれも分解が原因と見られるフィルムカウンター不良があり
これは分解は関係なくおそらく落下させてしまったものと思われますが
ピントリングに歪みが確認できました。
ちなみにピントリングの歪んでいるC35は比較的見かけることが多いです。
ピントリングとオート切替リングの隙間が
一定になっていないので良く見ればすぐにわかります。
酷いものになると無限遠まで回らないものもあります。
レンズ側から落下させると割りと簡単に
歪んでしまうので注意が必要です。

基本的には針挟み込み式のプログラムオート機なので
シンプルなカメラですが明らかに前回の分解組み立てが
酷すぎるので慎重に細かいところまでチェックしていきます。
こういう個体は通常なら考えられないところで
部品の変形や異常が見つかることもあるためです。
どういう経緯でご依頼者様が
手に入れたものかはわかりませんが
これからは何とか気持ちよく使っていただける状態に整備していきます。
今回は問題ない状態に復帰できそうですが
あまり酷い分解品だとカメラの機種に関わらず
修理不能な場合も多いです。
これからカメラを手に入れられる場合は
ある程度は信頼できるルートで入手されるようご注意ください。

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ミノルタハイマチック7のカメラ修理

今日は「漫画の日」だそうですよ。
ちなみに2/9も「漫画の日」で、11/3は「まんがの日」だそうです。
由来はそれぞれあるのですがここでは割愛しますね。
アニメや漫画原作の実写版とかは全く興味ないのですが
漫画はいくつになっても読んでしまいますねぇ。。。
ちょっとした時間に少しだけ読んでもいいし
一度読んだものでも良いとこだけ簡単に読み返せますし。。。
おまけに今は電子コミックで
スマホさえあれば気軽に試し読みしたり
気に入れば簡単に購入できたりするので便利ですよねぇ。。。
いや、気軽に買い過ぎないように注意してはいるのですが。。。(汗)

さてさて

本日は「ミノルタハイマチック7」のカメラ修理を行っています。
「7」といっても7代目なわけではなく
1961年に発売された初代ハイマチックに続く
2代目のハイマチックです。1963年発売です。
初代ハイマチックのアンスコへのOEM機
「アンスコオートセット」がフレンドシップ7(マーキュリーアトラス6号)に乗せられて
宇宙に行った初めてのカメラということを記念して
フレンドシップ7にちなみ、
2代目のハイマチックは「ハイマチック7」になったのだそうです。
これ以降、ミノルタのカメラにとって「7」は
ちょっと特別な数字になっているような気がします。
初代ハイマチックはプログラムAE専用機でしたが
ハイマチック’はプログラムAEはもちろん
マニュアル露出も可能になりました。
マニュアル時、プログラムAE時、両方で露出計は動作しますが
表示はEV表示です。
レンズはロッコールPF45mmF1.8
シャッターユニットはセイコーシャLAで最高速は1/500で
低速側は1/4までです。(もちろんBもあり)

お預かりしているハイマチック7は
まず露出計が動きません。
電源が全く露出計まで届いていないようです。
露出計本体はおそらくそれほど問題ないと思われます。
加えて先日のブログのリコー500Gと同じで
シャッタースピード設定がどこだろうと
同じシャッタースピードで切れてしまっているようです。
これも先日の500Gと同様で
シャッターユニット部の速度制御部分が固着してしまい
調速カムに連動しないものと思われます。
さらにシャッター羽根、絞り羽根共に粘りが見られるようです。
露出計周り、シャッターユニット、等々
一通りの整備が必要な状態です。

この時代のレンズ固定式レンズシャッター機は
少々大柄ではありますが
その分、中身に余裕があり整備性は非常に良好です。
後々のメンテナンスのこともしっかり考えられていると思います。
部品そのものも頑丈にできており
しっかり整備すれば大抵のものがきちんと作動するようになると思います。
もちろん今回のハイマチック7も快適に動作するようになりそうです。
作られてから50年以上経過していますが
今の時代もしっかり撮影することのできる
この時代のフィルムカメラはやはり良いですね。

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リコー500Gのカメラ修理

今日は「海の日」で祝日ですね。
世界でも「海の日」を祝日にしているのは
日本だけなのだそうです。
海の日がハッピーマンデー制度になって
7月第三月曜になってから随分経ちますが
今年のように15日が海の日だと
まだ梅雨真っ盛りで海の日らしくないですね
やはり20日前後で梅雨明けと同じ時期に
海の日というのが気持ちよいような気がします。
ちなみに来年は東京オリンピックとの兼ね合いで
23日(木)が「海の日」なのだそうです。

さてさて

本日は「リコー500G」のカメラ修理を行っています。
1972年発売のコンパクトカメラです。
レンズはリケノン40mmF2.8でレンジファインダーを搭載し
露出はシャッタースピード優先AEとマニュアル露出が使えます。
このタイプのカメラだとマニュアル露出時には
露出計がオフになる仕様のものも多いのですが
500Gはマニュアル時にも露出計は動作します。
オートのつもりで撮影してしまうことのないように
マニュアル時にはファインダー内に「M」の文字が表示されます。
コンパクトでレンジファイダーでマニュアル露出可能のカメラとなると
意外と種類は少ないので
もっと人気があっても良いカメラだと思うのですが
今のところ地味なイメージのカメラですね。
個人的にはかなり良いカメラだと思うのですが。。。

お預かりしている500Gは
まずシャッタースピード制御が全く効かず
シャッタースピードをいくらに設定しようとも
常に最高速で切れてしまっているようです。
シャッターユニットの調速カムと連動する部分が
固着してしまっているものと考えられます。
さらに絞り制御も全く効いていないようです。
こちらはおそらく絞り羽根の固着かと思われます。

写真は一通りの整備が終わった状態でのものです。
シャッタースピードはもちろんきちんと制御できるようになり
オート時の絞り制御も問題ありません。
ファインダー・レンズもお預かり時よりも格段にクリアになりました。
スペック的にはキヤノネットG-Ⅲあたりに近いのですが
レンズが小さいこともあり(G-ⅢはF1.7orF1.9)ボディも含め
キヤノネットよりも全てのサイズが一回り小さいです。
ボディの大きさ的にはコニカC35と同じくらいです。
(ただしレンズがC35よりは大きく出っ張っています。)
普段はAEで気軽に撮り
難しい露出のときや意図的に露出コントロールいたいときには
マニュアルも使える。。。やはりかなり使い勝手の良いカメラだと思います。

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ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「ひまわりの日」だそうですよ。
。。。とはいっても花のひまわりではなく
「気象衛星ひまわり」の日なんだそうです。
1977年のこの日に日本初の静止気象衛星
「ひまわり1号」が打ち上げられた日なのだそうです。
「気象衛星ひまわり」の名前はテレビとかでも
見ることが多いですよね。
現在、稼動しているのは「ひまわり8号」で
既に2016年に「ひまわり9号」も打ち上げられており
2022年から運用を開始する予定なのだそうです。

さてさて

本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
ミノルタ初の一眼レフ「SR-2」の翌年1959年に発売された
ミノルタの一眼レフとしては第二弾にあたるモデルですが
発売以降毎年のように毎年のようにマイナーチェンジされ
ボディ形状だけでも4種類存在します。
基本的な構造やスペックは共通ですが
内部機構も生産時期によって結構異なるので
修理する立場としては少々そのあたりに注意の必要なカメラです。

お預かりしている「SR-1」は
1963年発売の4代目にあたるモデルになります。
その前年に登場したSR-7に近いボディ形状になり
フィルムカウンターが巻上クランク側に配置されています。
ご依頼者様が昔から所有している個体とのことですが
発売から50年以上経過しており
さすがにいろいろと問題も発生しています。
各部に油切れの兆候が出ており
中でも問題はシャッタースピードです。
最高速の1/500で測定してみると
幕の走り始めで既に1/200前後しか出ておらず
画面中央付近で約1/125
走り終わり付近にいたっては1/80くらいしか出ていません。
幕速を計ってみても後幕が異様に遅いことがわかります。
走行中にスリットがどんどん開いているような状態です。
加えて付属するオートロッコールPF55mmF1.8を装着すると
レンズロックが効かず最後までしっかり回しても
ロックされず反対に回すと外れてしまいます。
このレンズを他のボディに付けてみるとちゃんとロックされるので
ボディ側のロック機構に問題があるようです。
実はこの症状、SR系ではたまに見かけるトラブルで
ロック部品の変形か磨耗が原因と思われます。

まずはここからさらに分解を進めて
シャッターユニット周りから整備していきます。
巻き上げ部やミラー駆動部も油切れで動きが悪いようなので
駆動部分はしっかりと清掃整備を行っていきます。

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オリンパスペンSのカメラ修理

今日は「もつ焼きの日」だそうですよ。
焼肉全体が好きですが
もつ焼きはまた一段といいですよねぇ。。。
ホルモン、シマチョウ、ミノ、ギアラ。。。
そうそうハラミも「もつ」に入りますね。
最近、焼肉に行くと脂濃くて「カルビ」はあまり食べられず
最近はロースを食べていることが多いのですが
「もつ」は脂の塊のはずなのに
いくらでも美味しくいただけるのでよねぇ。。。不思議です。
少し脂っぽくなってしまった口を
ビールで洗い流すのがまたこれが最高なのです。
やはり夏は焼肉とビールですね。
近いうちにまた行ってこよう!

さてさて

本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
初代ペン発売の翌年(1960年)に発売された
ペンの上位機種です。
Dズイコー3cmF2.8を搭載し
シャッターユニットはコパル製で5枚羽根となり(初代ペンは2枚羽根)
B・1/8-1/250の6速となりました。
露出計を持たないシンプルな作りですが
シャッターユニットも高品位なものとなり
現在でも非常に人気の高いカメラです。
ペンですからもちろん非常にコンパクトで
適度な重量感も高い質感に一役買っています。
ちなみに当店に修理依頼で入ってくるペンは
この「ペンS」と「ペンEE系」が圧倒的に多いです。
全てマニュアルですが融通の利く「ペンS」と
基本的に構えて押すだけの気軽な「ペンEE」
機能としてはある意味、対照的な2種ですが
どちらもそれぞれ魅力的ですね。

お預かりしているペンSは
定番ともいえるシャッター羽根の粘りが見られ
これまた定番の巻止めが効かない症状が見られます。
以前にも書きましたが
巻止めが効かないのも結局はシャッター羽根の粘りが原因です。
見た目は羽根が閉じているように見えても
最後まできっちり閉じていないために出る症状です。
やはり長い間、使われていなかった個体と見られ
モルトは全滅、ファインダー、レンズにカビも散見されます。

一通り整備が完了し少し様子見をしている段階です。
レンズシャッターにありがちな羽根の粘りや固着は
どこからか回ってきた油が羽根に付着することが原因ですが
羽根とそのまわりをしっかり清掃したつもりでも
時間を置くとまたどこからともなく染み出してくる場合が
たまにあるので時間は長めに置いてから
最終チェックを行います。

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ミノルタフレックスのカメラ修理

今日は「人間ドックの日」らしいですよ。
あぁ。。。そうですよねぇ。。。
カメラの点検整備ばかりやっていないで
自分の身体の点検整備しなくては。。。(苦笑)
年齢的にも何が起こってもおかしくないし。。。
少し昔に大病を患ったせいで年に1回のCT検査と
それとは別の理由で毎月血液検査だけは行っているのですが
これだけじゃ全然足りませんよねぇ。。。
元気良く仕事するためにも近いうちに私も人間ドック行ってきます!
(でもなんだかんだで後回しになってしまうんですよねぇ(汗))

さてさて

本日は「ミノルタフレックス」のカメラ修理を行っています。
ミノルタの二眼レフは「ミノルタフレックス」、「ミノルタコード」
「ミノルタオートコード」と1930年代から60年代の後半まで生産されました。
「ミノルタフレックス」は1937年の初期型が最初の発売ですが
この時代のカメラによくある話で
モデル名そのままにいろいろなタイプが存在します。
今回お預かりしている「ミノルタフレックス」は
いわゆる「Ⅲ型」でミノルタフレックスとしては最終モデルとなります。
いわゆる当時の最高級機であり価格もかなり高額で発売されていました。
それほどの高級機でありながら
比較的現存している個体は多く
ミノルタフレックスⅢがかなりヒットしたカメラだということがよくわかります。
このⅢ型の発売(1954年)の前年には
普及機として最初のミノルタコードが発売されており
その後、ミノルタコードが機能追加等により
主力モデルとなりさらにミノルタオートコードへと進化していきます。

ミノルタフレックスⅢはロッコール75mmF3.5レンズを搭載し
シャッターユニットは当時の最高級シャッターとも言える
セイコーシャラピッドで最高速は1/500です。
フィルム装填はスタートマーク合わせ式のセミオートマットです。
セルフコッキングはまだ対応していませんが
シャッターチャージレバーや絞り・SSレバーは大きくて
操作しやすくビューレンズ上面に絞り・SS値が表示されるため
構えた状態で非常に操作しやすいカメラです。

お預かりしているミノルタフレックスⅢは
一応、シャッター等は動作するのですが
レンズのカビ・汚れが酷い状態です。
定番ですがファインダーミラーも劣化しており
スクリーンの汚れも相まって
ファインダーはかなり見え辛い状況です。
お預かり時には一応、シャッターは切れているな。。。と思っていたのですが
整備前にしっかりチェックしてみると
それなりにシャッター羽根は粘っているようで
羽根の動きも悪く、絞り羽根にも油滲みが見られます。

写真は一通り整備が完了した状態です。
シャッター羽根・絞り羽根洗浄、レンズ清掃
ミラー交換、ファインダー清掃等々、各部点検整備一式です。
心配されたレンズのカビ・汚れは
キレイに除去できました。
もともとあった若干の拭き傷は残りましたが
撮影には全く影響ないレベルです。
ファインダーもお預かり時に比べると格段に見やすくなりました。
ちなみにミノルタフレックスⅢは
まだフレネルレンズ等は装備しておらず
スクリーンは基本的にスリガラスなのですが
中央部に「フォーカスアイ」と呼ばれていた集光用凸レンズが付けられています。
(ついていないものも存在します)

外装もできる限り清掃したので
きっと気持ちよく使っていただけると思います。
こうして見ているとやはり高級機ですね。
眺めているだけでもその質感が楽しめます。

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ミノルタXDのカメラ修理

今日は「ラーメンの日」だそうですよ。
ラーメンを最初に食べたとされる
徳川光圀(水戸藩主、水戸黄門)の誕生日であることと
「7」がレンゲ、「11」を箸に見立てているのだそうです。
お店で食べるラーメンから袋ラーメンやカップ麺のインスタントも含め
どれも美味しいですよねぇ。。。
基本的には長年、細麺で豚骨の博多ラーメンが好きですが
たまに無性に食べたくなるこってりした横浜家系ラーメンも好きですし
随分ご無沙汰してしまっていますが
尾道ラーメンも良いですよねぇ。。。
味噌系以外のラーメンは大抵好きかもしれません(笑)
ツイッターでは何度かつぶやいていますが
袋ラーメンは子供の頃からお馴染みの
「チャンポンめん」が最強です。(個人的主観です)
こちらにいるとなかなか手に入らないのですが
まだ家に少しあるから今夜は「チャンポンめん」にしようっと(笑)

さてさて

本日は「ミノルタXD」のカメラ修理を行っています。
それほど台数は多くはありませんが
コンスタントに修理依頼のあるカメラです。
新品で売っていた頃から
電装系に少々難のあるカメラとして有名で
当店でも「修理不能」と判断せざるを得ないことが
たまにあるカメラです。
しかしながら、秀逸なのはその使い心地で
巻上の滑らかさ、アキューマットスクリーンを採用した
明るくてピントのキレの良いファインダー
上品なシャッター音等々
写真を撮る行為そのものが楽しくなるカメラです。
適度に凝縮感のある端正なデザインも魅力的です。

お預かりしている「XD」は
ご依頼者様が最近手に入れたものとのことです。
一通り動作はしているようなのですが
電源が不安定でシャッターも切れたり切れなかったりしています。
シャッタースピード、オート制御も不安定で
特にシャッタースピード優先AE時の制御が不安定です。
XDによくあるシャッタータイムラグはさほど感じないのですが
やはりミラー駆動や絞込みレバー等の動きは鈍く
全体的に動きをよくする整備と
各接点の清掃が必要な状態だと思われます。

ミノルタお得意のユニットシャッターで
ミラーボックスとシャッターユニットが一体でごっそり外れます。
ここから先の分解がなかなか厄介なカメラです。
写真は作業途中で撮ったものですが
実際は既に作業は完了していて組みあがっています。
XDはここからが意外に時間がかかり
少し様子見をしているとシャッタースピードやオートが
再び不安定になってしまい再作業となるパターンも多いのです。
一旦安定してしまえばまず大丈夫なのですが。。。
そのため通常より長めに時間を空けながら
テストを繰り返します。

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