ミノルタSR-Tスーパーのカメラ修理

今日は「旅の日」だそうですよ。
1689(元禄2)年5月16日(旧暦3月27日)、
俳人の松尾芭蕉が門人の河合曾良を伴って
江戸を立ち、『おくのほそ道』(奥の細道)の旅へ
出発したことが由来となっています。
出かけるのは嫌いではないですが
何泊もする旅行に積極的に行きたいとは
それほど思わないタイプです(苦笑)
年とってからさらにその考えが強くなってしまいました…
要は「めんどくさい」が勝ってしまうのですよね(笑
まぁまとまった休みのときは
地元・呉に墓参りがてら帰るので
それで十分楽しめるし問題ないかと…
でも日帰りでなら割と行けるところまで遠くに
出かけたりはしています。
同じような日常ばかりじゃ飽きちゃいますものね。
ちょっと遠くに行って
日頃見られない景色や空気を感じるだけで
十分に気分転換になりますね。

さてさて

本日は「ミノルタSR-Tスーパー」の
カメラ修理を行っています。
1973年に発売されたカメラです。
ロングセラーでヒット商品だった
「SR-T101」をベースに
機能がいくつか追加変更されたカメラです。
スクリーンがスプリット/マイクロプリズム式となり
レンズの設定絞り値が直読式で
ファインダー内から読み取れるようになりました。
これでファインダー内で絞り/SS、両方の露出設定が
把握できるようになりました。
直読式の窓を追加するにあたりペンタ部のデザインも変更されています。
そしてアクセサリーシューが接点付きになりました。
基本的な機構や機能は既に使いやすさで評価の高かった
「SR-T101」と同様です。
「SR-Tスーパー」は「SR-T101」のモデルチェンジ版というわけではく
従来の「SR-T101」も同じタイミングで小変更を行い
引き続き併売されています。
そして1975年にはマイナーチェンジで
それぞれ「SR505」「SR101」となり
これがSRシリーズ最終機となります。

お預かりしている「SR-Tスーパー」は
お馴染みのミラーアップトラブルで
シャッターを切ると頻繁に
ミラーアップしたままになってしまいます。
そしてさらにその際にミラー根元部の
遮光用の布が本来の位置から外れて
垂れ下がってしまっています。
このまま撮影に使っていると
写真の一部にこの遮光布が映り込んでしまいます。
この布が外れて垂れ下がってしまう症状は
SRT系では意外とちょくちょくあるのですよね。
普通にシャッター切っていると気づきにくい部分なので
しっかり対策を行います。
ミラーアップ自体はシャッターの動きの悪さが原因かと思われます。
当然ながらその状態ではシャッタースピードの精度も出ていないので
幕軸を入念に清掃調整し本来の動きを取り戻す作業を行います。
加えて露出計は動作はしていますがSW部接触不良で
動きが不安定です。
こちらも接点、ハンダ劣化の対策を行なった上で調整を行います。

連動糸が多少邪魔なのはいつものことですが
SR-T系のカメラは頻繁に修理を行うカメラなので
慣れてしまえば大きな問題はありません。
基本的には整備性も良好で
整備調整を行いやすいカメラです。
ファインダ―周りやミラーボックス周辺に
モルトが意外と多く使われいて
ファインダーが屑だらけになってしまうので
このあたりの処置も入念に行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

ニコレックスFのカメラ修理

今日は「ヨーグルトの日」だそうですよ。
ヨーグルトを研究し、ヨーグルトが健康に良いと
世界中に紹介したロシアの微生物学者
イリヤ・メチニコフ博士が生まれた日に由来しているそうです。
ヨーグルトは身体に良いといいますものね。
私も常にヨーグルトは家の冷蔵庫に
切らさないように常備していて
ちょくちょく口にするようにしています。
でもヨーグルトの乳酸菌は、腸内定着することはできないそうです。
ただその菌体や代謝産物が腸内で有効に働き
結果として、腸管免疫系を活性化させるとされているそうです。
乳酸菌は体に良いと医学界では推奨されていますが
乳製品は飽和脂肪酸を多く含むため
1日の摂取量は約50g以下が推奨されている場合があるそうです。
なにごとも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ってことですかね。

さてさて

本日は「ニコレックスF」のカメラ修理を行っています。
1962年発売のカメラです。
ニコレックスシリーズはニコン一眼レフの
最初の普及機のシリーズですが
他のモデルがレンズシャッターのレンズ固定型なのに対して
今回の「ニコレックスF」のみが
フォーカルプレーンシャッターを搭載した
レンズ交換式一眼レフです。
フラッグシップの「F」以外では
初のFマウント採用モデルとなります。
シャッターは初期の「コパルスクエア」を採用しています。
製造から最終組み立てまで全ての工程を
ニコン社外で行っていたカメラです。
ニコッレクスシリーズは現在となっては
非常にユニークなモデルが揃っているともいえますが
当時のニコンとしてはいろいろな要因があって
決して成功とは言えなかったシリーズだと思われます。
ただ、この経験があったからこそ
次のニコマートシリーズでニコンらしい
質実剛健な中級機のシリーズが生まれたのだと思います。

お預かりしている「ニコレックスF」は
とりあえずシャッターは切れるものの
かなり長い間放置されていたと思われ
いろいろな部分の動きが鈍い状態です。
スローシャッター域は全てダメで
スローガバナーが全く連携せず一定速で切れてしまいます。
搭載されるコパルスクエアはユニットシャッターですが
スローガバナーはシャッターユニット外に設置され
「(ニコッレクスの場合は底部)
そのリンク部分が固着してしまっているようです。

内部はやはりニコンらしくはないですね。
内部にモルトが多用されていて
もちろん全て劣化してボロボロになっているので
ファインダーをはじめ いろんなところに
モルト屑が入り込んでしまっています。
さらさらのモルト屑ならまだマシなのですが
汚れや油分が加わると粘着質となり
いろいろなトラブルの原因となってしまいます。
加えて巻上等の駆動部は油切れで
動きが非常に悪い状態なので
全ての駆動部の清掃整備注油を行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

ニコンEMのカメラ修理

今日は「温度計の日」だそうですよ。
水銀温度計を発明し
華氏温度目盛りに名前を残す
ドイツの物理学者ガブリエル・ファーレンハイトが生まれた日に
由来しています。
ちなみにファーレンハイトの生まれた日付の5月14日は
ユリウス暦によるもので、グレゴリオ暦では5月24日となります。
規制の関連もあり目にすることの少ない
水銀温度計ですが子供の頃に実家にはありましたね…
赤液温度計を見慣れているせいかあの独特の
水銀の色合いが印象に残っています。
比較的、室内にいても屋外にいても
気温が気になる方なので
仕事場、自宅はもちろん携帯用の温度計も
持ち歩いていたりします(苦笑)
ところで今日の「温度計の日」の由来となっている
ファーレンハイトは「華氏温度」を作った人ですが
日本では摂氏温度(°C:セルシウス度)の導入が政府によって行われて
それが根付いているので華氏の感覚が全くわかりません…
今日の気温が80℉(26.7℃)と言われてもなんのこっちゃ…って感じですね。
英語圏の方だと逆の方も多いでしょうね

さてさて

本日は「ニコンEM」のカメラ修理を行っています。
1980年発売のカメラです。
ニコン初のエントリークラスのカメラです。
同年にトップモデルの「F3」も発売されていて
両者ともジウジアーロデザインの洗練された外装のカメラです。
この時代、各メーカーから絞り優先オート露出専用の
エントリークラスのカメラが物品税の関係もあり
押し並べて4万円で販売されていて
ニコンもこの熾烈な販売競争が繰り広げられる分野に
「EM」で参戦しました。
ただし…EMは先行発売された海外では好調だったものの
国内ではなかなか苦戦を強いられたようです。
それまでのニコンのラインナップは
トップモデルの「F一桁機」と中級機の「FE/FMシリーズ」のみで
「ハイアマチュア以上の方が使う高級機」のイメージが
既についていました。
それに対してエントリークラスの「EM」は
「ニコンらしくない」「あれはニコンではない」と
敬遠されがちになってしったようです。
「EM」単体で見るとこのクラスとしては安っぽさは少ないですし
電子制御機なのにメカニカルで電池ナシで動作する
「B」「M90」を装備するなど随所にニコンらしい
こだわりも見受けられ非常にニコンらしいカメラだと思います。
それでも当時はなかなかうまくいかなかったようです。
マーケティングって難しいですね…

お預かりしている「EM」は一通りなんとか動いていますが
電源が非常に不安定で露出計も安定しません。
加えてモルトの劣化が酷く
ファインダーの中がモルト屑だらけになっています。
オートの精度も随分オーバー目になってしまっているようです。
致命的な故障等ではないですが
やはり気持ちよく使うためには全体的なリフレッシュが必要です。

電子制御機なのでフレキに覆われていますが
この類のカメラとしては整備性は良好な方です。
シャッターユニットはFE/FM系のコパルではなく
セイコーMFCです。
分解しているといつも思いますが
中身もこの時代のニコンらしく
限られたコストの中ではありますが
随所にニコンらしい部分も見受けられます。
生産中止後に人気が再燃したカメラですが
確かに使い心地もよくスタイリッシュなので
もっと新品時にもっと大ヒットしても
おかしくなかったのになぁ…といつも思います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

キヤノンF-1のカメラ修理

今日は「竹酔日」(ちくすいじつ)だそうですよ。
中国の俗説で、竹を植える(移植する)のは
旧暦5月13日に行うとよいといわれているそうです。
これは、この日は竹が酒に酔っていて
移植されても分からないためで
この日に移植された竹はよく繁茂するといわれています。
「竹迷日」(ちくめいじつ)、「竹植うる日」ともいい
夏の季語となっています。
なんで竹が酒に酔っているのでしょうね…(笑
少し調べましたが
細かい理由等についてはわかりませんでした。
ちなみに、日本ではこの日が竹から生まれたかぐや姫が
月に帰った日ともされています。

さてさて

本日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
1971年発売のカメラです。
本格的なプロ志向の一眼レフを欠いた状態が続いていた
キヤノンが満を持して登場させた高級一眼レフ機です。
それまでこの分野はニコンF、F2の独壇場となっていましたが
ついに対抗馬が登場したことになりました。
ここから長年にわたる2強時代が
始まったといってもいいかもしれません。
この時代のトップモデルとして甲乙つけがたい
魅力を放つ両者ですが
好みはあれどスタイリッシュなのは「F-1」かと思います。
低く構えたスマートなファインダー部は
何とも言えずカッコいいですよね。

お預かりしている「F-1」は
なんとか一通りの動作はできているのですが
露出計やバッテリーチェックがSW部の接触不良のため
指針が踊っているような状態です。
落ち着いているときも精度に問題がある状況です。
加えて各部の油切れや汚れ等による動作不良のため
シャッターの精度もいまひとつです
1/1000は実測1/500くらいで1/2000は1/1000といった状態です。
やはり全体的にリフレッシュが必要な状態です。

あまり深い理由はないのですが
今日はファインダー部から先に整備を行っています。
プリズムに問題となるほどの大きな腐食はないのですが
(細かい点腐食はよくよく見れば見受けられます。)
画像にもあるようにファインダー内部には
大きな座布団上のモルトが入っているので
ここをこのまま劣化したままで放置しておくと
いずれプリズム蒸着面への腐食が始まってしまいます。
プリズム抑え部品の緩衝材もそうですが
このあたりの劣化した緩衝材は全て交換行っておきます。
…いつも思うのですが…キヤノンさん
もう少しファインダー上カバーを簡単に開けられる構造に
してほしかったな…と思います(苦笑)
(特にファインダー取り外しボタン枠に
カニ目がない時期のモノ)
まぁもう慣れているのでいいのですが…

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

ミノルタX-7のカメラ修理

今日は「エベレスト日本人初登頂記念日」だそうですよ。
登山家・松浦輝夫さんと冒険家・植村直己さんが
標高8848mの世界最高峰の山「エベレスト」に
日本人として初めて登頂に成功した
1970(昭和45)年5月11日が由来となっています。
現在でこそお金さえ積めば
ある程度誰でもチャレンジできるエベレストですが
8000M超の世界一標高の高い山ですものね…
想像を絶する世界だと思います。
頭をやらかして以来、足場の悪いところ歩くのは困難なので
山歩きも完全に撤退していますが
天気が良い時の頂上からの絶景は
何物にも代えられないものでしょうねぇ…
標高3000Mちょいちょいの日本アルプスでさえ
あれだけの達成感と高揚感を味わえるのだから
そんなレベルをはるかに超えた気持ちよさでしょうね…
いずれにしても山だけでなく
一般の人々が辿りつけない場所へチャレンジする
方々の勇気と努力には尊敬の念しかありません。

さてさて

本日は「ミノルタX-7」のカメラ修理を行っています。
私たち世代だと宮崎美子さんのまぶしすぎる
CMでお馴染みのカメラですね。
1980年発売のカメラです。
この時代に各メーカーからこぞって発売されていた
絞り優先オート露出専用のエントリーモデルです。
価格も物品税の絡みもあり40000円と同じ定価で
売られていました。
各社熾烈な販売競争が行われたこのクラスで
「X-7」はCMの効果もあって勝ち組だったのではないかと思います。
CM効果だけではなく感触の良い使用感に
ミノルタらしいキレの良いファインダーで
このクラスでは非常に使い心地の良いカメラです。
ヒットモデルのため現存台数も多く
当店に修理依頼も多いカメラです。

お預かりしているのは比較的初期の
シルバーモデルです。
ブラックモデルも存在しますが
ブラックはただの色違いだけではなく
細かなスペックも異なります。
グリップのないシンプルなシルバーモデルは
最近見かけることも少なくなってきましたね。
今回の「X-7」はご依頼者様自身が
当時新品で手に入れてずっと使い続けられているものだそうです。
発売から46年…当然ながら愛着もあると思います。

お預かりしている「X-7」は
まず巻上できずシャッター切れずの状態です。
巻上ロック機構の動作不良が原因です。
巻上ロックを応急処置で解除して
一通りの動きを確認しますが
露出計がかなり不安定で
明るさに関わらず振り切ってしまうことが多々あります。
ASA感度設定の摺動抵抗の汚れと
レリーズSWの接触不良も絡んでいるかと思われます。
いずれにしても一通りの整備が必要な状況です。

「X-7」といえばプリズム腐食ですが
今回の個体はファインダー上で見る限りは
プリズム腐食はなく良い状態でした。
ただ新品から分解整備はされてないはずなので
モルトはかなりまずい状況かと予想して確認すると…
やはりベタベタになったモルトがプリズム前面に
張り付いている状況でした。
このままあと数年放置すれば
ほぼ間違いなくプリズム腐食が起こっていたと思われます。
まだプリズム蒸着面にも表面の塗装面にも
侵食がほぼないお状態だったので
慎重に劣化モルトを除去し予防策を施工しておきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

ニコンFEのカメラ修理

今日は「コットンの日」だそうですよ。
「コッ(5)トン(10)」と読む語呂合わせからだそうです。
いわゆる「木綿」ですね。
Tシャツとかでもそうですが
コットンのシャツは肌触りが良くて
着心地よいですよねぇ
吸水性も良いですし、少し暑くなってくる
これからの季節にぴったりな素材です。
…とか書いているとちょっと洒落た
コットンのシャツとか欲しくなってきますねぇ
たまには服買いに出かけてみなくては…

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
前身となるニコマートEL系からモデルチェンジしたカメラです。
大きさも適度に引き締まったコンパクトさとなり
非常に使いやすいカメラです。
電子制御シャッタ-機で絞り優先オート露出を搭載します。
使いやすい露出計やキレの良いファインダーを駆使して
じっくり撮るのも良し、オート露出を使って
気軽にスピーディーに撮るのも良しと
いろいろな場面での撮影に対応できるカメラともいえますね。

電子制御機ということで
敬遠されがちな部分もあるとは思いますが
当店にやってくる「FE」のほとんどのトラブルが
機械的な要因のもので
電子制御でのトラブルで修理不可能になることは
ほとんどないカメラです。
基本的に丈夫なカメラだとは思いますが
シャッターダイヤル下管制部は
この時代のニコンお得意のパターンで造られていて
若干、衝撃に弱く、割れやすい部分があるので
落下等の衝撃や無謀な分解品には要注意です。
それでもヒット商品で現存数も多いので
中古部品をうまく使えばそれも修理可能ではあるのですが…

お預かりしている「FE」は
比較的保存状態の良い個体で
外観もキレイですが一通りは動作しています。
ただ、積み重なった年月で内部には汚れがたまっていることと
経年劣化でボロボロになったモルトが悪さをいしているようで
シャッターの動きがあまりよろしくなく
高速シャッターの精度は出ていません。
1/1000はたまに完全に開ききらないこともあるようで
このまま使うとたまに写真の一部が黒くなる
写真が出てくると思われます。
巻上等も油切れで動きが少し渋いので
やはり全体的にリフレッシュが必要な状態です。

この時代になるとフレキも使われていて
分解にはそれなりに手間がかかりますが
それでもFEの整備性は非常に良好な方だと思います。
中級器とはいえニコンらしく
キチンと作られたカメラだと思います。
電子制御機は各接点とマグネットの吸着がポイントなので
そのあたりも重点的に清掃整備を行っていきます。
ニコマート時代から続く接眼レンズ下の
座布団モルトも劣化してボロボロなので
ここもそうですが内部モルトの交換も行っていきます。
(それでもニコン機は内部のモルトは少ない方ですが)

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

リコーオートハーフSEのカメラ修理

今日は「アイスクリームの日」だそうですよ。
1964(昭和39)年に
アイスクリームのシーズンが始まる連休明けの時期である5月9日を
「アイスクリームデー」と決め
東京アイスクリーム協会が記念事業を開催し
都内の施設や病院などにアイスクリームをプレゼントしたことが
由来となっています。
この日以来、5/9を「アイスクリームの日」と制定しているそうです。
意外と古くからある記念日なのですね。
確かにこの頃からアイスを口にする頻度が増えていきますね!
私も連休中はコンビニやスーパーによるたびに
頻繁にアイスを買ってしまっていました(笑
私にとって甘いものは全て正義ですが
これからの季節、特に食後のアイスはやめられませんねぇ…
血糖値と体重を睨みながら食べすぎには注意します(苦笑)

さてさて

本日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
オートハーフシリーズはオリンパスペンシリーズと並んで
ハーフカメラを代表するモデルです。
総金属製なので重さはずっしりとありますが
非常にコンパクトなボディになるべく簡単に写真が
取れるような機能がぎっしりと詰め込まれています。
まずセレン光電池を使用する露出計を内蔵し
連動して自動露出となっています。
そしてピントは固定焦点でピント合わせ不要
極めつけはゼンマイ仕掛けの自動巻上です。
撮影者は構えて構図を決めてレリーズするだけでOKです。
それだけの機能を持ちながらも
お求めやすい価格でハーフ判ということもあり
大ヒット商品になりました。

1962年に初代が発売され
いろいろなモデルや小変更を加えながら
20年間発売されたカメラです。
基本的な機能や構造はどのモデルもほぼ共通です。
今回は1967年に発売された「SE」をお預かりしています。
おそらく最も生産されたモデルが
「オートハーフE」だと思われますが
「SE」はその「E」をベースに
セルフタイマーが追加されたモデルです。

お預かりしている「SE」は機械的な駆動部分は
多少の粘りや油切れは見られるものの
一通りは動作している状態です。
ただ露出計が全く動作しておらず
ファインダーには常に視野中央に
うっすらと赤い警告が出ている状態です。
(露出計がある程度動くと
撮影可能を示す緑色に変化します)
露出計不動時もシャッターロックはかからないので
シャッターは切れますが
この状態だとほぼすべての状況で露出オーバーになってしまいます。

既に一通りの修理整備が完了して
最終チェックを行っている段階ですが
やはりセレン光電池が劣化のため
全く起電しない状態でした。
オートハーフはシリーズ全体を通して
セレンの劣化している個体が多いような気がします。
元気の良いセレンは最近、入手がなかなか難しいのですが
今回は中古良品のセレンと交換することで
対処しています。
(画像下に写っているのは交換した劣化したセレン)
セレン光電池は起電状況が個体によってばらつきがあるので
抵抗や露出計側の調整で適正なオート露出が得られるように
入念に調整を繰り返します。
今回も安定して適正露出で撮影できる状態になっています。
オートハーフはギミック的な要素もあって
簡単に撮影できるのに使っていて楽しいカメラです。
ぜひご依頼者様にも存分のお楽しみいただければと思います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

ペンタックスMXのカメラ修理

今日は「声の日」だそうですよ。
日付は5を「こ」、8をエイトの「え」から取って
「声」としたものだそうです。
なかなか強引ですね(笑
声の良し悪しってやっぱりありますよね。
歌声がいいとかそんなのではなくて
普段話している声が何とも心地よい方って
結構いらっしゃいますよね…うらやましい…
基本的な声の良し悪しはなかなか変えられませんが
声の出し方や話し方で印象は随分変わると思うので
そのあたりは気をつけるようにしています。
特に6年前に頭やらかしてからは
ほんの少し活舌も悪くなったので
ゆっくりすぎるのではないかと思うほど
ゆっくり話すように気をつけています。
(それでも意外と早く話していることが多い…)
これとあれとそれも伝えなきゃ!といろんなことを
一気に話してしまいがちですが
伝わらなければ何の意味もないし
印象が悪ければ伝わりませんものねぇ…
とにかくゆっくり落ち着いて話す…を心掛けたいですね!

さてさて

本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
軽量コンパクトな機械制御シャッターの一眼レフです。
この分野ではオリンパスOM-1が先行していて
独り勝ち状態だったのですが
それを止めるべく登場したのがこのカメラです。
1976年発売です。
ペンタックスMシリーズはシリーズを通じて
コンパクトなカメラばかりですが
主流はあくまでも電子制御・縦走りシャッターの
「ME系」で最初に登場したとはいえ「MX」は
シリーズの中では異端児的存在です。
しかしながらコンパクトな機械制御機ということで
現在でも非常に人気のあるカメラです。

お預かりしている「MX」は人気のブラックで
外観はなかなかキレイなコンディションの個体です。
ただこれまで整備は行われてこなかったようで
全体的に動きが少し悪い状態です。
「MX」は比較的、先幕と後幕のバランスが
崩れやすいカメラで高速シャッターの開いていない
個体が多く見受けられますが
今回も1/1000は1/3ほど開いていないようです。
先幕の動きが悪く後幕に追いつかれてしまう状態です。
露出計はとりあえず動作していますが
少々不安定で安定しているときでも
やたらとアンダー目に表示しているようです。
各部の接点の清掃の上で調整が必要です。

やはり小さくするために
いろいろな工夫が施されていて
それゆえに多少華奢な部分も多いカメラです。
それでも定期的にメンテナンスを行っていれば
まだまだ長く使えるカメラだとは思います。
そして「MX」だけではなく
「Mシリーズ」全般がそうですが
内部の隙間をやたらとモルトで塞ぐような
内部モルトが多いので全てのモルトの交換も
入念に行います。
もちろん現在のモルトは劣化していて
モルト屑がいろんなところに入り込んでいる状況です。
整備性はあまりよろしくないカメラですが
これから慎重に分解整備を行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

リコーフレックスダイヤのカメラ修理

今日は「コナモンの日」だそうですよ。
「こ(5)な(7)」と読む語呂合せからだそうです。
たこ焼き・お好み焼き・うどん・そば・パンなど
「粉」を使った食品「コナモン」(粉もん)の魅力を
PRすることが目的だそうです。
この連休中に呉に帰省していたのですが
うっかり地元の「お好み焼き」を食べるのを忘れていました…(笑
これが慣れ親しんだ味で美味いのは当然で
ビールに合うのですよ…
あ、これも地元ならではの「呉の細うどん」は食べてきました。
お好み焼きはメジャーな存在なのでこっちにいても
食べる機会はあるのですが
呉の細うどんは本当に帰省した時くらいしか食べられないので
帰省時の必須項目です。
毎回、これは食べておきたいなぁ…と思うものが多くて
とても4泊5日程度ではクリアできません。
まぁ昔と違って食の量が少なくて
1日でクリアできるメニューが少ないせいもあるのですが…(苦笑)
私の連休なんて楽しみが帰省と墓参りくらいしかないので
(もう既に実家や家族は残っていないのですが…)
また次回のお盆にいろいろ楽しんできます!

さてさて

本日は「リコーフレックスダイヤ」のカメラ修理を行っています。
「リコーフレックス」といえばピントギアが特徴の
プレスボディの軽い二眼レフを思い浮かべることが多いですが
今回の「ダイヤ」はそれとは異なる
ダイキャストボディのちょっと高級な二眼レフです。
それでも他の二眼レフ機と比べると
お求めやすい価格設定でリコーらしいカメラです。
1955年の発売です。
レンズはリコーアナスチグマット80mmF3.5で
ピント合わせは独自の左右から出た振り子式レバーです。
素早く合わすこともじっくり合わすこともできる
非常に使いやすいピントレバーです。
シャッターはシチズンが搭載されているものが多いですが
今回の個体はセイコーシャ製シャッターで
B・1/10・1/25・1/60・1/100・1/300をカバーします。
フィルム装填はスタートマーク合わせの
セミオートマットなのですが
巻止めは従来のリコーフレックスに設定のあった
外付けのオートストップが取り付けられています。
これも使い方を知っていないとなかなかわかりにくいですよね。

お預かりしているダイヤはレンズの状態が非常によく
お預かり時からかなりクリアです。
おそらく以前に清掃されているものかと思われます。
対照的にファインダーは随分汚れていて
暗いうえにピント合わせに非常に苦労する状態です。
スクリーンの汚れもかなりありますが
そもそもミラーが劣化で曇ってしまっていて
交換が必要です。
シャッターは一通り動作は行えますが
多少羽根の動きが粘っている状況です。
このあたりは一通りの整備がやはり必要です。

ミラーがかなり曇っているのが画像でもわかりますね。
新品の表面鏡を切り出して交換を行います。
他、ピントレバーやオートストップの動きも不安定なので
そのあたりも含めて駆動部分は全て清掃整備を行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

ニコンFE2のカメラ修理

今日は「図書館記念日」だそうですよ。
1950(昭和25)年のこの日に
「図書館法」が公布されたことに由来しています。
十数年前までは結構頻繁に図書館にも行ってたし
本もちょくちょく借りてたのですが…
近年はまったくです。(苦笑)
たまにはこれまであまり興味のなかった分野の
本でも読んでみて新たな価値観を探してみたいとも思うのですが…
いや、もう人生の時間的にそんな余裕ないかな…(苦笑)
加えてちょっと気になる程度のことなら
今やネットを検索してみれば大抵のことが
調べられてしまうのも大きいですよね…
本当に便利になったものです。
情報が多すぎて混乱してしまうこともありますが…(笑

さてさて

本日は「ニコンFE2」のカメラ修理を行っています。
1983年発売のカメラです。
当店で扱えるカメラとしては
ほぼ一番新しい世代のカメラです。
…とはいえ機械的な機構としては
先代の「FE」とそれほど変わりません。
各部のブラッシュアップ、特にシャッターユニットの進歩で
史上初のシンクロ1/250、最高速1/4000を実現しています
(1/4000は先行発売のFM2が史上初)
後のシャッターユニットの改良で
シャッター羽根はアルミ製の見た目普通のモノに変更されますが
この頃のFE2及びFM2のシャッターユニットは
チタンシャッター羽根をハニカムパターンで肉抜きされていて
軽量化を行い、速い幕速を実現しています。
電子制御機ということで絞り優先オートも搭載し
FE時代…もといニコマートEL時代から
評価の高い非常に見易い二針式の露出計を搭載しています。
その使いやすさから現在でも非常に人気のカメラです。

お預かりしている「FE2」はかなり長い間
しまい込まれたまま眠ってものと思われます。
昔はかなり使い込んでいたと見えて
外観はそれなりにヤレていますが
大きな凹み等はありません。
ただ、しまい込まれている間に結構汚れてしまっています。
メカニカル制御で動作するM250シャッターや
「B」は快調に動作していますが
電池を入れても全く電源が入らずオートも含めて
他シャッター速度は全く動きません。
露出計も同様です。
加えて巻上ロック機構に粘りがあるようで
頻繁に巻上ロックがかかったままになり
巻上ができない状態にも陥ります。
いずれにしても全体的に整備が必要な状況です。

シャッタースピードダイヤル下にある
管制部が破損していて露出計不動の場合だと
交換部品が全く手に入らないため
修理不能となってしまいます。
今回もまずはそこを確認いたしましたが
管制部(割れ・破損が比較的起こりやすい)は無事でした。
露出計及び電子制御シャッターの不動は
電池室からの配線腐食によるものでした。
電池室の状態があまり良くなかったので
原因はそこかな…とは予想していましたが
予想通りで安心いたしました。
機械的な部分はとにかく各部の動きをよくするように
一通りの整備を行っていきます。
最終的に電気的調整も行って
安心して使える状態に仕上げていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。