ミノルタオートコードLのカメラ修理

今日は「冥王星の日」ということですよ。
1930年のこの日に太陽系9番目の惑星である「冥王星」が発見されました。
2006年に惑星の定義が変更になり「準惑星」という位置づけになりました。
冥王星は地球の月よりもずっと小さく、地球からの見かけの明るさは
14等級以下。。。今から80年以上も前に
よくこんな小さな惑星を見つけられたものだと思います。

さてさて

本日は「ミノルタオートコードL」のカメラ修理を行います。
ミノルタオートコードはこのブログにもよく登場しますが
「L」は初めてですね。
しかしながら、オートコードLは初期型オートコードに
セレン光電池式の露出計が追加されたもので
露出計まわり以外は初期型オートコードと同一です。

写真では隠れていますが「AUTOCORD」と書かれた
銘板は跳ね上がりその後ろにセレン光電池が装着されています。
露出計は写真右側側面に付いています。
LV値を読み取ってSS・絞りを設定します。
露出計と本体側の連動はございません。

セレンは残念ながら劣化が進んでいるようで
現在の時点で実際のLV値より3段くらいオーバー目を指示してしまいます。
交換用のセレンが手に入らないため
露出計に関しては今回はこのままです。

露出計に関しては少々残念ですが
全体的に非常にキレイな個体です。
特徴のひとつである振り子式のヘリコイドが少々重かったり
レンズ・ファインダーも少々汚れています。
レンズシャッターも現在は切れていますが
今後、粘り等を起こさないように処置を行います。
これから全体の各部点検整備を行い
今後、快適に撮影に使えるように整備していきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。