今日は「ケーキの日」だそうですよ。
由来は1879(明治12)年のこの日に
東京・上野の風月堂が
日本初のケーキの宣伝をしたとされていることからだそうです。
由来はともかくケーキは本当に美味しいですよねぇ
甘いもの好きの私はなんだかんだと理由をつけて
結構、頻繁にケーキを買っています。
やはりたまに無性に生クリームを飲みたくなるので(笑
ショートケーキが多いですがレアチーズケーキや
モンブランやアップルパイなんかもよく買います。
そういわれてみれば昨日は「ガトーショコラ」買って食べました
ずっしりとしたチョコレートムースを味わいたい気分だったのです!
まぁ、糖尿病持ちなので大量には食べられませんし
ケーキ一つ食べたらその日は食べ過ぎすぎないようにいろいろ
調整する必要も出てきますが
それでもケーキや甘いものはやめられないですよねぇ…
がっつり甘いものにしっぶいお茶やブラックコーヒーの
組み合わせがまたたまらんのですよ
次はふんわり軽いミルフィーユ系のケーキにしようかなぁ…
さてさて
本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
コンスタントに修理依頼のあるカメラです。
1964年発売のカメラです。
当時の大ヒット商品でもありますので
家から出てきた古いカメラが「SP」だったというパターンも多いと思います。
ユニバーサルマウントでもあるシンプルなねじ込み式「M42マウント」を
採用したカメラです。シンプルなマウント故に
レンズ側からの絞り情報伝達機構が全くなく
そのため自慢のペンタックス初のTTL内蔵露出計は絞り込み測光です。
その後、主流となる開放測光とは異なり
実際に使用する絞りの状態にまで絞り込んでから測光を行います。
開放以外では絞り込み時にファインダーが暗くなってしまうので
手順も含めて慣れが必要ですが手慣れてしまえば
それほど難しい手順でもありません。
基本的にはシンプルなカメラなので使いやすく
感触の良いカメラです。人気が出るのも頷けます。
お預かりしている「SP」はシャッターを切るたびに
シャッターは動作するものの
ミラーアップしたままになってしまいます。
この症状の場合の多くはミラー駆動に問題があるというよりは
シャッターの動きが悪くて最後にミラーダウンレバーを
上手く蹴れないため…というパターンが多いのですが
今回の場合はシャッター動きも悪いですが
ミラー駆動部そのものの動きもかなり粘っているようです。
シャッターの動きも悪いため一通りシャッターは動作しますが
高速シャッターを中心に精度は全く出ていません。
本来の性能を全く出せない状態になってしまっています。
しかしながら何かが破損している…ということはなく
各部の動きが油切れや汚れにより悪くなっているだけなので
しっかり整備すれば本来の動きは取り戻せると思います。
毎度心配されるプリズム腐食もあって
プリズムは交換で対処します。
ただ、今回はいつものプリズム周りにぐるりと巻かれた
緩衝材が原因の視野内に黒い帯が出る腐食ではなく
視野のあちこちに小さな腐食が多数あるというパターンです。
蒸着そのものの経年劣化によるものです、
加えて緩衝材の加水分解もかなり進んでいるので
いつもの黒い帯状の腐食が出てくるのも時間の問題のような状態でした。
ここで交換も含めてできる限りの対処を行い
クリーンな視野のファインダーにしていきます。
他、各動作部及び露出計の整備調整を行っていきます。
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