オリンパスペンEE-3のカメラ修理

今日は「レンコンの日」だそうですよ。
美味しいですよねぇ。。。
特に天ぷらが好きかな。。。
シャクシャクと歯切れの良い食感で
ほのかに甘さもあって。。。
ご飯のおかずにも合いますよねぇ。。。
先日も何かの記念日で
ちゃんと目の前で揚げてくれる天ぷら屋さんに行きたいと
書いた覚えがありますが
レンコンの話をしているとまた天ぷら屋さんに行きたくなってきました。
さすがにお一人様で行くのは無理があるし
きちんとした天ぷら屋さんって結構お高いのですよねぇ。。。(汗)
レンコンの旬は10月から3月くらいまでなのですね。
「蓮根(はすね)掘る」という冬の季語もあるようです。

さてさて

本日は「オリンパスペンEE-3」のカメラ修理を行っています。
ペンEE-3はペンシリーズの中で
最後まで作られたモデルです。
発売開始は1973年で
それまでの「ペンEE-2」の貼り革や外装塗装を黒塗装とし
フラッシュマチック機構が追加になっています。
基本的な構造はEE-2とほぼ同一です。
この後にフラッシュが内蔵となった「ペンEF(1981年)」も発売になっているのですが
EE-3はEFが生産中止になった後も継続生産され
最終的に1986年まで生産されました。
なんと発売開始から13年です。
一眼レフのフラッグシップモデルとかではなく
数が売れることが必須条件であるエントリークラスのコンパクトカメラで
これだけ生産が続けられたということは
それだけしっかり作られていて且つ人気も高かったということですね。

お預かりしているペンEE-3は一通り動いてはいるのですが
ファインダーやレンズに盛大にカビが発生しています。
加えて過去に落下したことがあるようで
上カバーとボディ外装の一部に歪みが見られ
その影響で裏蓋が非常に開きにくい状態です。
さらにオート露出の精度を測定してみると
随分アンダーになってしまっているようです。
ちょっと明るさに対して絞り込みすぎです。

レンズやファインダーの清掃はもちろん
シャッター羽根・絞り羽根の清掃
シャッターユニット、オート機構部の整備等々を行っていきます。
以前にも書きましたがEE系のペンは
シャッターユニット部のネジが緩んで外れてしまう
トラブルも多いのでしっかり締め込んだ上で
接着剤で軽くロックしておきます。
心配されることの多いセレン光電池は今回は問題なく
十分起電している状態です。
やはりコンパクトなハーフカメラは良いですね。
特にペンEEはピンと合わせの必要もなく
構えて撮るだけなので気軽に持ち歩くには最適のカメラだと思います。

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