キヤノンデミEE17のカメラ修理

今日は「日本三景の日」だそうです。
松島と天橋立と宮島ですね!
そりゃ私は広島出身だから
宮島は子供の頃から何度も何度も行ってますし
なくなったのは寂しいですが
宮島水中花火大会に大人になってからも何度も行きました。
花火と紅葉のイメージが強いですが
1年中いつ行っても楽しめます!
で、他の三景、松島と天橋立には行ったことがないのです…
東北は未だに足を踏み入れたことがないので
(埼玉・茨城より北に行ったことがない(苦笑))
松島はもちろんのことで
天橋立も京都の日本海側なんて行ったことがないので
当然ないわけですね…
ただ天橋立は昔、じいさんが行ったことがあるらしく
子供の頃に家に大量の絵ハガキがあったのですね
だから何となく行ったような気になってしまっているかも…
自分の股の間から覗くのですよね。
何となく真似してなぜか音戸の瀬戸でそれやったなぁ(笑
松島も天橋立もそのうち行ってみたいですねぇ
その前に随分宮島にご無沙汰なので
気候のいい頃にまた行ってみたいですねぇ

さてさて

今日は「キヤノンデミEE17」のカメラ修理を行っています。
デミシリーズはキヤノンのハーフカメラのシリーズ名です。
初代デミが発売されたのが1963年で
その後、当時アグファが開発した「ラピッドシステム」に対応した
デミラピッドを1965年に発売します。
このデミラピッドを通常の35mmフィルム版としたのが
1966年に発売された「デミEE17」です。
初代デミと比較すると
まず露出は基本的にシャッタスピード優先オートとなりました
(マニュアルも可能)
受光体はセレンからCdsに変更となり
当然ながら水銀電池を必要とするようになりました。
レンズは大口径の30mmF1.7となり
CdSがセレンに比べて低輝度で強いことも合わせて
光量の比較的少ない場面でも対応できるようになりました。
機能面を充実させた半面、シンプルな初代デミに比べると
少し大きく重くなり本来小ささが武器のハーフカメラとしては
少し大柄となってしまいました。

お預かりしているデミEE17は比較的外観もキレイで
電池をしれれば精度はともかくとしても
露出計も作動しています。
ただし、またもやレンズシャッター機のお約束で
シャッター羽根が固着してしまっており
レリーズボタンを押してもうんともすんとも言いません。
チャージ状態から全く動かない状態なので
巻上もロックがかかったままです。
何も動かせない状態なわけですね。
ただ、露出計は精度はともかくとしても
とりあえず動いています。
ファインダーはかなりキレイで
フィルム室のモルトも交換された形跡があるので
簡単なメンテは行ったのではないかと思われます。
ただこのままではどうにも使えないので
やはりきちんと分解して
シャッターユニット内の整備と
シャッター羽根の洗浄を行わないとなりません。

まだ現状チェックを行っただけなので
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
操作感の非常の良い巻上げレバーがあるせいか
デミシリーズは他のハーフカメラに比べて
(ハーフカメラは巻上がダイヤル式のことが多い)
何だか上品な印象がしますね。
個人的にもかなり好きなカメラです。

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