月別アーカイブ: 2016年3月

ペンタックスMEスーパーのカメラ修理

そういえば少し前から

ちょっと田舎に行けばウグイスが鳴いていますね。

まだ。。鳴きなれてないのかキレイな「ホーホケキョ」ではなかったですが。。。

さてさて

本日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。

修理件数の比較的多いME系ですが

大抵のトラブルはミラー駆動系のトラブルです。

症状としては何パターンかあるのですが
(よく見かけるのはミラーアップしたままという状態)

今回の個体は「何度でも巻上げできてしまう」という症状です。

もちろんシャッターは切ることができないので

チャージができない状態のようです。

おそらく原因はミラーボックス動作不良により

ミラーチャージができない状態になっていると思われます。

IMG_7509

さらに今回の個体は電池室の腐食で

電池蓋がビクともしない状態でした。

もちろん、電源は入りませんので

腐食した端子やリード線を交換しながら

さらに分解を進めていきます。

 

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ミノルタXEのカメラ修理

今日は「彼岸の入り」ですね。

「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言いますが

今日の天気を見ていると

「やっと春らしくなったかなぁ。。。」、と思います。

さてさて

今日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。

いつもお世話になっているお客様が持ち込まれたものですが

外観が非常にキレイで、懸念されるプリズムの腐食もナシ

ただし、露出計は2段以上アンダー、1/1000は開かず

1/500で1/1000の速度が出ているような状態です。

長年経過しているカメラですから

キレイなものでもやはり整備は必要ですね。

IMG_7505

写真の手前に見えるのが巻き戻しクランク直下にある

抵抗ですが、露出計のトラブルは大抵の場合、

これの汚れが原因のことが多いです。

今回も随分、茶色く汚れているので清掃を行います。

 

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コニカC35のカメラ修理

昨日からやっと晴れましたね

昨日はお店がお休みだったので

自宅近辺を散歩していると

ウグイスがもう鳴いていました。

いよいよ春ですね!

さてさて

本日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。

今回の個体は外観は非常にキレイで

シャッター羽根も固着はなさそうです。

ただし。。。

電池室を開けると

腐食で真っ黒になった電池がボロンと出てきました。。。

IMG_7503

さらに電池室を外してみると端子もリード線も完全に腐食しています。

この電池室から直接レンズ前面の

受光部端子へリード線で繋がるのですが

そこまでを丸ごと交換したほうが良さそうです。

これからレンズ部分、シャッターユニットの分解整備へと進めていきます。

 

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ヤシカエレクトロ35CCのカメラ修理

昨日はどんより、今日は雨ですね。

お店の中にいればあまり天気は関係ないですし

おまけに当店の入り口は北向きなので

晴れたからといって日差しがはいるわけでもないのですが。。。(苦笑)

さてさて

今日は「ヤシカエレクトロ35CC」のカメラ修理です。

ヤシカのエレクトロシリーズは発売された期間も長く

いろいろなモデルが存在するのですが

今回の「CC」はシリーズ中唯一の35mmレンズ搭載機種です。
(マイナーチェンジ版CCNを含む)

他モデルは45mmが多く(MCは40mm)

広角レンズ搭載はこれだけですね。

それも明るさはF1.8!

今の基準に照らし合わせても立派な高級レンズです。

今回の個体はその最大の売りであるレンズの状態も良く

シャッター羽根も非常にキレイですが

残念ながら電池室からの腐食が原因で

電源が全く入りません。

上カバーを開けてみると、電池室の端子はもちろん

そこからのリード線も腐食し、シャッターユニットの端子まで

腐食が進んでいるようです。

こうなってしまうとリード線は既に通電しませんので

配線張替えが必要です。

IMG_7497

まずは電源を入るように修理して

そこから各部点検整備を一通り行います。

 

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ミノルタSR505のカメラ修理

今日は「サンドイッチデー」だそうですよ

サンドイッチデー
 2個の「サン(3)」が「イッチ(1)」を挟んでいることから決め られた日です。

初めて知りました(笑)
サンドイッチ食べたくなってきました。。。

さてさて

今日は「ミノルタSR505」のカメラ修理を行っています。

このSR505、少々地味なイメージもありますが

ミノルタとしては最後の機械制御シャッター機なんですね。

SRT101あたりからのモデル名が少々わかりにくいですが。。。

1966年 「ミノルタSRT101」 発売
1973年 機能性をアップした 「SRTスーパー」を発売 しかし
SRT101も小変更を行い、「SRT101改」 として継続販売
1975年 SRTスーパーの後継機 「SR505」 発売
SRT101改の後継機 「SR101」 発売

こんな感じでモデルが変遷していきます。

ちなみに電子制御機の「X-1」や「XE」(いわゆるXシリーズ)の発売が
1973年~1974年です。

前置きが長くなりました。

今回の個体は、露出計スイッチ不良による指針のピクツキ
巻上げ時に「キーキー」と異音
高速シャッター不良+スロー不良

という感じのトラブルが出ています。

IMG_7495

SRT系のカメラは連動糸が張り巡らされているので

処理に気をつけながら分解していきます。

 

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ニコンFのカメラ修理

今日は「サイフの日」らしいですよ。

私の財布の中は割引券や使いもしない会員カードだらけです(苦笑)

さてさて

今日はニコンFのカメラ修理を行っています。

よくある長期保管された個体ではなく

しっかりと大切に使い続けてきた個体のようです。

なので、巻上げ他、各部の動きは比較的良いのですが

やはりスローシャッターは粘り気味です。(作動したりしなかったり)

それからアイレベルファインダーに

プリズム腐食が見られます。

今回のプリズム腐食はよく見かける「真ん中縦に黒い線が見える」とか

「視野下部にモヤモヤと汚れのように見える」とかではなく

「全体的に小さい水玉上のシミができている」というものです。

ぱっと見た感じはキレイな視野に見えるのですが

じっくりピントを合わせようとすると全体的に少し曇った感じがします。

今回はプリズム交換で対応します。

IMG_7488

いつも思いますが「F」は開けてみると

本当に丈夫に造ってあるのが良くわかります。

これからスローガバナーを取り出すためにミラーボックスを外していきます。

 

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キヤノンF-1のカメラ修理

あれから5年ですね。。。

もうそんなに経ったのか。。。という気もしますが。。。

天気のせいか町もやけに静かなような気がします。

さてさて

今日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。

非常にキレイな状態で保管されていたようですが

さすがにあちこちの動きが悪くなっているようです。

定番中の定番のシンクロ接点不良は大丈夫でしたが

スロー固着や絞り連動レバーの不具合

1/2000秒は半分開いていないというところまで把握しています。

付属のレンズはカビ清掃が必要なことと

絞りが完全に固着してしまっています。

IMG_7487

まだまだ細かく各部を点検しながら整備していきます。

それにしてもF-1、カッコいいカメラですよね。

それに、やはり初代F-1には旧FDレンズが似合いますね。

 

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オリンパストリップ35のカメラ修理

今日は「砂糖の日」だそうですよ。

甘いものは大好きですが

調子に乗ってると確実に太るので気をつけています(苦笑)

さてさて

今日は「オリンパストリップ35」のカメラ修理を行っています。

電池要らずでよく写るいいカメラですが

今回の個体はオートが全く効いていないようです。

加えて「赤ベロ」(光量不足の場合にファインダーに赤いベロが出てくる)が

作動していません。

他、レンズ・ファインダーに汚れ・カビが見受けられます。

IMG_7485

幸いウィークポイントであるセレン光電池はまだ元気そうです。

これからレンズボードを外して各部点検整備一式を行います。

 

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ミノルタXEのカメラ修理

今日からまた寒いみたいですね。

三寒四温とはいいますが

もう一気に春になってほしいですね。

さてさて

今日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。

使い心地の非常に良いカメラのひとつですね。

今回の個体は大事に保管されていたらしく

外装の状態は非常に良いのですが

お約束のプリズム腐食に始まり

露出計は振り切ったまま

シャッターを切るとミラーアップ(B・Xで元に戻る)

このカメラのポイントである巻上げは途中で少し引っかかる。。。と

XEでよくあるトラブルが一通り出ている感じです。

IMG_7484

これから、巻戻し下部の抵抗の清掃、

さらにミラーボックスを外して各接点を徹底的に清掃します。

並行して各部点検整備一式を行います。

 

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キヤノンAE-1のカメラ修理

昨日の夜からあいにくの雨ですね。

でも先日までのように「冷たい雨」ではなくて暖かいですね。

そういえば、「雨」をテーマにした撮影に過去何度かトライしましたが

成功したためしがございません(苦笑)

さてさて

今日は「連写一眼」、キヤノンAE-1のカメラ修理を行っています。

今回の個体は。。。

シャッター鳴き、巻上げ時の鳴き、オート不安定、シャッタースピード不安定

等々のトラブルを抱えてしまっています。

電子制御機なので修理そのものが不可能と思われがちですが

AE-1は電子基盤そのもののトラブルはかなり少ないカメラです。

大抵の場合は修理可能です。

IMG_7450

キヤノンはこのAE-1から一眼レフの上カバーを樹脂製にしましたが

真鍮製にかなり似せて作られているため

言われないと樹脂製ということに気づかなかった。。。なんて話が

当時からあったようです。

確かに何も言われなければわからないかもなぁ

 

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