今日は「米の日」だそうですよ。
「米」の漢字を分解すると「八十八」になることからだそうです。
加えて米は収穫するまでに88の作業を要するとされることなどが
根拠として挙げられているそうです。
白米はやはり食卓から欠かせないですよねぇ…
おかずはシンプルで品数少なくても構わないので
白米に合うものであれば十分に美味しくいただけます。
私、朝は毎日、野沢菜と生卵で米1合食べて
仕事に来るのですがこれで夜までしっかり持ちますものね…
腹持ちも白米は最強です。
一昨日はヒサビサに会う友人と焼き肉に行きましたが
米を食べたい衝動を抑え込むのが大変でした。
(糖質制限的に焼き肉に白米はちょっとマズい…(苦笑))
適正価格が幾らなのかはちょっとよくわかりませんが
不自由なく毎日美味しい白米が食べられる日が続くように祈っています。
さてさて
本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
1966年発売のカメラです。
当店にも多く修理依頼のあるカメラなので
何度も紹介しているカメラです。
ミノルタ初のTTL開放測光搭載モデルです。
開放測光に対応するため交換レンズ群も
連動爪が追加されたMCロッコールにモデルチェンジされました。
スペック的に突出する部分があるわけではないのですが
ミノルタらしく使い心地が良く
基本的に非常に丈夫なカメラなのでかなりのヒット商品になりました。
その上、ロングセラーともなり7年間生産が続けられました。
その上、モデルチェンジされたSR101やその前に追加されている
SR-TスーパーやSR505も基本的にはSR-T101をベースとしたカメラです。
それだけ基本設計に優れていて
ミノルタの機械制御シャッター機を代表するカメラだと思います。
お預かりしている「SR-T101」は
非常に外観のキレイな個体です。
現存台数の非常に多いカメラですが
雑な扱いを受けた個体も多く
かなりボロボロなモノを見ることが多いのですが
今回のSR-Tは非常にキレイです。
新品当時から丁寧に使われていたことがわかる個体です。
設定シャッタスピードに関係なくレリーズすると
ミラーアップしたままになってしまう状態です。
そして巻き上げるとミラーが下がってきて
とりあえずはファインダーも確認可能です。
原因はシャッター後幕の走行不良かと思われます。
後幕の走行がスムーズではなく走行完了時に
ミラーダウンレバーを蹴れない状態かと思われます。
そんな状態なので幕測も正常なわけがなく
シャッタースピードの精度も全く出ていない状態です。
かなり丈夫なカメラで
そうそうシャッターが切れなくなることはないですが
本来の動きをさせるためには定期的なメンテナンスはやはり欠かせません。
もうある程度、整備が完了した状態なのですが
分解時の画像を撮るのを忘れました…
シャッターは明らかにスムーズに動作するようになり
巻上も軽やかになっています。
初期のSR-Tは構造上巻上が少しだけ重めです。
電池室はもともとキレイで露出計も動作していたのですが
少しばかり問題があり
底部SWで電源をオフにしても
露出計指針が動いている症状が出ていました。
これはSR-Tで比較的よくあるトラブルで
底部のシンクロ接点や電池室マイナスからの配線がまとめてある部分の
絶縁不良で起こる症状です。
ここも分解してキレイに清掃したところ
問題なくオンオフもできるようなりました。
これから最終テストを行って問題なければ完成です。
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