日別アーカイブ: 2019年4月28日

ペンタックスKXのカメラ修理

今日は「缶ジュース発売記念日」だそうです。
昔ほどではないですが今でも自動販売機やコンビニで
缶ジュースは買ってしまいますよねぇ。。。
昔(私が子供の頃)は250mlの細長い缶が多かったと思います。
そのころはまだ瓶ジュースの自動販売機もかなりあって
コカコーラ系のジュースに付いていた
スーパーカー王冠とかを一生懸命集めていました。
今考えるといつのまにかなくなった(あるいは見かけなくなった)
ジュースもたくさんありますよね。。。
ミリンダとかHi-Cとかアンバサとかスコール
少し新しいものになるとメローイエローとかもかな。。。
考えていると当時の瓶とか缶まで集めたくなっちゃうな。。。(笑)

さてさて

本日は「ペンタックスKX」のカメラ修理を行っています。
「ペンタックスKシリーズ」は
それまで採用していたユニバーサルマウントM42から決別し
現在のデジタル機にまで繋がる独自のKマウントを
最初に採用したシリーズです。
1975年に「K2]「KX]「KM」の3モデルを同時に発売しました。
この中で「K2」のみが金属羽根縦走り電子制御シャッター機で
「KX」「KM」は以前のSP系をベースに進化させた
布幕横走り機会制御シャッター機です。
「KX」はSPDによる露出計やファインダー内表示等
新しい機能を積極的に取り入れたモデルです。
後の「Mシリーズ」に比べると少し大柄で重いですが
その分、機械的には余裕があり
整備性も良好なカメラです。

お預かりしているKXは後幕の動きが非常に悪く
例えば1/1000でシャッターを切ると
走り始めはほぼ1/500で
走り終わり付近では1/100になってしまいます。
後幕が遅いために
走行中にスリットがどんどん開いていってしまうのですね。
これだけ後幕の動きが悪いと
やはり低速時にはスローガバナをうまく動かすことができず
スロー時にはシャッターが開いたままになってしまうこともあります。

写真のレンズは当店のテスト用レンズです。
一通り現状の動きの確認を行ったところです。
シャッター周りを中心に機械的に駆動する部分は
清掃・注油を行います。
もちろん露出計も整備。調整を行います。
機械部分の清掃・注油でシャッターの精度は
かなり回復するとは思いますが
最終的には幕速調整で精度を詰めていきます。
中身はSPに近いものがありますが
ルックスも使い勝手も随分現代的な印象です。

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