日別アーカイブ: 2019年8月8日

リコーフレックスⅦのカメラ修理

今日は「そろばんの日」だそうですよ。
私も習いに行ってたなぁ。。。小学校3年から6年生まで。。。
その頃は「そろばん塾」って定番でした。
(もうこれで年齢がばれる(笑))
月曜~金曜日まで1時間ちょっとなのだけど
今でもちょっとした暗算は頭の中にそろばんの玉が浮かぶし
結構役に立っていると思います。
小学校卒業までに1級を目指してたけれど。。。
全珠連2級までしか取れなかったなぁ
伝票が苦手だったのですよねぇ。。。(笑)

さてさて

本日は「リコーフレックスⅦ」のカメラ修理を行っています。
プレスボディのリコフレの中では
中期あたりのモデルです。
アイレベルのコンツールファインダーが組み込まれたモデルです。
1954年の発売です。二眼レフブーム真っ只中のカメラですね。
オプションで35mmフィルムアダプター(リコーキン)が
発売されたのもこのモデルですね。
シチズンシャッターやセイコーシャッター付きのモデルも存在しますが
今回はベーシックなリケンシャッターです。
25、50、100の3速+Bです。
レンズはリコーアナスチグマット80mmF3.5搭載です。

お預かりしているリコーフレックスⅦは
ご依頼者様が1年くらい使われていて
当初は問題なく写真も撮れていたそうです。
それが現在はたまに。。。というか頻繁に
シャッターが開きっぱなしになってしまいます。
大事なシャッターチャンスを逃してしまいますし
無駄にフィルムを浪費してしまいます。
他、リコフレといえば定番のピントギアは
動いてはいますがやはり少々重めです。

写真は一通り整備が完了した状態です。
シャッターが開いたままになる原因は羽根粘りではなく
シャッターユニット内羽根駆動部の動作不良が原因でした。
シャッターユニット整備に加えてレンズ清掃、ファインダー清掃
各部の整備調整を行っております。
二眼レフでは必須作業ともいえるファインダーミラーの交換も行いました。
やはり当時そのままのミラーでは劣化が激しく
ファインダーの見えも相当悪くなっていました。
ピントギアも非常に軽快に動作します。
やはり指1本で軽く回るくらいではないと
フレーミングしたままでピント合わせできないですものね。
これから最終チェックを行って完成となります。

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