今日は「パンの記念日」だそうですよ。
1842(天保13)年のこの日に
伊豆国の韮山代官において
西洋流兵学者の江川太郎左衛門英龍が軍用携帯食糧として
「兵糧パン」と呼ばれる「乾パン」を作ったのだそうです。
これが日本で初めて焼かれた「パン」と言われていて
これを記念した日なのだそうです。
私は基本的に朝もご飯なのですが
それでもなんだかんだでパンを口にすることは多いですね
サンドイッチだったり菓子パンだったり…
たまに無性にこんがりトーストした食パンに
マーガリンを塗りまくって
食べたい衝動に駆られることがあります(笑
あまり身体にはよくないでしょうがたまになので…
そのために少し前にトースターも
昔ながらのボップアップに買い換えたのですが
あまり活躍していなですねぇ…
でもこんなことを書いていると
無性にトーストが食べたくなってくるので
今日はヒサビサに食パンを買って帰りましょう!
あ、マーガリンもないから買わなくては…
(個人的好みで「ラーマ」派です)
さてさて
本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
「DC」はデラックスなコンパクトの頭文字です。
1971年発売のカメラです。
40mmF1.7の大口径レンズを搭載して
露出はプログラムオートで制御します。
シャッター自体は機械制御なのですが
露出計と連動してプログラム露出を行い
光量不足の際にはオリンパスお得意のシャッターロックがかかるので
実際は電池を入れないとシャッターの切れないカメラです。
シャッターユニットも少々独特なもので
シャッター羽根と絞り羽根が兼用されている構造です。
大口径レンズ搭載というと大口径ならではの
ボケ味を楽しみたくなると思ってしまいますが
このカメラの大口径はあくまでも日中から
少し薄暗い場面までをできる限りプログラムオートで
簡単に撮影するための大口径レンズです。
(当時のフィルム感度はASA100が主流ですし)
当時の大口径レンズ搭載のコンパクトカメラの
多数が同様の理由での大口径レンズ搭載だと思いますが
「35DC」の場合はプログラムオートでそのあたりを
かなり割り切った考え方のカメラなのだと思います。
それでも高級レンズ搭載なのは間違いなく
写りは非常に秀逸なカメラです。
露出計連動のプログラムオート専用機ということで
露出計がきちんと動作してある程度、精度も出ていることが
大前提となるカメラです。
お預かりしている「35DC」は露出計は一応動作しているのですが
その精度はやはり大幅にズレてしまっているようです。
それとは別の問題でオート制御にもズレが見受けられます。
露出計に関しては各接点やハンダ等の劣化が主な原因かと思われ
オート制御の問題は羽根の粘りが原因かと思われます。
それでも今回の「35DC」はかなりコンディションとしては
良いほうだと思います。
今回はもちろん大丈夫なのですが
露出計の本体のトラブルが多いカメラでもありますし
あとはASA設定リングが破損していることも多いカメラです。
(落下させてレンズ側にショックを受けると大抵ここが壊れます)
今回は一通りの整備と調整でかなり良い状態になると思われます。
フィルム室のかなり多めに使われているモルトも
当然ながら全滅ですのでそのあたりも含めて
しっかり仕上げて安心して使える状態にしていきます。