日別アーカイブ: 2018年12月27日

オリンパス35DCのカメラ修理

今日は特にこれといった記念日がないですねぇ。。。
ところでトップページには少し前から提示してあるのですが
12/30~1/4は年末年始休暇とさせていただきます。
30日はお店の大掃除かな。。。
それ以外は。。。何も予定が決まっておりません(苦笑)
毎年元旦恒例の丹沢登山には
よっぽど荒天でない限りは行こうとは思っていますが。。。
それ以外は結局、仕事してるかも。。。(汗)

さてさて

本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
意外と修理依頼の多いカメラです。
40mmF1.7の大口径レンズを搭載したコンパクトカメラです。
しっかりレンジファインダーも装備しています。
シャッターはプログラムシャッターで
絞り・SSの組み合わせはカメラ任せです。
ピントだけファインダーで合わせて
あとはシャッターを切るだけという操作の簡単なカメラです。
露出計がある程度振れていないと
光量不足と判断されシャッターがロックされます。
そのため露出計を駆動する電池がないと
シャッターは切れない構造になっています。
電池を入れないとシャッターが切れないため
電子制御シャッターかと思われることもあるかもしれませんが
シャッターそのものは機械式制御シャッターです。

35DCの修理は大抵の場合が露出計関連なのですが
今回の35DCも露出計がかなりオーバーに表示されています。
(+4段程度)オートもそれに伴って大幅にオーバーです。
いくらネガがオーバーに強いとはいえ
これはちょっとオーバー過ぎですね。
それも動作確認したのは1.5Vで行ってこの様子のため
本来の1.3Vだともっとオーバー傾向かと思われます。
お預かりしている35DCはバッテリーチェックランプの付いた後期型です。
全開のキヤノネットG-Ⅲもそうですが
35DCも電圧変換型の電池アダプタを使用すると
バッテリーチェックランプが点灯しなくなります。
それもあり今回は1.5Vで使用することを前提に整備を行います。

フラッシュマチックが搭載されているせいもありますが
針挟み込み式のAE専用機の割には
電気系がなかなかややこしいカメラです。
露出計のトラブルは単純にCdSの劣化であれば
まだ良いかと思っていたのですが
そんな単純な問題でもなさそうです。
電池室等は全く問題のない様子です。
まずはシャッターユニットの整備を先に行い
電気系のチェックを行いつつトラブルの原因を探ります。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。