日別アーカイブ: 2024年9月2日

コニカⅡAのカメラ修理

今日は「宝くじの日」だそうですよ。
シンプルに「く(9)じ(2)」と読む語呂合わせからだそうです。
宝くじ…実は勝ったことないのですよね…
何だかもったいないような気がして…
当選金額がすごいのはわかっていますが
そもそも当たるわけがない…というほうが先にきちゃって…(苦笑)
宝くじからは少し逸れますが
私、実はギャンブルっぽいモノは
ほとんどしたことがいないのです…
パチンコにしたって競馬にしたって…
会社員時代に仕事場によってはまわりが
パチンコや競馬の話題ばかりでついていけないことも多かったですねぇ
ライフスタイル自体が不安定な要素を
普通の人よりはらんでいるせいか
娯楽でギャンブルをする気にはならないですね
まぁ余裕がないだけですかね(笑
ところでサマージャンボの1等当選金額って
今や前後賞合わせて7億円なんですねぇ…すごいなぁ…
確か平成になったばかりの頃に1億円になって
「おおーついに大台かー」なんて思っていたのですが…(笑

さてさて

本日は「コニカⅡA」のカメラ修理を行っています。
1955年発売のカメラです。
ベースとなるコニカⅡは1951年発売で
「ⅡA」ではシンクロソケットがドイツ式になり
レンズが50mmF3.5からヘキサノン48mmF2に変更されました。
特徴の一つであったダブルヘリコイドによるレンズ格納
(ほんのわずかですが)は省略されています。
二重露出防止装置搭載は同様で
シャッターも同じくコニラピッドSです。
SSはB・1s~1/500をカバーします。
1/500は専用に用意されているバネの補助を借りるため
1/500設定時にチャージはかなり重くなります。
チャージをしてから1/500に入れることは困難ですし
無駄な負荷がかかるので1/500使用時には
先に1/500にセットしてからチャージを行います。

お預かりしている「ⅡA」はシャッターは切れてはいるものの
やはり若干の粘りがあるようです。
時間置いてから一発目の動作では目視でもわかるほど
羽根の動きが緩慢です。
羽根の粘りの原因はお約束の油滲みですが
それが絞り羽根にも回っていて
おそらく粘った状態で動かしてしまったせいだと思われますが
絞り羽根が1枚外れてしまっているようです。
絞りの形状が明らかにおかしいことになっています。
そしてファインダー距離計二重像も大きくズレています。
それらの対処も含めた整備一式を行っていきます。

まずこれからシャッターユニットの分解を進めて
絞り羽根・シャッター羽根の洗浄組みなおしを行います。
あとでわかったのですがチャージリングの
動きもかなり悪いのでそのあたりも含めて
シャッターユニット内各部の動作を確認していきます。
そちらが完了してから巻上や距離計の清掃整備調整を行います。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。