ミノルタSR-7のカメラ修理

今日は「成人の日」ですね。
「ハッピーマンデー制度」導入に伴い
「成人の日」が1月の第2月曜日となったのは
2000年からですがやはり世代的にいまだに
「成人の日」というと「1月15日」をイメージしてしまいます。
もともと「成人の日」を1月15日としたのは
この日が「小正月(こしょうがつ)」であり
奈良時代以降の日本において成人を示すものとして行われる儀式
「元服の儀」が小正月に行われていたことによると言われています。
一般的なカレンダー通りのお休みの方にとっては
成人の日が第2月曜日になってここが3連休になるので
年末年始休みが明けてなかなかリズムが整わないところに
小休止的な3連休が入っていいのかもしれませんね。

さてさて

本日は「ミノルタSR-7」のカメラ修理を行っています。
1962年発売のカメラです。
世界で初めてCdS素子使用の
外光式露出計を内蔵した一眼レフカメラなのだそうです。
それよりも個人的には内部シャッターがミノルタ独特の
ユニット式になってかなり個性的な内部構造になっている方が
気になるカメラです。
ちょっと整備性がよろしくないのですねぇ(苦笑)
次のニューSR-7では比較的一般的な構造に戻ります。
この時代は大メーカーといえどいろいろ試行錯誤している時代で
各メーカーごとにいろいろなアプローチがみられて
なかなか個性的な部分が多い時代でした。
ミノルタのトップモデルは「SR-2」「SR-3」と続いてきたので
本来の順番では「SR-4」が順当だったのですが
宇宙船フレンドシップ7にハイマチックの改造品が持ち込まれて以来
ミノルタは「7」をとにかく推すようになったので
「ハイマチック7」に続き一眼レフも「SR-7」となりました。
マイナーチェンジを含めれば
通算7代目のミノルタ一眼レフカメラである…という理由もあるようですが
これはまぁ…とってつけた理由でしょうね(苦笑)
そのあたりはともかくとして外光式とはいえ
露出計内蔵でミノルタらしい使いやすい一眼レフです。

お預かりしている「SR-7」は
おそらくかなり長い間使われずにしまい込まれていた
個体かと思われます。
とりあえずシャッターはなんとか切れますが
シャッター音は油切れの兆候か耳障りな作動音で
内部には積年の汚れの蓄積もあってか
あらゆる部分の動作が重い感じです。
もちろんシャッタースピードの精度は全く出ていません。
この状態でなんとかシャッターが切れることに
このカメラの丈夫さに感心します。
露出計もなんとか動作してはいますが
動きが非常に不安定です。
もちろん精度も含めて実用できる状態ではありません。

とはいえ何か致命的な破損や不具合があるわけではなく
とにかく汚れや劣化した古い油脂類を除去して
最低限の注油を行い本来の動きを取り戻す作業を行います。
それだけである程度の精度は確保できると思われます。
あとは機械的な(露出計は電気的な)微調整で
通常撮影に問題ない精度を確保していきます。
このころまでのミノルタ機はフィルム室もそうですが
内部にもモルトがほとんど使われておらず
きっちりダイキャストや部品で
寸法的な精度が出ている印象です。
劣化モルトを起因とするトラブルももちろん起こりません。
非常に堅実に作られたカメラだと思います

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