ヤシカミミーのカメラ修理

今日は「いいイヤホン・ヘッドフォンの日」だそうですよ。
11月恒例の「いい〇〇の日」ですねぇ
「いい(11)イヤ(18)ホン」と読む語呂合わせからだそうです。
関連する記念日として、「イ(1)ヤ(8)ホン」と読む
語呂合わせから1月8日は「イヤホンの日」なのだそうです。
個人的な私のイメージですが…
「イヤホン」と聞くと年配の方が(私も年配ですが)
ラジオやテレビを聞くために片方の耳だけにする
昔ながらのモノラルイヤホンをイメージしてしまうのですよね(笑
音楽ちゃんと聴くならイヤホンじゃなくてヘッドフォンでは???と
ついつい思ってしまいます。
現在のイヤホンはそんな野暮ったいモノじゃなくて
文句ナシにいい音もしますしデザイン的にも洗練されてますし
私もワイヤレスイヤホン&スマホで音楽聴きますし
昔のイヤホンのイメージはずいぶん薄れてしまいました。
でも本当は音楽はスピーカーである程度の音量で
しっかり聴きたいですよねぇ…
なかなか環境的に難しい部分がありますが…
ちなみに1日100dB以上の音をわずか15分以上聞くだけで
長期的な難聴になる可能性がかなり高くなる、と言われているそうです。
大音量には注意しましょう…
この基準だと私、かなりマズいな…(苦笑)
昨年の人間ドックでも「難聴の疑いあり」って言われているし…

さてさて

本日は「ヤシカミミー」のカメラ修理を行っています。
1963年発売のヤシカのハーフサイズカメラです。
ヤシカのハーフ判と言えば大口径レンズ搭載の
「ヤシカハーフ17」とかが比較的有名ですが
「ミミー」はそれよりも前に出た
普及型のハーフカメラです。
レンズはヤシノン28mmF2.8で
ピントは固定焦点、シャッタースピードも1/60固定で
セレン光電池使用の露出計に連動して
オート露出で絞りを調整します。
フラッシュ撮影時用にマニュアルでも絞り操作が可能です。
機能的にはシンプルですが
なかなか質感の高いデザインでそこに魅力を感じる方も
多いのではないかと思います。

お預かりしている「ミミー」は心配されるセレンは
精度は少し問題ありますが何とか起電はできている模様です。
今回の「ミミー」の問題はそれよりも
シャッターを切ると必ずシャッターが開いたままで
止まってしまう状態です。
巻き上げると閉じるような状態です。
このタイプのシンプルなシャッターでよくある
羽根の汚れ等による固着ではなく
シャッター駆動部の円盤が汚れ等により
動作不良を起こしているような状態かと思われます。
コニカC35のシャッターでよくあるパターンの
トラブルと似たような感じです。

他、レンズにはかなりカビが発生しており
ファインダーもかなり見えづらい状況です。
まだ取りかかかったばかりの段階ですが
ここからさらに分解を進めて
一通りの整備清掃を行っていきます。

ニコンFEのカメラ修理

今日は「レンコンの日」だそうですよ。
1994(平成6)年のこの日に
全国のレンコン産地が集まって
茨城県土浦市で「蓮根サミット」が開かれたことが由来だそうです。
美味しいですよねぇ…レンコン…
私は記憶のあるころから
実家を出るまでじいさんばあさんと3人暮らしだったので
レンコンはいろいろな料理に出てきましたねぇ
煮物、炒め物には必ず入っているイメージです。
その頃はレンコンなんて読んでいなくて「ハス」でしたねぇ…
私が大好きだったのが「ハスの天ぷら」で
ソース結構たっぷりかけて食べるのですよ
シャクシャクした食感と閉じ込められたみずみずしさと
ほのかな甘さがたまらなくてご飯が一気に進なんだものです。
今でも結構な大好物でなかなひとりだと自分で天ぷらは揚げませんが
総菜コーナーで「ハスの天ぷら」見つけると必ず買ってしまいます。
冷めていても美味いんですよー
煮物もハスがたっぷり入っていればついつい買ってしまいます。
日本酒のアテにもなりますし…
…って書いているとハスの天ぷらめちゃくちゃ食べたくなってきました。
どっか出来合いでタイミングよく売ってないなかなぁ…

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
一時期はOM-1と同じくらい修理依頼の多いカメラでしたが
最近は少し落ち着いていてFEの修理はひさしぶりですねぇ
適度にコンパクトな電子制御シャッター機です。
1978年発売のカメラです。
機械制御のFMとは兄弟機的な関係であり
(意外と共用可能部品は少なかったりしますが)
ニコマート時代のFT/ELの関係そのままに進化したモデルです。
FMは機械制御機ということで基本的な考え方は
ニコマート時代とさほど大きくい変わったわけではなく
時代なりの小型化と内部機構の効率化
露出計がLED式になったくらいの進化具合です。
それに対してFEは電子技術自体がニコマート時代に過渡期だったこともあり
電子回路的に劇的に進化しています。
(回路的には同時開発されたEL2の時点でだいぶ進化していましたが)
特に電子回路の信頼性に関してはずいぶん進歩したと思っています。
そしてFEといえば電子制御の恩恵で「絞り優先オート」が使え
それにも関連して露出計が非常に確認しやすい「追針式」であることが
大きなメリットだと思っています。
個人的にもかなり好きなカメラです。

お預かりしている「FE」は
ご依頼者様が長らく使い続けているカメラということです。
数年前までは問題なかったそうですが
いつからかのタイミングから電池を入れ替えても
電源が全く入らなくなってしまったそうです。
確認してみるとバッテリーチェックから点灯しないので
根本的に電池室から電圧がかからないのかと思われます。
電池室は問題なくキレイなので
裏側のハンダ及び配線に問題があるものと思われます。
ココを修理するためにはそれなりに深い部分まで分解して
配線を交換し仮組して動作確認を行う…という手筈なのですが
少々怖いのは電源が入るようにしてみないと
何か他の…特に電子回路に関わるトラブルを
持っているかどうかわからない点です。

画像は取り掛かり始めの段階で
ここから分解をさらに進めて電源周りの修理を行います。
実際には既にそこの修理は終わって
仮組してとりあえず動きを確認してるのですが…
なんとなく感じていたイヤな予感が当たりました。
シャッターはマニュアル時には正常に動作するのですが
(精度は若干の調整が必要)
常にではなく、ある一定の条件下において
露出計が非常に不安定な動きを見せ
場合によってはダウンしてしまいます。
巻上部SWを一旦オフにして再起動すると一瞬正常に立ち上がりますが
一定の条件下のまま再び不安定になりダウンしていきます。
よくある露出計本体または管制部の破損かと思いましたが
どうやらそうではなくプリント基板内に問題があるようです。
修理不可なことも多いパターンですねぇ…
いろいろ調べたところ今回に関しては
当店の在庫にこの個体に合う正常な基盤があったので
基板ごとの交換で対処していきます。
まだその作業の途中ですが何とかなりそうで
とりあえずホッとしています。

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リコーオートハーフSEのカメラ修理

今日は「録音文化の日」だそうですよ。
1878(明治11)年のこの日に
東京大学に外国人教師として招かれた
イギリスのジェームズ・ユーイングが
持参した蓄音機を使って
日本初の録音・再生の実験を行ったことに由来しているのだそうです。
録音…私が10代の頃にはこの「録音」という行為が
日常に欠かせない行為だったとも思います。
サブスク&配信全盛の現在からは考えられませんが
当時は好きな曲や音楽を好きな時に聴こうとすると
レコードを手に入れるか(CDですらなかったですねぇ(笑))
FMラジオでフルコーラスかけてくれる番組を
エアチェックしてカセットテープに編集するかくらいしか
手段がなかったのでFMエアチェックには随分ハマりました
(小学生6年生~中学生の頃)
高校生になった頃には貸しレコード屋全盛の時代になったので
毎日のように何か借りてきてましたし
少ないバイト代は全てそれ関連に消えてしまいました(笑
当時手に入れられなかったレコードを
最近になって手に入れたりしているので
さすがにテープに録音はしませんがスマホで聴けるように
デジタルデータに落としたりしています…要は録音ですね。
音源がレコードだと等速アナログ録音なので
あまり40年前とやってることが変わっていない…(笑

さてさて

本日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
オリンパスペンシリーズと並んで
ハーフカメラを代表するシリーズです。
ペンは途中で追加されたEE系は手軽に誰でも撮影できるカメラですが
初期のペンは完全マニュアル機でした。
オートハーフは最初の登場当時から
「シャッターを押すだけでだれでも簡単に撮れるカメラ」を目指して
開発されています。
加えて持ち運びに便利なタバコの箱ほどの大きさ目標となっていました。
そうして発売されたオートハーフは1962年発売の初代から
ピントは固定焦点で撮影者が合わせる必要がなく
セレン光電池を使用する露出計と連動したプログラムオート露出で
露出もカメラまかせでよく
さらに巻上もゼンマイ仕掛けで自動巻上としていました。
大きさもほぼ当時のタバコの箱の大きさと変わらないコンパクトさです。
ただこの時代なので総金属性でさすがにずっしりと重く270gの重さがありました。
今となってはそのズッシリ感と金属の質感は逆に魅力です。

派生モデルは除いて本流のモデルは
初代→「S」→「E」と小変更を重ねていき
今回お預かりしている「SE」へと変わっていきます。
基本的な構造はどのモデルも大差ありませんが
「S」が付いているモデルはセルフタイマー付きです。
「SE」は「E」をベースとしてセルフタイマーが追加されたモデルです。
そして生産時期に寄りけりで「SE」の全てではないと思われますが
「SE」の途中からフィルムを装填した際に
自動的に1コマ目までフィルムが送られる
「オートスタート」が搭載されます。
今回の「SE」にも装備されています。
通常に使うには非常に便利な機能ですが
修理する立場から言うと
裏ブタ開けた状態での空シャッターが切りにくくなりました(苦笑)

お預かりしている「SE」は
シャッター切れず巻上もできず…という状態でした。
シャッターが切れなかったのは羽根の粘り等の問題で
露出計もセレンの劣化のため全く動作していない状態でした。
加えて自慢のゼンマイ巻上はゼンマイが切れていたため
正常に動作しない状態でした。
上画像は既に整備が完了した状態でのもので
手前に置いてあるのは交換したセレンとゼンマイ本体部分です。
オートハーフのセレンはペンEE系に比べると
劣化している率が高いような気がします。根拠はなく印象ですが…
最近は通常撮影に充分使用できるだけのセレンが
なかなか見つかりにくくなったように感じます。
今回はじゅうぶんな起電力を持ったセレンと交換でき
他整備の甲斐もあって
非常にスムーズに撮影に使用できる状態となりました。
これから最終的なテスト行って問題なければ完成となります。

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キヤノネットQL17G-Ⅲのカメラ修理

今日は11月15日、「七五三」ですね。
男の子は数えで3歳と5歳、
女の子は3歳と7歳の年に
成長を祝って神社・寺院などに参詣します。
5つの時の七五三はかすかな記憶がありますねぇ
今日と同じようなどんより薄暗い雨模様で
お寺さんに参ってそこで着替えて袴も履いて
烏帽子つけて軽くお化粧もされたような記憶が…
結構、大掛かりなイベントでした。
千歳飴がやたらと美味しかったことも記憶に刻まれています。
アルバムひっくり返したらじいさんが撮ってくれた
そのときの写真もあるはずなのです
何かの片付けの時に見てみます!
気が付けばそれから50年か――――(苦笑)
ほんと時の流れはあっという間ですねぇ

さてさて

本日は「キヤノネットQL17G-Ⅲ」のカメラ修理を行っています。
社会的にも相当なインパクトを与えた初代キャノネットの登場から
11年後の1972年に登場したキヤノネットシリーズ最終モデルです。
前モデルの「ニューキヤノネット」で大幅に小型化され
それまでのイメージとは全く異なるカメラに変わり
「G-Ⅲ」では基本的な構造は「ニューキャノネット」と変わりません。
ランプ式のバッテリーチェックが追加されたくらいの変更です。
「ニューキャノネット」モデルチェンジ時に大きさ的に
劇的に変化しイメージは変わりましたが
コパル製レンズシャッターに大口径レンズを組み合わせ
シャッタースピード優先オートを搭載
マニュアル露出も可能ですがその際には露出計はOFFというところまで
主要な機能は初代から全く変化せず引き継がれています。
普段は気軽にオート露出で撮りつつも
いざとなればマニュアルで
あえて攻めた露出設定も可能というところがいいですね。
小型化され最終モデルとなった
「G-Ⅲ」は現在でもかなり人気の髙いカメラです。

お預かりしている「G-Ⅲ」はまずシャッターが切れません。
レリーズは押せますがシャッターは全く動かない状態です。
シャッター羽根をよく見ると重なり部分からわずかに
油滲みも見えるのでおそらく油脂による
羽根固着かと思われます。
レンズシャッター機では定番のトラブルとも言えますね。
それよりもイヤな予感がするのは
シャッタースピードリングがスカスカに回る状態になっており
それもある一定範囲しか回りません。
どうやらリングと調速カムがリンクしていない感じです。
おそらくリングが回りにくいときに無理に回したものと思われます。
リンク部分はカシメで取り付けられていて
破損していると基本的に修復不可なのですが…
まぁ開けてみて現状の状態を見て考えます…

人気のブラックですね。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
小型化されて以前のモデル程、整備性は良好ではないですが
それでもよく考えられた構造でこの大きさの
オート露出搭載機としては
整備性はかなり良いほうだと思います。

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コニカC35のカメラ修理

今日は「うるしの日」だそうですよ。
平安時代に文徳天皇の第一皇子・惟喬親王が
京都・嵐山の法輪寺に参籠し
その満願の日のこの日に「漆(うるし)」の製法を
菩薩より伝授されたという伝説からなのだそうです。
漆塗りの食器とかは何とも言えない温かみがあって
いいですよねぇ…輪島塗とかが有名ですね。
食器だけではなく家具とかにも漆塗りはあります。
高級すぎて縁がないですが…(苦笑)
紅葉のシーズンですがウルシノキも黄褐色に色づきます。
昔は里山でよく見かけました。
ただ、カブレノキとも言われますが
ウルシノキから出る「ウルシオール」でかぶれる方も多いですよね。
うちのばあさんもダメでウルシノキの下を通っただけでも
かぶれるほどでした…
乾燥した漆器ではそんなことは起こりませんが
生木には体質によって注意が必要です。
私自身は全く問題なウルシノキにも普通に触ってました
(もちろん幼少時代のことなので今はわかりませんが)
ウルシでかぶれる体質の方は
山火事でウルシなどの木が燃えた場合、
その煙を吸い込むと気管支や廃内部がかぶれて
非常に危険なことになる場合もあるそうです。
アレルギーって怖いですよね…

さてさて

本日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
いわゆる「じゃーに~コニカ」ですね。
旅行に連れて行くのに最適なコンパクトなカメラということで
つけられた愛称ですがテレビCMの効果もあり
大ヒット作となりました。
この「コニカC35」の大ヒットにより
ハーフサイズ並みの軽量コンパクトなボディに
誰でも簡単に撮影できるオート露出の組み合わせのカメラが
各メーカーから次々と発売されることになりました。
ミノルタハイマチックやヤシカエレクトロ35、キャノネットあたりが
シリーズ中期から一気に小型化されたのも
コニカC35の影響かと思われます。
それほど「C35」の登場及びヒットは
それ以降のコンパクトカメラに影響を与えることになりました。

小さくても写りの秀逸なヘキサノン38mmF2.8レンズを搭載し
CDS使用の露出計と連動しプログラムオートで撮るカメラです。
それでもしっかりと距離計は搭載し
ピント合わせはきっちりと行うことができます。
個人的に好きなところは
考え方によっては一長一短だとは思いますが
光量の過不足による余計なシャッターロックを備えていないことで
光量不足で露出計が全く振れていなくても
とりあえずはシャッターを切ることができます。
すなわち電池切れで露出計が動いていなくても切れてしまうので
電池切れに気づかずに真っ白な写真を量産してしまう可能性もあるのですが…
それでも暗いとわかっていても近代のネガフィルム性能の良さに賭けて
とりあえずはシャッター切りたい場面ってあると思うので
個人的には光量不足のシャッターロックはなくても良いかと思います。

話がそれましたがお預かりしている「C35」は
その露出計が電池入れても全く動きません。
電池室自体は比較的キレイなのですが
裏側を探ってみるとやはりマイナス側の端子裏で
配線が断線している状態です。
過去に水銀電池を長期間入れたままの期間があったものと思われます。
放置されている「C35」の大半は露出計に
何らかのトラブルを抱えているものと思われます。
そうなるとオート露出にダイレクトに影響するので
やはり本来の撮影はできない状態かと思います。
レンズは比較的キレイですがファインダーはかなり曇っていて
フォギーフィルターを付けて見ているかのような状態です。
シャッターは一応は切れていますがやはりシャッターの動きには
粘りが見られます。駆動部の汚れによるものと思われます。

非常に小さなボディですが
構造はシンプルで非常に整備性の良いカメラです。
これから露出計修理も含めて
各部点検整備一式を行っていきます。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は11月11日…「1111」の形にちなんだ
記念日がたくさん制定されています。
「煙突の日」「ポッキー&プリッツの日」「箸の日」
「下駄の日」「チンアナゴの日」「もやしの日」
「鏡の日」「靴下の日」「下駄の日」「配線器具の日」…
まだまだたくさんあってキリがありません…(笑
そんな中に「めんの日」がありますねぇ
麺類はどれも美味しいですし
これからの季節温まるにも持って来いのモノが多いですよねぇ
うどん、そば、ラーメン、パスタ…どれも大好物ですが
これからの季節はガツンと濃い味のラーメンが食べたくなりますね。
…とはいいながら寄る年波のせいもあって
あまり濃い味のラーメンは一口目こそめちゃくちゃ美味しくても
身体が受け付けなくて最後までは
なかなか美味しく食べられないのですよねぇ
でもそんな私が一杯なら最後まで美味しく食べられる
ちょうどよい味の濃さの家系ラーメンのお店があるので
明日(定休日)あたり行ってみようかと考えています。
そして食後に軽く甘いモノが欲しくなったら
ポッキー買って帰ることにしましょう(笑

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
一時期ほど集中して依頼が入ることはなくなりましたが
相変わらず機種別としては一番修理依頼の多いカメラだと思います。
元祖「軽量コンパクトな一眼レフ」ですね。
「OM-1」が発売開始となった1972年頃の他メーカーの
主力一眼レフを並べてみると
ニコンはF2やニコマートFTN、キヤノンはF-1やFTb
ミノルタはSR-T101及びSR-Tスーパー
ペンタックスはSPF(コンパクトなMXは1976年)
やはり比べてみると「OM-1」のコンパクトは群を抜いています。
他メーカーも考えなかったわけではないでしょうし
ペンタックスはその後、同じような大きさの「MX」で
このジャンルに参入してきます。
どうしても小さく軽くする分、標準的な大きさの一眼レフと比べると
少々華奢な部分もありますし
(それでも現行モデルだった時代には全く問題有りませんでしたが)
そのあたりはどこを優先するかの問題かと思います。
いずれにしてもいろんな対応のカメラが存在して
選択肢が多いのは良いことだと思います。
「OM-1」は軽量コンパクトなことが
確かに一番のセールスポイントですが
個人的には静かなシャッター音や独特の巻上フィールとかの
「使い心地」の面でも非常に魅力的なカメラだと思っています。

お預かりしている「OM-1」は巻上ができない状態です。
シャッター幕の位置から判断して
シャッターはリリース状態です。
巻上レバーが動かないわけではなく
レバーは動くのですがスカスカで手ごたえがありません。
そしてフィルムも巻上されずシャッターもチャージされません。
フィルム室からスプロケットを指で回していくと
何とかチャージができてまずはシャッターを切ることができました。
しなしながらシャッター幕の動きも明らかに悪く
巻くもキレイに最後まで走りません。
巻上レバーが空回りなのはレバーのラチェット部が
巻上軸に噛まないことが原因だと思われ
それ以外にも幕軸やミラー駆動部等の動きが相当悪い状態かと思われます。
おそらく何十年も動かされないまま
しまい込まれていたものと思われます。
ずーっと寝たきりだったのに叩き起こして全力疾走させようとすると
壊れちゃいそうなのは想像できるかと思いますが
まずは普通に動けるようにゆっくり少しずつ動けるように
清掃整備していく必要があると思います。

これから本カウ的に分解整備に取り掛かっていきます。
SWの内部機構からもわかりますが「OM-1」としては
かなり後期のものかと思われます。
電池室には真っ黒になった水銀電池が残されており
当然ながら配線はボロボロで露出計は不動です。
そのあたりももちろん修理の上で調整を行っていきます。
プリズムはいつものモルト由来の腐食はないのですが
単純に経年劣化で大き目の点腐食が数か所発生していて
それが視野の中心に近くかなり邪魔なので
やはり今回もプリズム交換で対処いたします。

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リコー35デラックスのカメラ修理

今日はわかりやすく「119番の日」ですね。
「一刻一秒を争う消火活動や救急・救助活動の始動のため」に
「119番」通報は重要なものです。
おいそれと利用するものではありませんが
いざという時に非常に心強いですね。
私は過去に2回、救急車のお世話になったことがありますが
どちらも対応が遅れていれば最悪の事態も
考えられた場合だったので救急には感謝しかございません。
あまり利用するようなことは起きてほしくはないですが
この年齢になってくると「ちょっとヤバいかも…」と
思うようなこともたまにあるのですよね…
幸い最近は大変なことにはなっていませんが…(苦笑)
ちなみに火災報知の電話が、1926(大正15)年に
導入された時の番号は「112番」だったそうです。
当時は当然ながらダイヤル式の黒電話であり
一刻を争う緊急のためにダイヤルを回す時間の短い番号として指定されました。
しかし、意外とかけ間違いが多かったそうです。
そこで、翌年の1927(昭和2)年にかけ間違い防止と
最後にダイヤルを回す時間が長い「9」を回すことで
落ち着いて話ができるためという理由で
現在の「119番」になったと言われています。
警察への緊急通報の「110番」も同様の理由とされているそうです。
どちらも大変な時にかける番号だとは思いますが
こういう時こそ落ち着いて行動したいですね。

さてさて

本日は「リコー35デラックス」のカメラ修理を行っています。
1956年発売のレンズシャッタ-機です。
搭載されるレンズはリケノン4.5cmF2です。
シャッターユニットはセイコーシャMXで
B・1s~1/500をカバーします。
もちろんレンジファインダーを備えます。
当時としては最高級の機能を持つ
ネーミング通りの「デラックス」なカメラです。
このタイプのレンズシャッター機は巻上がレバーで
レリーズはボタンでもシャッターユニット脇に
チャージレバーやレリーズレバーが露出していることが多いのですが
このカメラではそのあたりもカバーリングしてしまい
高級感の演出に貢献しています。
開けてみるとわかるのですがシャッターユニット側と
鏡胴側で二重にカバーされています。
加えてこの時代には珍しくアクセサリーシューは接点付きです。
いわゆるホットシューですがX接点だけでなく
M/Fにも対応します。現在では使うことはないでしょうが
このあたりも手間がかかっています。

お預かりしている「35デラックス」は
シャッターに若干の粘りがあるものの
動作自体はできています。
レンズは比較的クリアでファインダーも
大きく見えにくいとかはありません。
ただ、ヘリコイドが強烈に固着していて
ピントリングはビクとも動きません。
あまり力に任せて無理をするとロクなことにならないので
時間をかけてゆっくりと緩める処置を起こっていきます。

ヘリコイドは溶剤を使って凝り固まったグリスを
時間をかけて溶かすことから始めます。
それでもそう簡単には緩まないとか思われますが…
並行して降ろしたシャッターユニット側の整備を行っていきます。
ところで巻上レバーは底部にあって
いわゆる「ピストル式」ですが
それなのに底板は裏ブタと一緒に取り外せるタイプです。
裏蓋&底板は左右のノブを緩めて外すタイプです。
35デラックスならではの独創的な部分も結構あり
なかなか面白いカメラです。

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キヤノンAE-1のカメラ修理

今日は「立冬」ですね。
今朝も北風が冷たくて
晩秋らしいキリッとした空気になってきました。
この空気感は好きですがさすがに冷えますねぇ…
秋が極まり冬の気配が立ち始める頃なので「立冬」とされています
暦の上ではこの日から「立春」(2月4日頃)の前日までが
「冬」となります。
でも先程も書いたように「秋の極み」でもあるのですよね。
のこり少ない秋を満喫したいと思います。
「立冬」のい関連した記念日も今日は多く
「鍋の日」「巻寿司の日」「鍋と燗の日」「立冬はとんかつの日」
「夜なきうどんの日」「ココアの日」「湯たんぽの日」等があります。
「鍋と燗」なんて最高の組み合わせですね!
そうだ、そろそろお燗用の日本酒、取り寄せておかなくては…(笑

さてさて

本日は「キヤノンAE-1」のカメラ修理を行っています。
1976年発売のカメラです。
シャッタースピード優先オート搭載の電子制御機です。
電子制御もオート露出も機構的には
既に目新しいモノではなかったのですが
普及機としては膨大な機関とと予算をかけて開発され
マイクロコンピュータを搭載した世界初のカメラとなり
これまでにないコストパフォーマンスに優れたカメラとして
華々しくデビューしました。
電子化による超多機能化を謳った「Aシリーズ」の第1号機でもあります。
カメラ本体の高機能化もさることながら
ワインダーやズームレンズ等のそれまではプロ御用達だった
アクセサリー類を一気に身近な存在にしたカメラとも言えます。
キャッチフレーズは「連写一眼」
いうまでもなく大変なヒット作となりました。

現存台数も多く使いやすいこともあって
当店にも修理依頼の多いカメラです。
電子制御の権化のような扱われ方もしますが
まだこの時代はいうほど中身は電子制御的には
まだまだ過渡期でアナログ的な部分もたくさんあります。
以前も書きましたがシャッターダイヤルからの連動は
まだ糸連動だったりします。
それでもアナログ的な良い部分と電子制御が
上手く融合したカメラでもあり
整備性もこの類のカメラとしては非常に良好です。
そして電子制御的な部分に関してのトラブルは
かなり少ないカメラです。

お預かりしている「AE-1」はたまにレリーズできなくなるという
症状でお預かりしています。
今回は定番ともいえるシャッター鳴きはございません。
おそらく原因はマグネット周りの汚れ等だと思われます。

受付時には気づけなかったのですが
実はレリーズの問題よりも
「レリーズ時にレンズが絞り込まれない」というもんだいが見つかり
そちらの原因をいろいろ調べています。
ミラーボックス周り自体には問題がなさそうではあるのですが
うまく連動できないものと思われます。
いずれにしろ動きを確認しながら仮組みして
五体的な原因を見つけて対処していきます。

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ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「文化の日」ですね。
これに関連していろいろな文化の記念日が制定されています。
「まんがの日」「文具の日」「アロマの日」
「世界コスプレの日」「ビデオの日」等々…
ここに「フィルム写真の日」とか「フィルムカメラの日」とか
入ってほしいような気もしますねぇ(笑
そんな中に「レコードの日」がありますね。
私がレコードからCDに移行したのは高校生くらいの頃でしたね
でもいまだにレコードが聴ける環境は維持していますし
当時から持っているレコードに加えて最近でも
レコードを買ってきて聴いています。
オーディオマニアではないので音質云々はよくわかりませんが
手間がかかる部分も魅力…というのは
フィルムカメラに通じる部分がありますね。
私レベルでは音質はどちらもいいものがありますが
手軽にクリアな音質が聴けるのはやはりCDですよね。
レコードでも相当いい音は出せますがそれなりに手間と
環境が必要です。ここもフィルムカメラに似てますね(笑
今夜は自分のカメラ弄りながらレコードに針を落としますかね…

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
1964年発売のカメラで超大ヒットした一眼レフです。
そのため現存数も非常に多く
今からフィルムカメラを何か手に入れて始めようとすると
必ず候補に入るカメラではないかと思います。
カメラ自体も使いやすく機能的にも良いカメラですが
使用マウントがユニバーサルマウントでもある
M42ねじ込みマウントと言うことで
ペンタックス純正レンズ以外にも使用できるレンズが
メーカーの枠を超えて世界中に存在します。
それも人気の要因かと思われます。
大ヒットしたカメラなので家から出てきたカメラが
「SP」なんてパターンも多いと思います。
基本的にはシンプルで丈夫なカメラですが
さすがに発売から60年経過するカメラなので
そのままで普通に撮影できる…というわけには
いかないことがほとんどです。

お預かりしている「SP」もご依頼者様の自宅で
かなり長い間眠っていたのだと思われます。
当時のカメラとしては少々めずらしいブラック塗装のSPです。
使い込まれた感もあって非常に魅力的ですが
残念ながらさすがにいくつかの問題点を抱えています。
まずはファインダーのを覗いてみると
中央少し下横方向に黒い線が浮かび上がっていて
視野を大きく邪魔しています。
定番のプリズム腐食です。
プリズムをぐるりと囲むように巻かれている
遮光材の劣化と分解によりプリズムの蒸着までも
剥がしてしまっている状態です。
こうなるとプリズムを交換するのが一番確実な対処法です。
シャッターは動作してはいるものの
やはり動きは本来の状態ではなくシャッタースピードの精度は出ていません。
そしてこれも定番ですが露出計が全く動きません。
電池室にもそれなりに緑青がみられましたが
酷いのは電池室裏の端子部分で
そこはびっしりと緑青に覆われています。
これではさすがに通電するわけもありません。

見えにくいですがプリズム腐食も写っていますね。
本格的な分解はここからさらに進めていきます。
機械的な駆動部分は洗浄清掃して注油した上で調整
電気的な通り道は磨いて処理して安定した導通を確保していきます。
依頼数の非常に多いカメラなので
見慣れた光景ではありますが
集中して慎重に作業を進めていきます。

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オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「いい血圧の日」だそうです。
11月は毎日のように「いい〇〇の日」が続きますよね(笑)
「いい(11)けつあつ(two=2)」(いい血圧)と読む
語呂合わせからだそうです。
なかなか強引です(笑
由来はともかくとして血圧は大事ですねぇ…
…というか…ある程度の年齢になったら
目を離せなくなる数値です。
私も少々手遅れの感がありましたが
アタマをやらかしてからは毎日こまめにチェックしています。
それまでもめちゃくちゃ高かったわけではないのですが
不整脈は以前から少しありましたね…
今のところ血圧自体は比較的良好です。
高血圧は普段、症状そのものがあるわけではないですが
脳卒中、冠動脈疾患、心不全、心房細動、抹消動脈疾患
視力障害、慢性腎臓病、認知症の主要な原因です。
この中には症状が出たときには生命の危機となるものも多いので
やはり血圧の数値には目を光らせていなくてはと思います。
そして高血圧症の予兆が見られたなら
速やかに対策を打たなくてはありません。
でも大半の原因は生活習慣的なものなのですよね…(苦笑)
はい、健全な生活を日頃から心がけます。

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
ハーフ判一眼レフというだけで稀有な存在ですが
単に35mm判カメラをハーフにしただけではなく
ハーフ判のメリットを最大限にするために
様々な独自の工夫が施されたカメラです。
ロータリーシャッターの採用や
ポロプリズムを使用した独特のファインダー光路
それに伴うペンタ部の突起のない独特の外観と
極端にオフセットされたレンズマウント
他のカメラでは見ることのできない構造が満載です。
これだけでも相当な魅力を持つカメラです。
加えて本来の目的である
ハーフ判ならではの軽量コンパクトさと
ペンF用ズイコーレンズ群の写りの良さもあり
現在も非常に人気の高いカメラです。
ただしその独特の構造や
コンパクトさを最優先した結果
登場から60年経過する現在となっては
少々華奢に思える部分が多いのも事実かと思います。

お預かりしている「ペンF」は
ミラーアップしたまま固着してしまっています。
ペンFでは定番の症状です。
経年劣化や汚れ・油切れ等によるミラー駆動部の動作不良が原因ですが
症状が軽微な場合はミラーを指で押して
少しアシストしてやればとりあえずは復帰する場合もあります。
今回の場合はそんな状態ではなくがっちり固着して
少々外側から何をしても復帰できない状態です。
軽微な場合だとしても
いずれにせよ根本的に分解整備で
本来の動きのスムーズさを取り戻す作業が必要です。

構造が根本的に通常の一眼レフとは異なるので
分解手順も少々独特な部分がありますが
基本的に整備性は良いカメラです。
(ペンFTになると露出計のせいで厄介な部分が増えますが)
今回問題になっているミラー駆動部に関しても
通常の一眼レフとはミラー駆動する構造が根本的に異なります。
駆動のためのバネのテンションも分解のたびに
掛けなおすような構造になっています。
ミラー駆動だけではなくペンFのトラブルには
かなり定番なものがいくつかあり
そのほとんどがそれぞれの機械部分の動作不良が原因となります。
せっかく分解しているわけですから
そのあたりのポイントをいくつか入念に整備してから
動作確認、各部調整を行っていきます。

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