月別アーカイブ: 2018年2月

リコーフレックスⅣのカメラ修理

今日は2月2日ですが
色々な記念日が設定されていますね~
「夫婦の日」、「頭痛の日」、「ツインテールの日」
「交番設置記念日」、「麩の日」、「バスガールの日」
「おんぶの日」、「おじいさんの日」。。。等々
語呂合わせの日がやっぱり多いのかな。。。
「頭痛の日」ということもあって
私も今日は軽く頭痛気味ですが今日もがんばります!

さてさて

本日は「リコーフレックスⅣ」のカメラ修理を行っています。
発売は1952年、プレスボディのリコーフレックスは
基本的な構造はシリーズを通して同一ですが
このⅣ型からチャージとレリーズをひとつのレバーで
操作するようになりました。
ブローニー判を使用する二眼レフとしては
非常に軽量コンパクトなカメラです。
構造も非常にシンプルでレンズボードとボディ側に
機械的な連動は全くありません。
フィルム装填も赤窓式でセルフコッキングもありません。
普通の35mmカメラしか使ったことがない方からすると
結構慣れが必要ではありますが
ダイキャストの重い二眼レフにはない魅力がたくさんあるカメラです。

お預かりしている個体は
ピント合わせ歯車が非常に重い、ファインダーミラー腐食
レンズカビ、とリコーフレックスの3大定番トラブルと
言っていいような状況です。
ただ、ピント合わせの歯車以外は
二眼レフ定番のトラブルですね。
これにシャッター羽根固着が加われば
二眼レフトラブル四天王といったところでしょうか。。。(笑)

写真でも見えますが、プレスボディのリコーフレックスは
ピントを合わせる際に前玉に付いた歯車を
直接手で回してピント合わせを行います。
歯車で連動してビューレンズもテイクレンズも同様に動きます。
非常にシンプル且つ効率的な構造ですが
この歯車が全く回らない、指が痛くなるほど重い、という個体が多いです。
古いグリスが固着していることが原因で
一度前玉を外し回転部分を徹底的に洗浄し
グリスアップすることで指一本で回るほど軽くなります。
前玉を外すということは当然ピントは狂ってしまうので
テイクレンズ側、ビューレンズ側共に入念にピント調整を行ないます。

今回は一見、シャッターの調子は良い感じだったのですが
もちろん、シャッターユニット及びシャッター羽根も
清掃整備を行っています。
今回のⅣはシャッタースピードは3速+Bのシンプルなものですが
整備後、各SS、非常に高い精度が出るようになりました。

シンプルなだけに磨き上げると美しいカメラです。
二眼レフ初心者にもお勧めできるカメラですね。

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オリンパスペンEES-2のカメラ修理

今日は「ニオイの日」だそうですよ。
匂いとか香りの好みって
個人差があって難しいですよね~
誰もが不快に感じる悪臭はさておき
食べ物の匂いや香水の香りとかも
好みや個人差があったり、
あるいはそのときのシチュエーションや体調にもよっても
「良い香り」と「悪臭」は紙一重ですものね。
特に自分に付いている匂いは自分で気が付きにくいので
本当に注意しなくてはいけませんね。

さてさて

本日は「オリンパスペンEES-2」の
カメラ修理を行っています。
セレン光電池を使い露出計を駆動し
露出計の針を挟み込むことによって
オート露出を行うカメラです。
EEとEESの違いはピントが固定焦点か
ゾーンフォーカスかの違いです。
あれ?今まで疑問に思ってなかったのですが
「ゾーンフォーカス」なのに
何故「Z」じゃなくて「S」なんでしょうね?
全然別の意味があったのでしたっけ?

EES-2はEE-2と同じく
初代EE(S)と比べると裏蓋が蝶番式となり
フィルムカウンターが自動復元式になりました。
ASA(ISO)感度も400まで設定できるようになりました。
より使いやすく現代的に進化していますね。

お預かりしているEES-2は
明るさに関係なく絞りが最小絞りでしか
シャッターが切れません。
暗いところで切っても赤ベロも出てきません。
セレンがもうダメかな。。。とも思ったのですが
赤ベロはセレンとは別問題ですし
単純にセレンがダメで露出計が動作していない状態だと
明るさに関係なく最大絞りにしようとするはずです。
ちょっと分解してみないと原因がわかりません。

写真は既に整備後で最終チェックを残すのみの状態です。
赤ベロが出ないのは赤ベロ動作機構の固着
絞りが最小絞りなのは絞り羽根の固着ではなく
絞り羽根を駆動している部分の動作不良でした。
セレンは無事に起電できていました!
動作する部分のあちこちが固着だったり
動きが悪かったりという状態でした。
長年経過していますし(発売は1968年)
動かしていなかった期間も相当あるでしょうし
やはり分解して清掃・注油を行わないと
この時代のカメラはなかなか本調子にはなりませんね。

もちろん、レンズ清掃、ピント検査、オート調整
全体の点検整備を行いました。
また快調に撮影に使える状態に蘇ったと思います。

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