日別アーカイブ: 2019年6月27日

キヤノネットQL17G-Ⅲのカメラ修理

今日は「ちらし寿司の日」らしいですよ。
調べていて気がついたのですが
江戸前寿司でいう「ちらし寿司」と
関東以外でいう「ちらし寿司」は全く違うのですね。
私のイメージする「ちらし寿司」は
江戸前のそれとは違い
いわゆる「五目寿司」や「ばら寿司」と呼ばれるものです。
「五目ちらし」なんて言い方もありますね。
酢飯にシイタケ、酢レンコン、タケノコ、焼き穴子。。。
たまに無性に食べたくなりますよね。
もうこうやって書いているだけでお腹がすいてきます。
(お昼もまだだし。。。(笑))
スーパーで買ってきたものでも十分美味しいのですが
まだほのかに温かい作りたては本当に美味しいですよねぇ。。。

さてさて

今日は「キヤノネットQL17G-Ⅲ」のカメラ修理を行っています。
つい2、3日前にもG-Ⅲの修理やりましたね。
不思議なもので同じ機種が集中することが多いのです。
コンパクトなボディに大口径レンズ
シャッタースピード優先AEを搭載しますがマニュアルでも使用可能と
非常に使い勝手の良いカメラです。

お預かりしているG-Ⅲは人気のブラックモデルです。
個人的にはシルバーも好きですが
ブラックになると印象が全く異なりますね。
まず今回のG-Ⅲはシャッターボタンを押しても
シャッターがなかなか切れません。
レリーズ1回ではまず切れず、何度か押していると
思い出したように突然シャッターが切れます。
最初は羽根の粘りのせいかな。。。と予想したのですが
シャッターが動作するときの動きを見ていると
羽根粘りではなさそうな気がします。
シャッターユニット内の部品の動きが悪いような感じがします。
電池はご依頼者様がもともと入れていた
1.5Vのヴァルタ電池が入っているのですが
露出計・オート共に少々オーバー傾向です。
もともと1.3Vの水銀電池使用カメラに1.5V電池を入れて使うと
1.5段ほどアンダーになることが多いのですが
今回は逆ですね。どちらにしても電池室周りのチェックや
ハンダの怪しいところはやり直すので
その後、もう一度チェックした上で調整を行っていきます。

まだ現状チェックを一通り行っただけで
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
アタリや目立つキズもなくキレイなボディです。
小さくても安っぽさは全くなく
質感も非常に高いカメラだと思います。
さすがキャノネットの集大成ともいえるモデルですね。

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