日別アーカイブ: 2019年6月29日

フジカ35-Mのカメラ修理

今日は「佃煮の日」だそうですよ。
佃煮と一言で言っても色んなものを佃煮にしたものがありますが
どれもご飯に良く合いますよね。
お米が非常に好きな私としては
ご飯を美味しく食べられる佃煮も大好物です。
無難に昆布や海苔の佃煮が特に好きかな。。。
貝類もいいですよね。
あぁ、炊き立てのご飯が食べたくなってきました。。。。

さてさて

今日は「フジカ35-M」のカメラ修理を行っています。
現在でもフィルムメーカーとして
そしてカメラメーカーとしても
君臨する富士フイルムですが
もちろんフィルムカメラ全盛の時代にも
カメラメーカーとして様々なカメラやレンズを供給しています。
「フジカ35-M」はフジフイルム初の
35mm判レンズシャッター機です。
レンジファインダーを備え
シャッターユニットはこの時代の色々なカメラで実績のある
シチズンMXVを搭載します。最高速は1/400です。
レンズはフジノン4.5cmF2.8で3群5枚構成です。
ちょっと変わっているのが
まず、巻上レバーは底面にあり
巻戻しクランクは上カバーの横に付いています。
さらにピント合わせはレンズ鏡銅ではなく
背面部のダイヤルを回して行います。
特にピントダイヤルは巻戻しクランクは
この位置に配置するため多少複雑な造りになっていて
操作性を突き詰めてこの位置にしたことだと思われます。

上面には巻上レバーも巻戻しクランクもないため
スッキリしたデザインです。
お預かりしている「35-M」は
レリーズボタンを押してもシャッターが切れません。
昨日のオリンパス35-Sも同じような症状でしたが
こちらはレリーズボタンを押せば巻上は可能です。
まだ現状を確認している段階なので
はっきりしたことは言えないのですが
現段階で予想するとすれば今日はシャッター羽根固着が
原因ではないかと思われます。
(ちなみに昨日の35-Sは
やはりシャッター固着ではなく
シャッターチャージリンケージ破損による
チャージ不良が原因でした)
まずはシャッターユニット部が露出するところまで
分解してシャッター羽根の状態をチェックするところから
取り掛かろうと思います。

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