日別アーカイブ: 2026年3月11日

ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「パンダ発見の日」だそうですよ。
1869(明治2)年のこの日に
中国・四川省の民家で
伝道中のフランス人神父アルマン・ダヴィドが
白と黒の奇妙な熊の毛皮を見せられました。
これが、西洋でパンダが知られるきっかけとなったそうです。
中国の高山地帯にのみ生息する生物です。
見た目も独特ですが
食生活はさらに非常に特殊で主食は竹です。
竹は栄養価が低いため、パンダは毎日大量の竹(約12〜38キロ)を食べて
栄養を確保する必要があります。
竹以外にも、果物、野菜、時には魚や小動物を食べることもあるそうですが
これらは彼らの食事のごく一部を占めるに過ぎないのだそうです。
いろいろあって日本国内では実物は見られなくなりましたが
遠目に見ている分やイラスト化やキャラクター化されたパンダは
かわいいですよねぇ…
でも白黒模様で竹を食べる「熊」ですからね…
クマ科動物として気性の荒い一面も併せ持っていることは
忘れてはいけないような気がします。

さてさて

本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
いつも書きますが「SR-1」というモデル名から
トップモデルかと思われがちですが
いわゆる普及型のカメラです。
ミノルタの一眼レフトップモデルは
「SR-2」に始まり
その後、「SR-3」「SR-7」「ニューSR-7」へとモデルチェンジされ
それをベースとした「SR-1」も同様にモデルチェンジを繰り返しますが
「SR-1」もモデル名はずっと「SR-1」のままでした。
そのため年式によって同じSR-1でも中身も外観も全く異なる
「SR-1」が何種類も存在しちょっとややこしいことになっています。

今回お預かりしている「SR-1」は精悍なブラック塗装です。
外観の特徴から「ニューSR-7」がベースとなっていることがわかります。
となると正確にはモデル名は「ニューSR-1」です。
(ボディの刻印はニューSR-7同様「SR-1」のみです)
1965年発売のカメラです。
「ニューSR-7」をベースに1/1000が省略され
差別化が図られたカメラです。

お預かりしている「ニューSR-1」は巻上に油切れの兆候が見られ
少々重いうえにスムーズさが欠ける状態です。
高速シャッターは開いてはいますが精度もいまひとつです。
ご依頼者様のご指摘によるとコマ間がやたらと不揃いで
コマ被りも起きてしまうとのことです。
やはり全体的に本来の動きに戻すための
一通りの整備が必要な状態です。

「ニューSR-7」がベースということは
ダイキャストや基本構造は次期主力モデルの
「SR-T101」と共通です。
巻上レバー下にスローガバナーが配置されているのが
わかりやすい特徴ですね。
その後、ヒットモデル+ロングセラーモデルとなる
「SR-T101」ベースと考えれば機械的機構は
当然ながらかなり安定していてよくできています。
そのうえ、露出計や開放測光機構もないので
かなりシンプルな構造になっています。
もちろん整備性は良好です。
ただしさすがにSR-T101の中期以降に比べれば
熟成の進んでいない部分も多少あり
動きにくくなりやすい部分もありますので
そのあたりを中心に入念に整備に取り掛かっていきます。

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