ニコマートFTNのカメラ修理

今日は4月6日ということで「しろの日」だそうです。
「城」も「白」もそうですね。
城。。。あまり興味を持って見たことがないのですよねぇ。。。
地元の広島城しか間近でみたことがないかも。。。(汗)
「白」。。。今はクルマ持っていませんが
過去11台乗り継いで、そのうち「白」が5台。。。
やっぱり日本では「白いクルマ」って売れますよね。
ちなみに「白」以外は濃紺系が4台、赤が1台、グレーが1台。。。
クルマはまだまだ欲しいとは思わないけどバイクは欲しいなぁ(笑)

さてさて

今日は「ニコマートFTN」のカメラ修理を行っています。
1967年の発売で前身のニコマートFTに
開放F値の自動設定機能(いわゆるガチャガチャ)が搭載されました。
ニコマートだけでなくFフォトミックやF2フォトミックでも
おなじみの「ガチャガチャ」ですが、家から出てきたカメラで
説明書もなく、あまり詳しくない方だったりすると
この「ガチャガチャ」による開放F値設定を知らない方も多いようです。

シャッターはこの頃、大ブレイクし各社の中級機にこぞって搭載された
「コパルスクエア」ですね。
この後もいろいろ改良を加えられながら現在のデジタル一眼にも
搭載される金属羽根縦走りシャッターの先祖でもあります。

今回、お預かりしたニコマートFTNは非常にキレイな外観です。
シャッターも一見快調に切れており、問題なさそうにも見えますが
さすがに油切れの兆候が各所に見受けられます。
測定機で詳しく見てみると後幕(羽根)に比べて先幕(羽根)の
動きが極端に遅く、高速シャッターでは
視野の両端で1段以上、露光量が異なる状態です。
先幕の根元近辺に油か汚れがあって抵抗になってしまっているようです。

他、露出計は今回、1.5Vで合わせますが
現在のままでは2.5段ほどアンダーになってしまっています。
これももちろん調整いたします。

まずはこれから分解を進めてシャッター羽根の洗浄から取り掛かります。
その後、各部点検整備一式を行います。

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