オリンパスペンEESのカメラ修理

今日は7月8日。。。語呂合わせの記念日が多いですよ
「質屋の日」、「なはの日」、「ナンパの日」
「なわの日」、「七転八起の日」。。。等々
「七転八倒の日」はないのですね。
まぁそんな記念日は苦しそうで嫌ですよね(笑)
そんな中に「ナ(7)イスバ(8)ディーの日」なんてものもありました。。。
何だか最近、また体重増加が止まらないのですよねぇ(汗)
そんなに食べていないしリハビリとはいえ
それなりに運動もしているのに。。。
2月の入院で8kg落とした体重も
いつのまにか5kg戻ってしまいました。
その上、肉の付き方がまた悪くお腹に。。。(苦笑)
はぁ、血糖値や血圧もそうですが
まずは体重くらいある程度コントロールできなきゃ話になりません。
長時間の座り仕事だから難しい部分はありますが
もう一度、食生活から抜本的に見直さなければ。。。
中高年とはいえ、あまりだらしない身体をしているわけにはいきません!
ナイスバディを目指していろいろがんばります!

さてさて

今日は「オリンパスペンEES」のカメラ修理を行っています。
オリンパスペンと一言で言ってもいろんなタイプの
ペンが存在しますが、いわゆる「EE系(EESも含んで)」は
ペンSと並んで非常に修理依頼の多いカメラです。
EESはピントが固定焦点のEEをベースに
目測ゾーンフォーカスとしたモデルです。
絞りが開いてしまうような場面では
EEとりもシャープなピントが得られるはずですが
お預かりのEESはご依頼者様曰く
「ピントが全くあっていない」のだそうです。
特に無限遠がダメなのだそうです。
ペンEE系は「バルブ」がないので
そのばでは確認ができず
そのときは写真もお持ちではなかったので
はっきりと確認はできませんでした。
後日、整備を行うにあたって分解してびっくりです。
前玉ユニットが外れてしまっています。
ペンのピント機構はいわゆる前玉回転式で
ピントリングとの連動で
前玉を回すのですがその前玉が
繰り出しすぎて外れてしまっているのです。
前枠で引っかかるので落下することはないですが
これではピントが合うわけがありません。
その他にもオート露出が大幅にオーバーだったりしたのですが
これもファインダユニットごとメーターが外れていて
中でグラグラ遊んでいることが原因です。
過去に落下した形跡もありますし
ペンEE系はいろんなところのネジが緩むのは定番ですが
今回は明らかに適当に分解され
適当に組み上げられた個体ではないかと思われます。
たまに。。。いや、最近は比較的頻繁に
こういうカメラに巡り合いますね。
分解途中であきらめるのはいいのですが
なるべく元通りに組み上げてほしいことと
こういう個体が普通に中古品として
市場に出てくるのは止めてほしいですね。
(ご依頼者様は中古品としてこのEESを
入手されたとのことです。
どこからかまで聞いていませんが。。。)

他にも何が起こっていてもおかしくない状態なので
隅々まで念入りにチェックして
整備・調整を行いつつ再組立てしました。
幸い致命的な破損等はなく
結果的には非常に良い状態になりました。
ピント精度はもちろん
露出計・オート露出も申し分ない精度が出ています。
レンズ・ファインダーはクリアになり
外装もできるだけ磨き上げました
ご依頼者様は最初の撮影でいきなりがっかりしたと思われますが
改めて使っていただければと思います。
今度は期待以上に良い写りをすると思います。

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