ペンタックスSLのカメラ修理

今日は「ニキビの日」だそうですよ。
日付は「5(いつも)2(ニキビは)1(皮膚科へ)」と読む
語呂合わせからだそうです。
うん、なかなか強引でいいですね!(笑
私はそれほどまでにはひどくなかったですが
やはり中学生の頃はニキビが出てきて
気にしていたかな…高校生になると
もうそれほど出てこなかった記憶が…
中学生なんて微妙な時期ですものねぇ
風呂上がりに毎日欠かさずクレアラシル塗ってたなぁ
懐かしい。。。(笑
いまや基本的に全身油脂分不足気味でカサカサだけど
おでことか鼻の頭だけ妙に脂っぽくて厄介だし
ニキビや吹き出物はないけど
意味不明なシミはあちこちにできるし…
あ~歳はとりたくないですね!
ニキビで悩んでた頃が懐かしいです~

さてさて

本日はペンタックスSLのカメラ修理を行っています。
1968年発売のカメラです。
大ヒットモデル「ペンタックスSP(1964)」から
露出計を省略したモデルです。
この頃にはTTL式露出計を搭載した一眼レフが
各社から出そろいつつある時代だったわけですが
そのカメラから露出計をあえて外したモデルも
各社から出ていました。
これは多機能化するカメラに対して
トラブル要因が増えることを嫌うユーザー層や
そもそもカメラに搭載される露出計を信用できないと考える
ユーザー層がハイアマチュアやプロにも
一定数存在したらなのですね。
カメラで言うと確かにその後、露出計搭載、オート露出搭載は
もはや当たり前になっていくのですが
この時代はまだまだ過渡期ですし
複数のカメラを同時に使うことが多く
その場合に共通の単体露出計を使い慣れていると
カメラ側に露出計はいらない…というのもわかります。
故障要因という点からも
例えが悪いですが昔はやったテレビデオなんかで
ビデオが壊れたせいでテレビごと修理に出さなくてはいけなくて困った
(私、過去に実際に困りました。。。(笑))
と同じようなことがカメラでも起こってしまうわけですね。
現在、60年代あたりのカメラを使う場合にも
故障する可能性が高い、精度がいまいち信用できない、
その機種ごとのクセがあって場面によっては使いにくい等々の
理由で露出計は一思いにないほうがいい…という考えもアリだとは思います。
撮影する写真のジャンルや使うフィルムにもよりますかね…

話がそれたので本題に戻ります。
いずれにせよ「SL」はシンプルで使いやすい良いカメラです。
たださすがに発売から50年近く経つカメラで
なかなか未整備のまま普通に使える…というわけにはいかないと思います。
お預かりしている「SL」もまずは定番のプリズム腐食を抱えていて
少々ファインダー内が見づらいことと
全体的に油切れ気味で幕軸の動きが悪く
先幕後幕の幕速バランスも崩れています。
当然ながら高速シャッターの精度は出ていない上にかなり不安定です。
場合によっては写真の片側が黒くなってしまうような状態です。
プリズムは腐食のない中古良品と交換で対応しますが
各部駆動部にやはり一通りの整備が必要な状況です。

まだ取り掛かったばかりですが
これから本格的に分解整備を行っていきます。
露出計がないので巻き戻しクランク側周辺が
妙にすっきりとして見えますね。
当然ながら配線はフラッシュ同調に関するものしかありません
基本的にM42マウントだと
絞り込み測光になってしまうので
露出計ナシでもいいかもしれませんね。
SPに比べると現存数は少ないですが
あえて積極的にSLを選ぶのも良い考えだと思います。

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