今日は8月7日で「バナナの日」だそうですよ。
「バ(8)ナナ(7)」と読む語呂合わせですね。
私もバナナは定期的に買って自宅においてありますねぇ…
思いついたときに手軽に食べられるのがいいのですよね
もちろんとっても美味しいですし…
手で皮が簡単に剥けるのが手軽で助かるのです。
栄養価も非常に高く
頻繁に山を歩いていた頃には
行動食としても大活躍でした。
アフリカ諸国の中にはバナナが主食という国もあるそうです。
でもそういう国のバナナは日本でよく見かける
デザート用のバナナではなく煮たり蒸したりして
食べる料理用バナナなのだそうです。
通常イメージするバナナよりも野菜に近いものだそうです。
普通に手で皮をむいて生で食べるデザート用バナナは
そのままでも文句なしに美味しいですが
近頃の暑い夏を過ごしていると
しっかり冷房の効いた快適な喫茶店で
華やかに仕上げられたあまーいバナナサンデーが
食べたくなりますねぇ…
さてさて
本日は「オリンパスペンEE-2」のカメラ修理を行っています。
ハーフカメラの代名詞的存在の「ペンシリーズ」ですが
その中でもカメラ初心者でも気軽に扱える
「ペンEEシリーズ」を真っ先にイメージされる方も多いと思います。
最初の「ペンEE」は1961年発売で
もちろん大ヒットし、1968年に改良型の「ペンEE-2」にモデルチェンジ
より使いやすくなって大ヒットを計測し
さらに1973年に「EE-3」にモデルちチェンジされます。
このあたりの時代ではめまぐるしくカメラの電子化・多機能化が
一気に進み、その時代の中で昔ながらのシンプルな
「EE-3」はいつのまにか孤高の存在になっていきますが
1986年まで生産が続けられ「ペンシリーズ」の
最終清算モデルとなります。
1986年当時は同じオリンパスから世界初の生活防水機能を実現した
全自動のコンパクトカメラ「AF-1」(ぬれピカ→ぬれてもピカソ)が
発売されています。
同じ時代に生産されていたとは思えないほどの違いですね…
お預かりしている「ペンEE-2」は
かなり長い間使われずにしまい込まれていたものと思われます。
シャッターはとりあえずは動作していますが
露出のオートは全く制御されていないようです。
受光部を覆い隠しても赤ベロは出ずシャッターが切れてしまいます。
反対に明るいところに向けても絞りはほぼ全開のまま
2段速の遅い方のSS(1/30)で切れているようなので
露出計がほぼ動いていないと予想されます。
さらにフィルムカウンターの戻りバネが効かないのか
「72」で固まったまま、裏ブタを開けてもゼロ復帰しません。
とてもこのままでは撮影に使えない状態です。
心配されるのはセレンの状態ですが
あまりよろしくないですね…
全く起電していないわけではないのですが
露出計は光に対してわずかばかりしか反応しないようです。
まだ取り掛かり始めなのでこれからですが
セレン本体が劣化でダメなのか配線かハンダ
あるいは抵抗の劣化で
露出計まで電流がうまく流れないのかを
これから調べていって対応していきます。
シャッターも経年相応の粘りや
レンズ・ファインダーにも汚れカビが見受けられますので
全体的な清掃整備を行っていきます。
シンプルでよく考えられた構造で
小さくても整備性は非常に良好なカメラです。
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