今日は「鏡の日」だそうですよ。
「いい(11)ミラー(30)」と読む
語呂合わせからだそうです。
昨年も同じことを思いましたが
「いいミラー」と聞いて
「あーさやけーにひかりのなかに
たつかげは~♪」って脳内再生されました(笑)
日常生活で鏡を見るのはもちろんですが
仕事上、レフ機のファインダーミラーや
レンジファインダー機のハーフミラー等々
表面鏡に携わることが多いですよねぇ…
カメラにしろ日常で使う鏡にしろ
いつもクリアで鮮明に映し出してほしいものです。
そのためにはやはり定期的な清掃が欠かせませんね。
日常で使う鏡は蒸着面の上にガラスが1枚あるので
少々ラフな拭き方をしても大丈夫ですが
カメラ等に使う表面鏡は蒸着面が露出しているので
無理な拭き方をしているとすぐに傷がついてしまいます。
それでもレフ機のミラーはかなり頑丈ですが
取り扱いにはくれぐれもお気をつけください
さてさて
本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
当時のキャッチフレーズは「シンプル・ニコン」
その前年に発売された機械制御シャッター搭載の
「FM」とは姉妹機にあたり
こちらの「FE」は電子制御シャッターを備えます。
その副産物で「絞り優先オート露出」を装備します。
電子制御器とはいえ
電池がなくても機械制御の1/90とBは使用することができます。
「B」時に電池を使わないのは
長時間露光とかを多用する方には嬉しい機能です。
このあたりはさすが当時のニコンという気がします。
絞り優先オートを備える関係もあって
ファインダー内露出計表示は2針式で
設定SS、Autoを表示しつつ、露出計の指示する
SSを示します。ファインダー内直読で
レンズ設定絞りも確認できる上に
現在の設定と露出計指示がどれだけ差があるのかも
一目で確認でき露出をコントロールする際に
非常に使いやすいファインダーになっています。
取り回しの良いサイズと端正なデザインもあって
現在でも非常に魅力的なカメラだと思います。
お預かりしている「FE」は
一通りは動作してるのですが露出計に多少ズレがあり
オート制御が少々不安定です。
このタイプの電子制御機は基本的に精度も
動作も安定しているのがセールスポイントのひとつですが
それも接点やマグネット吸着面がキレイなことが大前提です。
電子制御機はこのあたりのちょっとした汚れが
動きの不調に直結します。
FEの電子制御回路は非常に丈夫で
電子部品等のトラブルはかなり少ない方ですが
なにせ発売されてから50年近く経過するカメラです。
大切に使っていてもさすがに内部に汚れはたまりますし
接点も汚れます。
このあたりの清掃整備はやはり不可欠です。
さすがにこの時代の電子制御機なので
プリズムはフレキに覆われています。
そのフレキ上に多くの半固定抵抗が並んでいます。
もちろんひとつひとつきちんと役割があって
細かな調整が可能です。
それが有効に使えるのも
機械駆動部分がストレスフリーで動作していることと
先述した各接点、マグネットがキレイであることが
大前提です。
これからまずは機械的な部分を含めて
分解整備に取り掛かっていきます。
この類のカメラとしては「FE」は整備性も良好です。
この季節なので静電気にも注意しながら
慎重に作業を進めていきます。
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