オリンパスM-1のカメラ修理

今日は1/15で「小正月」ですね。
1月1日の「大正月(おおしょうがつ)」に対して
1月15日を「小正月(こしょうがつ)」といいます。
また、14日から16日までの3日間を
「小正月」とする場合などがあるそうです。
この日の朝には米と小豆を炊き込んだ
「小豆粥(あずきがゆ)」を食べる習慣があり
早朝に食べることから「あかつき粥」などとも呼ばれているそうです。
お粥よりもあまーい「ぜんざい」が食べたいですねぇ(笑
さすがに1月も半ばですから
お正月の特別感ももうずいぶん以前のような感覚です。
…とはいえまだ少しばかり長く休んでいた影響が
仕事にはありますね(苦笑)
もっと気合い入れて、休んでいた分を取り戻さなければ…

さてさて

本日は「オリンパスM-1」のカメラ修理を行っています。
1972年発売のカメラです。
のちの「OM-1」の最初期モデルですね。
「M-1」の名前で販売されていたのは
10ヶ月ほどの間です。
生産台数はいろいろな説がありますが
出ている数字よりも多く現存しているような気がします。
生産台数の少なさの割には比較的見かけることの多いカメラです。
中味的には初期のOM-1と変わりません。
M-1ならではの特徴も少しばかりありますが
その多くが最初期の「OM-1」の特徴でもあります。
フィルム室の4本スタッド、マウント部のマイナスネジ
巻き戻しネジのマイナスネジ、接眼レンズの形状
巻上レバー裏側の形状、プリズム抑えの4本バネとか
細かいところばかりいろいろあります
いずれにしても当時、他メーカーがやらなかった
軽量コンパクトで静かな一眼レフの先駆けです。
名機なことに間違いはないです。

お預かりしている「M-1」はかなり長い間
使われておらず眠っていた個体かと思われます。
精度はともかくとして動作はひととおりできますが
接眼レンズやファインダー内に多くのカビが発生していて
全体的に動きも少々重いです。
そして定番のプリズム腐食です。
フィルム室のモルトもボロボロでしたが
上カバーを開けてみるとプリズムと接眼レンズの
隙間を覆う遮光用モルトは加水分解でやはりボロボロです。
これがプリズムに侵食して蒸着の剥離を起こします。
そしてファインダー内の視野下方に腐食としても
確認できるような状態となります。

まだ取り掛かったばかりの状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
プリズムは交換で対応します。
いつも書きますがOM-1は小型化を進める上で
いろいろな独自の工夫が内部に凝らされており
整備性自体は悪くないですが
デリケートな部分の多いカメラです。
さらにM-1や初期OM-1の場合は
中期以降のOM-1に比べて内部樹脂部品の劣化が
進んでいることが多く分解時に非常に神経を使います。
今回もそのあたりをしっかり念頭に置いて
慎重に作業に取り掛かっていきます。

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