日別アーカイブ: 2026年1月16日

ヤシカエレクトロ35CCのカメラ修理

今日は「囲炉裏の日」だそうですよ。
「い(1)い(1)ろ(6)」(いい炉)と読む
語呂合わせからだそうです。
囲炉裏のあるような古民家って憧れますよねぇ…
一時期、興味があっていろいろ調べたりしました
囲炉裏だけじゃなくて古民家全体がそうですが
若くて体力のあるうちならまだしも
もうその維持や手間がどう考えても無理ですね…(苦笑)
加えて古民家のあるような場所は
今の私にはもう住めないかな…
まぁ所有するのは無理でも
少し足を延ばせば古民家カフェとかありそうですし
そういうところで雰囲気を楽しむのが正解かと思います。
少し話が囲炉裏からそれますが
古いものには味わい深いものも多くて
使っていて楽しいものもたくさんあるのですが
やはりそれなりに不便さや手間とコストはかかります。
そのあたりのバランスを趣味として
楽しめて許容できるかどうかが大事なのでしょうね。

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロ35CC」の
カメラ修理を行っています。
1970年発売のカメラです。
エレクトロ35シリーズの中では
少し派生的な存在のカメラです。
本流のエレクトロ35シリーズは
翌年に「GSN」や「GTN」が発売され
まだ初代からの流れを汲む大柄なボディのカメラですが
「CC」はそれに比べると小型化が進められたカメラです。
そしてシリーズ中唯一の35mm広角レンズを搭載します。
さらに「ろうそく1本の光でも写る」がテーマの
エレクトロですからF1.8の大口径です。
距離計もしっかり装備されています。
このスペックのレンズ固定型カメラというのは
なかなか珍しいと思います。
ただこの時代のカメラなので大口径レンズは
ボケ味を楽しむという意味で搭載されているわけではなく
光量が少ない場面で速いSSを確保するためのモノですね。
そもそも絞り羽根が2枚なので開放以外では
独特のボケとなってしまいます。
それでもこのカラーヤシノン DX 35mmF1.8レンズは魅力です。

お預かりしている「CC」は
電池室はキレイで電池を入れるとバッテリーチェックも点灯し
ファインダー内警告灯も点灯します。
そのそも電源の入らない個体が多いので
そこは非常に良いのですが…
肝心のシャッターが切れません。
巻上はできてレリーズは押せるのですがうんともすんとも言いません。
ただレリーズボタンを押すとまた巻上は可能です。
電源は入るけどまったくシャッター制御ができず
一定速でしか切れないとかの症状は多いですが
このカメラでまったくうんともすんともいわないのは
割と少ないパターンです。
エレクトロはシリーズ全般的に
レンズシャッターでよくある羽根の油滲み等による
張り付き固着は起きにくいカメラなので
固着は固着でしょうが原因は羽根駆動部か
マグネットにあると思われます。
いずれにしても分解してみないとわかりませんね。

まだ取り掛かったばかりの段階ですが
これからシャッターユニットの周りの分解から
取り掛かっていきます。
整備性はこの類のカメラとしては良い方ですが
やはり初代からの流れを汲む
大柄なタイプのエレクトロに比べると
少々ややこしい作りになっています。
そもそも小型化されているので
いろいろなところが狭くて大変です。
電子制御機なので機械的駆動部に加えて
各電気接点等の整備も入念に行っていきます。

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