ミノルタXDのカメラ修理

今日は「ロープデー」だそうですよ。
4・27(よいつな)の語呂合わせですね。
少し前までは単車を軽トラに載せて地元に帰ったりしてたので
結び方もほんの少しはわかるのですが。。。
山でも役に立つので色々な結び方を
ちゃんとそのうち覚えたいですねぇ~

さてさて

今日は「ミノルタXD」のカメラ修理を行っています。
1977年に発売された世界初の両優先オート搭載のカメラです。
(シャッタースピード優先AE、絞り優先AE)
詳しくは省略しますがシャッタースピード優先AE時には
サイバーネーションシステムを使って
プログラムAE的にも動作します。
使用感の良さは前モデルのXE同様で
XEとはまた違った感触ですがなめらかな巻上で
音質の良いシャッター音、
さらに小型化されて凝縮感の高いデザインも非常に魅力です。
もうひとつ説明に外せないのが
このXDから採用された「アキューマットスクリーン」
ピントの山を捉えやすく、かつ非常に明るいファインダーを実現しています。

いいことばかりのようなXDですが
電気系にトラブルの多いのも事実です。
修理不可能な確率も高めといえると思います。

今回、お預かりしたXDはご依頼者様のご実家で
眠っていたカメラということです。
まず巻戻クランクを引っ張っても裏蓋が全く開こうとしません。
固着しているというよりは
ロックが全く外れようとしていない感じです。
とりあえずシャッターは切れるし電源も入るのですが
ファインダー内に本来あるはずのSS/絞り表示が脱落しています。
さらに露出計の表示は不安定で
正しい値を指すこともありますが完全に振り切ってしまうことのほうが多いです。

露出計表示の不安定さは感度設定ダイヤル下の
摺動抵抗の接触不良が原因のようです。
基板そのものは正常に動作するようなので
何とか修理は可能と思われます。

XDの修理はボディ底面から繋がるフレキを全て外さないと
何も始まりません。
静電気等で簡単に壊れてしまう部分でもありますので
これから慎重に作業を行います。

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