ミノルタSR101のカメラ修理

今日は「東名高速道路全通記念日」だそうですよ。
1969年5月26日に大井松田-御殿場間が開通し
東京から愛知県小牧市までの東名高速が全線開通となったのですね。
私の生まれた約1ヵ月半後のできごとです。
電車での旅も楽しいですが自分で運転して
高速で遠くまで走り続ける旅も楽しいですよね。
時間はかかりますが自分の気分でいくらでも予定変更できるし。。。
少し前までは実家のあった呉までクルマやバイクで
帰省したことも何度もありましたが楽しかったです。
(渋滞さえなければ。。。(笑))
高速だと真夜中のSAが何とも心地よいのですよねぇ。。。

さてさて

本日は「ミノルタSR101」のカメラ修理を行っています。
「SRT」ではなく「SR」です。
私もこのカメラを知ったばかりの頃はよくわかっていなかったですが
同じような機種名のカメラが多いのでちょっとまとめておくと。。。

・ミノルタ初のTTL測光機で開放測光に対応した
「MCロッコールレンズ群+SRT101」がデビュー(1966年)

・SRT101をベースにした後継機「SRTスーパー」が発売(1973年)
(SRT101は小変更を行い生産継続(SRT101改とも呼ばれる)

・SRTスーパーの後継機「SR505」が発売
SRT101の後継機「SR101」が発売(1975年)

こんな感じですが基本的にな構造は
ほとんど変わらず作り続けられました。
それだけ基本設計は優れていたということですね。
1973年にはXシリーズ最初のモデルである
「X-1」が発売されていて
その後、ミノルタは電子制御シャッター機に
大きく舵を切っていくので
機械制御シャッター機としては
今回ご紹介する「SR101」や「SR505」が最後のモデルとなります。

今回お預かりしているSR101ですが
シャッター、露出計は動作していますが
やはり精度は出ておらず調整が必要です。
ファインダー内のSS表示も1/500まではきちんと動作するのですが
1/1000までは動ききらないようです。
ちょっと不可解なのが絞りを動かすと
ファインダー内の〇指針はきちんと動くのですが
SSダイヤル動かしたときにはほとんど動きません。
少しばかりは動くので連動糸が切れているわけではないと思いますが
糸を巻いている箇所に問題があると予想します。
他、動作しているとはいえ、全体的に油切れの兆候があり
動作音、操作感ともに本来のスムーズさではない感じです。

これから本格的に分解整備に取り掛かり
各部点検整備一式を行っていきます。

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