ニコンFEのカメラ修理

今日は「焼き鳥の日」だそうですよ!
焼き鳥。。。大好きですねぇ。。。
カリッカリに焼いた皮に塩なんて最高ですね。
これまたビールに合うのですよねぇ。。。
いかん、まだお昼前なのに
頭の中が焼き鳥屋モードになってしまう。。。
まずは仕事しなければ。。。(笑)

本日はニコンFEのカメラ修理を行っています。
当店のブログでもトップクラスの登場回数を誇るカメラですね。
電子制御シャッター機ということで
敬遠されるイメージありますが
他メーカーの電子制御シャッター機に比べると
かなりトラブルの少ないカメラです。
今回お預かりしているFEも電子基板関連には
特に異常は見られません。
(もちろんメーターやオートにズレは見られるので
調整は必要ですが。。。)

問題なのはその電子基板以前の電源部に問題があるようです。
新しい電池に入れ替えても電源が安定せず
電子シャッター動作時にミラーアップしたままで
シャッターが切れないことが頻繁にあります。
電池室はキレイそうなのですが
その裏のハンダ付けやリード線、あるいはSW部に
劣化及び汚れがあるものと思われます。

電子制御シャッター機は状態にもよりますが
電子基板そのもののトラブル以上に
その周りの接点のトラブルのほうが多いと思われます。
今回もできる限り分解して
ハンダ付けのやりなおしや接点の清掃を行っていきます。

写真は一通りの整備が終わった段階でのものです。
レンズは当店のテスト用レンズです。
もちろん電源は安定して快調にシャッターも切れています。
精度も申し分ない値になりました。
F一桁機の「これでもか」といわんばかりの
頑強さほどではないですが
中級機としてはかなり丈夫にできているカメラだと思います。
一桁機より随分軽量コンパクトで
気軽に連れ出せるサイズなのも嬉しいですね。
FEは1978年発売で既に登場から40年以上経過しているのですが
シンプルで奇をてらったところのないデザインのせいか
同年代の他のカメラと比べても古臭さがほとんど感じられません。
さらに。。。毎回、同じことを書きますが
FEの指針式露出計は直感的にわかりやすく
非常に使い勝手の良いものです。
個人的にも好きなカメラのひとつですね!

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