ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「エスプレッソの日」だそうですよ。
エスプレッソマシン等を使って
高圧・短時間に一気に抽出するタイプのコーヒーですね。
以前、勤めていた会社に
ご来店お客様に提供するためのエスプレッソマシンがあって
結構密かに飲んでいたのだけど美味しかったなぁ。。。
ただお茶請けに甘いものが欲しくなりますが。。。(笑)
昔はブラックのコーヒーなんて
全く飲めなかったのですが
甘いものと一緒にいただくとんでもなく美味しいことに気づいてからは
大好きになりました。
今でも実は単独ではあまり飲もうとは思いませんが。。。
お店にエスプレッソマシン置いてもいいかもなぁ。。。
あ、ダメダメ、絶対に甘いものを食べる機会が増える。。。(汗)
ちなみに「エスプレッソ」は製法のことなので
紅茶のエスプレッソとかもあるのだそうです。
やはり味の深みと香りが違うのだそうです。

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
Kマウントに移行する前のM42マウント時代のペンタックスを
代表するカメラと言ってよいと思います。
SP以前のS2やSVもヒットしたモデルですが
SPはそれら歴代のペンタックス機と比べても
桁違いに大ヒットしたモデルです。
当然、現存する個体数も非常に多いのですが
その分、程度も千差万別で
状態の悪いものがそのまま使われているような場合も多いと思われます。
本来は巻上もシャッター音も非常に心地よいカメラです。
M42マウントでペンタックスタクマーレンズ以外にも
いろいろ面白いレンズを装着することができるということもあり」
現在でも非常に人気の高いカメラです。

お預かりしているSPは
ミラーアップしたまま固着してしまっていました。
定番のトラブルですが
やはり今回もミラー駆動部のトラブルというよりは
シャッター後幕がきちんと走り切っていないことが主な原因で
ミラーダウンできない状態になっていました。
当然そんな状態なので
高速シャッターの精度も全く出ていません。
巻上部等々も含み可動部分は一通りの整備が必要な状況です。

SPのセールスポイントのひとつは
当時としては先進的な内蔵露出計ですが
今回は全く精度が出ない状態でした。
いろいろ原因を調べていくと
受光体(CdS)の劣化による抵抗値異常が原因でした。
今回は中古良品のCdSと交換した上で
調整を行い精度を出しています。
元々、外装の程度は良い個体でしたが
磨き上げたこともあり非常にキレイな状態になりました。
もちろん各部の動きは非常に快調で
本来の使い心地のよさを楽しんでいただける状態になっています。