ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「なすび記念日」だそうですよ
日付は「よ(4)い(1)な(7)す」と読む語呂合わせと
なすびが好物であった徳川家康の命日にちなんだものだそうです。
なすび美味しいですよねぇ~
品種によって料理も変わりますが
浅漬けもいいですし
麻婆茄子や焼きナス
煮びたしなんかもいいですよねぇ
その成分のほとんどは水分で
ミネラル分は少ないながらも
まんべんなく含まれています。
野菜の中でも低カロリーなものに分類されます。
またナスにはコリンという機能性成分も含まれているそうで
コリンは血圧やコレステロールを下げる、
動脈硬化を防ぐ、胃液の分泌を促す、肝臓の働きを良くするなどの作用が
認められ夏バテ防止の働きがあるのだそうです。
これはナスを積極的に食べなくちゃいけませんね(笑
元々好きな野菜なのでスーパーで見かけると買うことが多いのですが
これからもバランスよくいろいろな料理で使いたいですね!
(その前に自炊回数をもっと増やさないと…(苦笑))

さてさて

本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
初期のミノルタ一眼レフを代表するカメラですね。
そのモデル名からミノルタ最初の一眼レフで
トップモデルをイメージしてしまいますが
ミノルタ最初の一眼レフで当時のトップモデルは
1958年発売の「SR-2」なのです。
(当時は数字の大きいほうが上級モデル…という
ネーミングも多かったのですね)
「SR-1」はそれから9ヶ月後の1959年に
「SR-2」の普及モデルとして発売されました。
普及モデルとはいえ基本的な構造はSR-2と全く変わらず
差別化のためにSS・1/1000秒が省略され
最高速が1/500になっているだけの違いです。
トップモデルの「SR-2」はその後、モデルチェンジのたびに
モデル名も変わり「SR-3」、「SR-7」へと変化していきます。
「SR-1」もそれに伴って中身は変化していくのですが
モデル名に関してはずっと「SR-1」のままだったのです。
そのため「SR-1」は外観のボディ形状だけでも
4種類の「SR-1」が存在し、少々ややこしいことになってしまっています。

今回お預かりしている「SR-1」は
着脱式連動露出計ソケットが装備されており
さらにフィルムカウンターが巻上側にあることから
SR-7がベースモデルとなっている「SR-1」だと判別できます。
SR-7がベースモデルなので内部機構も
SR-7ならではのユニット化されたシャッター・ミラー駆動部が
搭載されています。
ちなみに中身がほぼSR-T系となる「ニューSR-7」をベースとした
「SR-1」も存在しこちらは「ニューSR-1」と呼ばれることが多いようです。
さらに1/1000をも搭載したSR-T101の普及版となる
「SR-1s」も存在します。
このあたりのミノルタ一眼レフのモデルもなかなかややこしいのです。
話が少しそれましたので元に戻ります。
お預かりの「SR-1」は何とか一通り動作はしているのですが
全体的にかなり動きが重く
やはりシャッタースピードの精度は全く出ていません。
お決まりのパターンで先幕後幕の幕速バランスも崩れており
何度かシャッターを切っていると
たまにミラーアップしたままにもなってしまいます。
スローガバナも少々粘り気味ですが
それ以上にセルフタイマーは完全に固着しており
セットしようにもレバーがビクとも動かないような状態です。
やはり全体的に動きを良くする整備が必要な状態です。
さらにファインダーや装着されている標準レンズにも
盛大にカビが生えている状態ですので
清掃も入念に行う必要があるようです。
どこかが致命的に壊れているわけではないですが
そのままでは普通には使えない状態です。

SR-1には露出計は装備されていませんが
元となるSR-7が外光式露出計を備えるため
そのための巻きもしクランク側のスペースが妙に
空いているのがわかります。
先代までのSR-1であれば
ここにフィルムカウンターがあったわけですね
例の独特のシャッターユニットの関係もあり
整備性に関しては少々やっかいな部分もあります。
いや、考え方によってはユニット化されていて
整備性は良いと思える部分もあるのですが…
画像ではまだ上カバーを開けて
プリズムを降ろしただけの段階ですが
これからミラー駆動部と一体となった
シャッターユニット部を分離して整備を行っていきます。

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