コニカⅢのカメラ修理

今日は「皮膚の日」だそうですよ。
「いい(11)ひ(1)ふ(2)」(いい皮膚)と読む
語呂合わせからだそうです。
私、比較的、皮膚は強い方で
肌荒れとかはあまりないほうなのですが
老化を原因とする肌の衰えは顕著に出てきてますねぇ
それほど気にしてはいないですが…
まず張りがない…(苦笑)
首の皮の少したるんだ部分をつまむと
つまんだ形のままなかなか戻らないんですよ…
たまに鏡見ながらやってますが…(苦笑)
そしてやはり顔や背中にシミが目立ち始めてきましたねぇ…
肩や背中に若い頃、無理に日焼けした弊害と思われる
シミが結構あるんですよ…
この歳になって別に誰に見られるわけでもないのですが
自分がちょっと気になるだけなんですけどね。
日頃、なるべくコラーゲンを取ることと
毎日飲むお茶を麦茶にして少しでも抵抗しています。
寿命は変わらなくていいのですけど
死ぬ直前まで若いままでいられたらいいのですけどねぇ
いや…元気で厄介な年寄りが増えてあまりよくないかも…(笑

さてさて

本日は「コニカⅢ」のカメラ修理を行っています。
1956年発売のカメラです。
民生用としてはコニカブランド初のカメラ「コニカⅠ」からの
流れを汲むカメラです。
3代目にしてセルフコッキングが採用され
フィルムカウンターも自動復元式になり
使い勝手が飛躍したモデルです。
巻上もレバーとなりその巻上レバーは
鏡胴の根元から伸びている独特のもので
ダブルストロークで巻上を行います。
お預かりしているのは比較的初期のモデルで
後に出る「L1・L2」とは異なり露出設定がLv化されていないタイプです。
シャッターもコニラピッドが搭載されています。
当時、流行した露出LV設定ですが
今となっては普通にSS・絞りを設定できる方が便利ですね。

今回の「コニカⅢ」は絞りリングと実際の絞り駆動部をリンクする
ネジが外れていて絞りリングが空回りしている状態です。
よくよく確認すると絞り羽根が固着している状態で
動かしたものと思われ羽根の脱落も見られます。
加えてシャッターがSS設定関係なく一定速でしか作動しません。
シャッターユニット周りにいろいろ問題を抱えているようです。

画像は一通り整備完了した状態です。
シャッターユニットに部品の欠落等々が見られ
なかなか大変な状況でした。
シャッターユニットの分解整備調整
ヘリコイドグリス交換、ファインダー清掃調整
レンズ清掃等々を行い
現在は非常に快調に動作する状態になっています。
写りに定評のあるヘキサノンレンズも
非常にクリアになっています
ぜひご依頼者魔には存分にその写りと
操作するのが楽しいこのカメラを
存分に楽しんでいただきたいものです。

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