ミノルタオートコードのカメラ修理

今日は「郵便マークの日」だそうですよ。
1887(明治20)年のこの日に
「郵便マーク(〒)」が決定したことの由来しています。
逓信省(現:総務省・日本郵政)が
逓信の「てい」にちなんで甲乙丙丁の「丁」と決定し
2月8日に告知しました。
しかし、世界共通の料金不足マークである「T」と
紛らわしいことが分かり、「丁」ではなく
カタカナの「テ」を図案化した「〒」とすることが
2月19日付けの官報で発表されたのだそうです。
「郵便マーク」と呼んでいますが、
正確には日本工業規格(JIS)において
「〒」は「郵便記号」と呼称されていて
「郵便マーク」は「〠」(顔郵便マーク)を指すのだそうです。
郵便番号の前に当たり前のように「〒」を書きますが
由来まではなかなか知らないですよねぇ…

さてさて

本日は「ミノルタオートコード」のカメラ修理を行っています。
国産最高峰といってよい二眼レフかと思います。
ミノルタはもともとほぼ国産初の二眼レフを作ったメーカーで
(1937年発売ミノルタフレックス)
それからモデルチェンジやモデル追加を重ね
独自の機能や工夫を盛り込みつつ
非常に使いやすく写りの良いカメラへと進化していきます。
その完成形といえるのが1955年に発売された
「オートコード」です。
今回はそのオートコードの中でも最終となる
1965年発売の「オートコードⅢ」となります。
220フィルムに対応できるようになりました。
そしてレンズが新ガラスを採用した
俗称「ニューロッコール」になっています。
基本的な機能構造はこれまでの「オートコード」と共通です。
クランク式の巻上、セルフコッキング
フィルム装填はセミオートマットで
平面性を高めるために通常とは逆の「上から下」に巻き上げます。
シャッターはシチズンMVLでB・1s~1/500までカバーします。
そして設定絞り・SSはテイクレンズ上の窓に
集中表示されます。

お預かりしている「オートコード」は
シャッターはほぼ問題なく動作しているのですが
一見キレイなレンズには後玉群の最前に
かなり大きなカビが生えてしまっています。
そしてファインダー上で無限遠の位置がおかしいようで
レバーを無限遠位置にセットすると明らかな
オーバーインフとなってしまっています。
フィルム面のピントを確認すると
間違いなく合っているので
ファインダーミラーの角度がおかしいか
スクリーンの位置がレンズに近すぎるものと思われます。

まだ現状を一通り確認しただけの状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
相変わらず見た目の質感も高いですね。
オートコードはある生産時期からは
フィルム室にモルトも使われています。
やはり今回もモルトは全滅です。
基本的には丈夫なカメラですが
動きが悪くなることによって巻上周りのトラブルが
起きやすい事案も過去に多々ありましたので
そのあたりの整備も含めて
入念に整備を行っていきます。

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