ミノルタSR505のカメラ修理

今日は「交番設置記念日」らしいですよ。
1881(明治14)年のこの日に
1つの警察署の管内に7つの「交番」を
設置することが定められたことが由来となっています。
当初は建物はなく、街中の交差点などに
警察署から警察官が出向いていたそうですが
1881年より常設の建物を建てて
警官が常駐する現在のような制度になったそうです。
1888(明治21)年10月に全国で「派出所」(警察官の詰め所)、
「駐在所」(外勤警察官が居住する施設)という名称に統一されましたが
「交番」という呼び名が定着し
国際的にも通用する言葉になっているということから
1994(平成6)年11月1日に「交番」(KOBAN)を
正式名称とすることになりました。
「交番」が正式名称になったのは割と近年なんですね…
頻繁にお世話になるようなものではありませんが
私の毎晩のウォーキングコースに交番が3か所あるのですが
近所に交番があるとやはり安心度は高いですよね。
実際には落とし物したときくらいしか
行くことはないのですが…いつもありがとうございます。

さてさて

本日は「ミノルタSR505」のカメラ修理を行っています。
1975年発売のカメラです。
ミノルタの機械制御シャッター一眼レフとしては
最後のモデルになるカメラです。
「SR505」登場時には既に次世代となる
「Xシリーズ」の「X-1」「XE」が発売されていました。
「SR505」は「SR-Tスーパー」の後継にあたり
SR-T101の後継となる「SR101」と同時に発売されました。
どちらのモデルも基本構造は「SR-T101」がベースとなっていて
違いは絞り値がファインダー内で直読できるか否かと
フィルムシグナルの有無等々細かな機能差です。
外観もペンタプリズム周りが多少異なります。
基本的なスペックや構造は長年生産し続けている
「SR-T系」なので信頼性も高く非常に使いやすいカメラです。
当時のミノルタお得意の「CLC」
(コントラスト・ライト・コンペンセーター)
上下分割測光が搭載されています。

お預かりしている「SR505」は
これも随分長い間、使われずにしまい込まれていたものと思われます。
電池室には当時の水銀電池(MR9)が入ったままになっていて
周辺の腐食が心配されましたが大きなダメージはなさそうです。
ただし、おそらくSW部の接触不良かと思われますが
露出計にしてもバッテリーチェックにしても
指針が踊っているような状態で全く安定しません。
シャッターの丈夫さにも定評のあるカメラで
今回もなんとかシャッターは切れますが
幕走行も不安定で後幕がキレイに最後まで走り切らず
頻繁にミラーアップしたままになってしまいます。
ファインダーは接眼レンズ、プリズム、コンデンサレンズそれそれに
かなりのカビが生えてしまっていて全体的にもやがかかったように
曇ってしまっています。装着されていたレンズも同様です。
もちろんモルトは全滅です。
何かが破損しているわけではありませんが
とても本来の動きができる状態ではありません。
内外装ともに徹底的に清掃を行い
古い油脂類やカビを除去し
本来の動きを取り戻した上で調整が必要な状態です。

「SR-T系」お馴染みの連動糸が目立つ構造ですが
手順がわかっていればそれほど面倒なものでもありません。
基本的に整備性は非常に良く
分解整備を行うことを考えられた構造になっています。
SR505単体でみるとそれほど依頼数の多いカメラではありませんが
「SR-T系」でまとめるとかなり頻繁に整備を行っているので
内部も見慣れた光景です。
とはいえ古いカメラのコンディションは千差万別なので
油断せずに落ち着いて作業を行っていきます。

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