今日はこれといってピンとくる記念日がない日ですね…
で、過去の3/30の出来事を調べてみると
鉄道路線の開業が多い日なのですね。
1990年に京王相模原線・橋本~南大沢が延伸開業
1996年に東京臨海高速鉄道りんかい線・新木場~東京テレポートが開業
2008年に横浜市営地下鉄グリーンラインが開業。
2008年に東京都交通局日暮里・舎人ライナーが開業。
この中で比濁的馴染みがあるのは
りんかい線くらいですかね…
お台場やビッグサイト方面に行くときは利用しますものね。
埼京線から直通なので新宿から1本で直接行くことができます。
埼京線のホームが他路線に比べて南側に遠いのは
いつも「遠いなぁ…」と感じではいますが…
先日もビッグサイトのとある催しに行くことがあって
乗ったばかりです。
都内は本当に電車や地下鉄網が発達していて
どこに行くにも便利で助かります。
移動の足としてのクルマやバイクは本来必要ないのですよねぇ…
でも必要性云々ではなく欲しかったりはしますが…(笑
さてさて
本日は「リコーフレックスニューダイヤ」のカメラ修理を行っています。
リコーフレックスと言えば軽量コンパクトなプレスボディで
ピントギアの二眼レフを真っ先にイメージしてしまいますが
「リコーフレックスダイヤシリーズ」はそれらとは異なり
ダイキャストボディでピント調整はヘリコイド方式です。
シンプルな機能でお求めやすいプレスボディのリコーフレックスに対して
「ダイヤ」は高級機路線のカメラとなります。
「ニューダイヤ」は1956年発売です。
搭載されるシャッターは同時期のミノルタオートコード等でお馴染みの
シチズンMXVでB・1s~1/400をカバーします。
SS、絞りはテイクレンズ両側のレバーで設定しますが
その設定情報はビューレンズ上側の窓に集中表示されます。
構えた状態から確認できるのでこれは本当に便利です。
先述した通りピント繰り出しはヘリコイド式ですが
調節はレンズボード両側のレバーで行います。
どちら側からでも連動してヘリコイドが回り
これも非常に使いやすい構造です。
フィルム装填はスタートマート方式のセミオートマットで
巻き止め解除は巻上ノブの中心を押すことで行います。
残念ながらセルフコッキングまでは搭載しておらず
シャッターチャージはシャッターユニットから出ている
チャージレバーで行います。
搭載レンズは3群3枚リコナー8cmF3.5です。
お預かりしている「ニューダイヤ」は
かなり長い間仕舞い込まれたままになっていたと思われます。
ボディ本体にスレや傷みもそれなりにありますが
ファインダーやレンズのカビやクモリがかなり深刻です。
ファインダーはスクリーンの清掃や
ミラーの交換で全く問題なくクリアになると思われますが
レンズのくもりはコーティングの変質に関しては
清掃では除去できないと思われます。
大量に発生しているカビは除去できるかとは思います。
シャッターはガバナに粘りはあるものの
高速域では比較的元気に動作しています。
振り子式のピントレバーはやはり少し重くなっていて
ヘリコイドグリスの入れ替えが必要な状態です。
一番の問題はこのレンズですね。
白内障みたいな状態です。
時間をかけてできる限りの処置を行っていきます。
ある程度通常の撮影に支障のない状態にはできるかと思います。
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