日別アーカイブ: 2018年8月29日

オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は8/29ということで
「焼肉の日」ということですよ。
焼肉。。。なんて魅惑的な響きなんでしょう(笑)
毎日、焼肉とビールだったら
どれほど幸せなことか。。。と思うくらいは好きですねぇ~
ロース、ハラミ、ホルモン、ミノ。。。
好きな部位をあげればキリがないですが
さすがに年齢のせいもあってか
最近はカルビは敬遠気味かな。。。
それでもそれ以上に脂のかたまりでもある
ホルモンは大好きなので単に脂っこいのがダメなわけではなさそうです。
でも最近は肉の味を濃厚に感じるロースが一番好きかなぁ。。。
たまにはお腹一杯焼肉食べに行かなくては。。。(笑)

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
それまでの一眼レフの欠点であった
「大きい」、「重い」、「うるさい」を徹底的に排除したモデルです。
この時代としては驚異的に軽量コンパクトな一眼レフです。
そのため現在でも非常に人気が高く
ここ1、2年で中古価格も一段と上昇したように思います。
個人的には軽量コンパクトなのはもちろんですが
シャリっとした独特の巻上感と
上品なシャッター音が非常に魅力的なカメラだと思います。

しかしながら元々1972年発売のカメラです。
既に40年以上が経過しており
保存状態によって状態は千差万別です。
加えて軽量コンパクトを実現するために
多少、繊細な部分もございます。
これから手に入れる、あるいは長年保管しておいたものを
これから使う。。。という場合には
基本的にメンテナンスを前提とするカメラだと思います。

お預かりしているOM-1は
とりあえずシャッターは作動しており
トラブルの多い露出計も動作してはいるのですが。。。
まずは露出計。。。値が6段もオーバーです。
6段もズレていてはさすがに使い物になりません。
次にシャッターですが
1/1000はほぼ開きません。
1/500で何とか開きますが走り始めはほぼ1/500なものの
走り終わりには1/2000になってしまっています。
これでは写真の右側が暗くなってしまうと思います。
加えてスローシャッターは固着気味で
SS1秒に設定すると10秒くらい開いてしまいます。
スローガバナの固着ですね。
全体的に動きが悪い箇所が多く
動作部分にはくまなく清掃・調整が必要な状況です。

高速シャッターやスローガバナは対処方法がわかっているので
なんてことはないのですが、問題は露出計です。
6段もオーバーということは電池室~SW部までに
電圧が下がってしまっているのではないかと思ったのですが
今回は電池室~SW部には問題ないようです。
となると基板上でのハンダ不良か
あるいはCDSが劣化していると考えられます。
CDSの交換となると実はOM-1はなかなか大変です。

これからトラブルの原因を探りつつ
各部点検整備一式を行います。

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