日別アーカイブ: 2018年8月1日

ペンタックスSPのカメラ修理

今日は今年2回目の
「夏の土用の丑の日」でもあり
「水の日」でもあるのですね。
いつだって水は生きていく上で欠かせませんが
この季節は消費する水も非常に多くなりますね。
甘いもの好きでお酒の好きな私は
喉が渇くとついつい炭酸飲料やビールを手にとってしまいますが
それらだとまたすぐに喉が乾いてしまって
全く水分補給にはならないのですよね。。。
仕事中にビールはないですが
缶コーヒーやジュースではなくて
しっかり冷やした水で水分補給するようにしなくては。。。(汗)
でもですね。。。炭酸飲料は美味しいのですよ。。。
やはり美味いものは大抵、身体や財布に悪いものが多いです。。。(笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
SPは一眼レフとしては比較的早い時期のカメラで
発売開始(1964年)から既に50年以上経過したカメラです。
当時はカメラ自体が高級品で非常に高価でしたが
それでもSPは比較的安価だったことと
十分以上の性能や使いやすさで
当時大ヒットしたカメラです。
そのおかげで現在も見かけることが多く
手軽なM42マウント機ということで高い人気を保っています。

。。。とはいえ50年以上経過したカメラなので
その状態は千差万別です。
当然、発売以来未整備のカメラはまともに動かないものも多いです。

今回、お預かりしているSPは
状態そのものは悪くなく、外装もキレイなものですが
さすがに各所油切れのようで
幕速はかなりバランスが崩れていて
高速シャッターの場合だとかなり露光ムラが発生します。
加えて定番のプリズム腐食が発生しています。
露出計も動作はしていますが精度は出ていません。

シャッター周り、ミラー駆動部、巻上部、ファインダー
露出計周り、プリズム交換。。。等々、各部点検整備一式を行いました。
巻上も軽やかでかなり快適に使える状態になったと思います。

少々久しぶりに黒のSPを整備しましたが
やはり引き締まった精悍なルックスで良いですね。
SPも腐食のない中古プリズムや
状態の良い摺動抵抗等はなかなか入手が難しくなってきました。
機械制御シャッターとはいえ
修理不能になる部分もいずれは出てくるかもしれません。
今、眠っているSPをお持ちの方は
なるべく早めに一度整備を行ったほうが良いかと思います。

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