日別アーカイブ: 2022年4月15日

ミノルタSR-7のカメラ修理

今日は「いちご大福の日」だそうですよ!
餡子大好きで苺大好きな私としては無敵の組み合わせです!
しかしいつも思うけど最初に思い付いた方は天才ですね!
ドラッグストアやコンビニやスーパー
いたるところでお目にかかるいちご大福ですが
見かけるとついつい1個買ってしまいますものねぇ
でも気をつけないとまた血糖値が…(苦笑)
日付は「よ(4)いいち(1)ご(5)」と読む語呂合わせと
いちご大福の旬の時期との思いから。
いちご大福の魅力をより多くの人に知ってもらい
味わってもらうことが目的だそうです。
制定したのはいちご大福の専門家集団として
いちご大福に関する情報を世界に向けて発信する
「早稲田大学いちご大福研究会」だそうです。
2018年(平成30年)に
一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
比較的最近認定された記念日なのですね!
そういえばいちご大福や苺のショートケーキあたりが
あんなに最高に美味しいのだから
最近多いフルーツサンドもきっと美味しいのでしょうねぇ…と思いつつ
コンビニで見かけるために立ち止まるけど
まだ買ったことも食べたこともないのです。。。(笑
でも元々大福好きで餡子大好きだから
フルーツサンドよりやっぱりいちご大福だな!

さてさて

本日は「ミノルタSR-7」のカメラ修理を行っています。
世界で初めてCdS素子使用の外光式露出計を内蔵した一眼レフカメラですね!
1962年発売のカメラです。
前モデルは「SR-3」で「3」からいきなり「7」になったのですが
これは例のハイマチック(正確にはアンスコオートセットの改造モデル)が
フレンドシップ7号に乗って宇宙に行ったことに由来しています。
ミノルタからの発表ではそれと併せて
「マイナーチェンジを含めれば通算7代目のミノルタ一眼レフカメラ」だからとも
発表していますが…ちょっと強引かな…(笑)
ミノルタ機の中では初めてミラーアップ機構が搭載されたカメラでもありますね。
ミラーアップしないと装着ができない超広角レンズに対応するためです。
最大の売りである外光式の露出計は明るさによって
感度を二段階に切り替えて使用します。
シャッタースピードダイヤルに連動して絞り表示版が動き
指針が指す値の絞りを手動でレンズ側でセットして露出を合わせます。
オンオフSWは底部にあり使用電池はこの時代の定番MR9水銀電池です。

お預かりしているSR-7は巻上がロックされている状態で
レリーズボタンは押せるのですがシャッターも動かない状態です。
シャッター幕の位置から判断すると
シャッターはチャージ状態のようです。
こういう場合でありがちなのがミラーチャージが何らかの理由で
正常に完了しておらずレリーズしてもミラーが動かないから
シャッターも動かない…というパターンですが…
ある程度分解して調べてみると…やはりミラーチャージがされていないようです。
試しに強制的にミラーチャージしてみるとチャージロックはかかり
その状態でシャッターを切るとシャッターは切れるようです。
それでは…と巻上げてみると…
ミラーチャージしようと巻上機構は動作するのですが
ストロークが足らずチャージロックまで届かないで
チャージできずに巻上が完了してしまうようです。
ミラーチャージと巻上機構のリンク部品が変形して
十分に届いていないようです。
手動でとりあえず補助してミラーチャージが完了し
シャッターが切れたとして…さらに今度は巻上時にかなり高い確率で
ミラーが巻上動作に連動して上がってしまいます。
当然、ファインダーは真っ暗です。
ミラーダウンロックの動きも悪くてロックが上手くかからないようですね…
おそらく過去に動きの悪い状態で使い続けてきたために
チャージ部品の変形や動きのさらに悪い部分が出てきてしまっているようです。
変形部分は何とか修正して動きの悪い部分を
徹底的に清掃することで対処していきたいと思います。

SR-7ではちょっとめずらしいブラックボディです。
シルバーと比べると印象が随分変わって精悍なイメージです。

大体、現在の状況と対処方法の道筋がついたところで
本格的に分解整備に取り掛かります。
心配される露出計の方はSW部で少々接触不良が見られましたが
重大な腐食等もなく比較的問題のない状態です。
シャッター周り、巻上・ミラー周りの修理・整備完了後に
微調整である程度の精度も出していきたいと思います。

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