今日は「のど自慢の日」だそうですよ。
1946(昭和21)年のこの日に
NHKラジオの「のど自慢素人音楽会」が始まったことを
記念して日本放送協会(NHK)が制定しています。
後のテレビ番組の「NHKのど自慢」ですね。
この番組、まだ続いているのですね。
ここ数十年くらい見ていないと思いますが
子供の頃、じいさんばあさんが日曜日のお昼ごはん時に
必ず見ていたのを一緒になって観ていたことをよく覚えています。
これに関連して今日は「カラオケの日」でもあるそうです。
少し前までは頻繁にひとりカラオケにも行っていましたが
アタマをやらかして以降、少し強い声が出しにくくなったので
足が遠のいてしまっています。
退院以降は1回だけどのくらい回復したかの確認で
行っただけですね。歌えないわけではないのですが…
また自分の中でブームが来たら通うかもしれません。
大きな声で自分の好きな歌を思いっきり歌うのは
上手い下手関係なくストレス発散になりますよね!
さてさて
本日は「ミノルタハイマチックF」のカメラ修理を行っています。
数日前にも「ハイマチックF」の修理を行いましたね。
それほど頻繁に修理依頼のあるカメラではないですが
忘れた頃に必ずやってくるカメラでもあります。
前回はシルバーでしたが今度はブラックです。
1972年発売のカメラです。
非常にコンパクトにまとめられつつ質感も高いカメラです。
コニカC35の大ヒットの影響で
可能な限り小型化されたコンパクトカメラが
各メーカーからこの時期にたくさん発売されていますが
その中でも個人的にはかなり好きなカメラです。
一時期は撮影目的ではないけど
ちょっとお出かけする…なんて時に必ず持ち歩くカメラでした。
ロッコール38mmF2.7レンズの写りは非常に良く
レリーズ感触がちょと独特ですが
それがまた良いと思って使っていました。
気軽に撮るカメラだから
プログラムオート専用であることも非常に便利でした。
でも何といってもデザインと質感がお気に入りで
持ち歩くのが楽しいカメラです。
お預かりしている「ハイマチックF」は
一通りは動作しています。
ただASA感度メモリが非常に重く動かしにくい状態であることと
オートの制御がうまく行えないようで
全域でかなりアンダー目の露出制御となっています。
明るくなるほどアンダー傾向が強くなるようで
LV12(曇りの日の日中くらい)で2段程度アンダー
LV15(晴天の日の日中くらい)だと4段以上アンダーになります。
さすがにこれではネガ使用だったとしても影響が出てしまいます。
フィルム室からシャッター動作時を観察してみると
LV15時にはシャッター(絞り兼用)は
まさに小さな点ほどしか開きません。
よくこれで何とか写るもんだと思うほどです。
まだまだ取り掛かり始めですが
これから分解を進めてシャッター羽根・マグネットの清掃
各接点の入念な清掃で
まずは本来の動きを取り戻す作業を行います。
その上で電気的調整を行い精度を出していきます。
「ハイマチックF」のオート制御が
極端なアンダー傾向になるのは
割と定番なのでこれで何とかなると思われます。
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