今日は二十四節気でいうところの
「小雪」ですね。
「こゆき」と思わず読んでしまいそうになりますが
「しょうせつ」です。
この頃から寒くなり雨が雪へと変わることがあり
わずかながら雪が降る頃なので「小雪」とされています。
でも現在の関東平野部の感覚だと
まだまだ雪には早いですね。
二十四節気は元々中国・中原の気候がベースになっていて
日本での感覚を少し合わない部分もありますが
そのため日本で使われる「二十四節気」は
二十四節気のほかに、土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの
「雑節」と呼ばれる季節の区分けも取り入れられています。
加えて江戸時代の天保暦から定気法により定めるようになり
現在の日本で使われる「二十四節気」となっています。
江戸時代は小氷期ともいわれる地球規模で寒い時期だったので
意外とこの時期に「小雪」であっていたのかもしれませんね
さてさて
本日は「オリンパスフレックスA3.5」の
カメラ修理を行っています。
1954年発売のカメラです。
二眼レフブーム終盤に登場したカメラです。
オリンパスといえばOM-1やペンのイメージが強く
それ以前のカメラとしては初期のオリンパス35シリーズが
コンスタントに当店にもやってきますが
機種は少ないながら二眼レフも発売していて
現在でも根強い人気があるカメラです。
レンズはD.ズイコー7.5cmF3.5を搭載し
シャッターユニットはセイコーシャMXです。
B・1s~1/500をカバーします。
フィルム装填はセミオートマット式で
セルフコッキングはなくシャッターチャージは
シャッターユニットから出ているチャージレバーで行います。
チャージレバーが正面から見て右側にあるのは
少しめずらしいですね。
レリーズボタンは正面から見て左側にありますが
これもビューレンズとテイクレンズの間あたりに
配置され微妙に外側を向いています。
ここもちょっとした特徴ですね。
まだこれから作業に取り掛かる段階なのですが
一通り動作は行えます。
ただシャッターに若干粘りがあることと
ファインダーの汚れがかなりある状態です。
レンズのコンディションはよさそうですね。
ご依頼者からのご指摘で裏ブタのロックが緩く
撮影中に開いてしまうことがあると聞いています。
現状、見る限りではロック機能に問題はなさそうなのですが
これから症状が再現できないかどうか
まずはいろいろ試してみようと思います。
それから本格的に分解整備取り掛かっていきます。
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