日別アーカイブ: 2026年2月15日

オリンパスペンD3のカメラ修理

今日は「次に行こうの日」らしいですよ。
「次に(2)行(1)こう(5)」と読む語呂合わせから
新学期や卒業シーズン前ですし
この時期に切り替えて生活を一新させる方も多いかもしれませんね。
話が少し逸れますが
何事も切り替えの時期って判断が難しいですよね。
いろんなことにあてはまるのですが
今のままではうまくいかないから変化させる…というのも
必要ですし…あきらめずにもっと長く耐えながら
続けた方が結果的には成功する…なんてパターンも多いですものね。
最近は「続けることの大切さ」を痛感することの方が
多いような気もします。
いずれにしても変化していろいろチャレンジできるのは
残り時間にまだ余裕のある若い間だけですかね。
もうタイムリミットが近づいてくると
あれこれ手を広げるよりそれまでの経験で決めたことに
じっくり取り組むしかないかもしれません。
「継続は力なり」と昔からいいますものね

さてさて

本日は「オリンパスペンD3」のカメラ修理を行っています。
ペンDはペンシリーズの最上位となるカメラです。
最初のペンDは1962年発売となっています。
コパル製の5枚羽根シャッターを搭載し
SSはB・1/8~1/500をカバーします。
レンズはFズイコー3.2cmF1.9の高級大口径レンズです。
そしてセレン光電池使用のLV表示の露出計を内蔵します
露出計と露出設定は完全非連動で
露出計で読み取ったLV値をSS、絞りリングで手動で設定します。
2年後の1964年に露出計がセレン式からCDS式に変更された
「ペンD2」にモデルチェンジされ
1965年にはレンズが32mmF1.7にさらに高性能化した
今回の「ペンD3」へと進化します。
いずれもデラックスの「D」の名にふさわしい
高級ハーフカメラです。

お預かりしている「D3」はいくつかのトラブルが散見されました。
電池を入れてSWを押せば露出計はなんとか動作するものの
指針の動きは非常に不安定で
ときには全く動かないこともあるようです。
加えてシャッター羽根にも粘りがあり
シャッターは動作しているものの明らかに羽根の動きが緩慢です。
レンズ清掃等々も併せて一通りの整備が必要な状態です。

既に一通りの整備は完了していて
露出計もシャッターも快調に動作するようになりました。
精度的にも全く問題ございません。
これから最終テストを行って問題なければ完成となります。
シャッターは羽根洗浄で問題なく動くようになったのですが
露出計はなかなか手がかかりました。
定番の配線腐食やハンダ不良もあったのですが
SWの接触不良もありました。
ペンD系は共通ですがこのSWの接点が
少々手の届きにくいところにあって整備が少々難儀です。
そしてこのSW接点接触不良は結構な確率で
ペンDで発生するトラブルのひとつです。
もちろん今回のペンD3は接点清掃等々行い
非常に安定して動作するようになっています。

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