ニコマートFTNのカメラ修理

今日は「漢字の日」ということで
清水寺で「今年の漢字」が選ばれるのですよね。
さて何が選ばれるんでしょう。。。
私の場合。。。。うーん。。。いろいろありすぎて
とても漢字一文字では言い表せません(笑)

本日は「ニコマートFTN」のカメラ修理を行っています。
このカメラも定期的に修理のご依頼を受けるカメラですね。
金属羽根縦走りのコパルスクエアシャッターを搭載し
少々シャッターショックは大きめですが
非常にタフなカメラです。根本的にシャッターが切れないというような
致命的トラブルの非常に少ないカメラだと思います。
少々大柄でもありますが
このオーバークオリティ感がまたニコンらしいとも言えますね。

今回、お預かりしているニコマートは
シャッターはとりあえず切れているものの
露出計が全く違う値を示しています。
さらにファインダー内、SS表示が微妙に(1/2段くらい)
ずれてしまっています。

img_9120

露出計のズレは各抵抗(CDSも含む)の劣化だったり
ハンダ付けの劣化だったり色々な原因が考えられます。
油切れの兆候もかなり見られますので
分解を進めてシャッターユニット等々各部点検整備を行いながら
怪しいところをチェックしていきます。
ある程度、正しい値が出るようになれば
微調整は露出計側で行います。

ちなみに、巻上部の「A」マークはありませんが
今回もスプリットイメージのスクリーンが入ったFTNですね。
最近、不思議と見かけることが多いような気が。。。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。

main_logo