リコーフレックスモデルⅦのカメラ修理

今日は「のど自慢の日」だそうですよ。
NHKで放送しているあのおなじみの「NHKのど自慢」
の第一回の放送が1946年のこの日に放送されたそうです。
(当時はラジオ放送)
今でもやっているんですよねぇ~ちょっとびっくりです。
あぁ。。。とりあえずカラオケにでも行きたいですねぇ(笑)

さてさて

本日は「リコーフレックスモデルⅦ」のカメラ修理を行っています。
二眼レフとしては非常にシンプルな造りのカメラです。
セルフコッキングもなくシャッター速度は3速+Bのみですが
シンプルな上、使いやすく何と言っても軽いのです。
二眼レフってぶら下げて歩くとかなりその重量が気になりますが
このカメラは本当に気軽にぶら下げて歩けますね。

このタイプのリコーフレックス(いわゆるプレスボディのもの)を
整備するときに一番ネックになるのは
レンズのクモリだったりしますが
今回、お預かりしてる個体は多少の汚れこそあるものの
クモリはほぼ皆無で状態としては非常に良いと思います。
しかしながら、ご依頼者様もご指摘されていましたが
ヘリコイド(ピントリング)が非常に重いです。
全く回らないわけではないですが
ギアを直接手で回すこのカメラの場合、指が痛くなるほどです。

ここまではいとも簡単にバラバラになります。
カメラとしての機能はほぼ右下に写っている
レンズボード部に集約しており
セルフコッキングもカウンター機能もないので
ボディ側とは機械的連結もありません。
ボディ側はフィルム巻上機構のみ
あとはファインダー部ですが
さすがにファインダー下部にあるミラーはかなり曇っていましたので
新品の鏡を切り出して交換します。

まずはシャッターユニットを降ろして
ヘリコイド部の分解清掃、グリスの入替を行います。
その後、シャッターユニット整備、レンズ清掃、ファインダー清掃と
各部点検整備一式を行います。