オリンパスペンSのカメラ修理

最近、このブログの冒頭が
食べ物の話ばかりだなぁ。。。と思っていましたが。。。
今日は「和菓子の日」!
甘いもの好きの私がこれに触れないわけには。。。(笑)
和菓子に限らず「餡子」が大好物です。
コンビニで売っている大福とかでも悪くないですが
たまには、手作りの和菓子を
濃い目の日本茶でじっくり味わいたいですねぇ。。。
本格和菓子のお店、近くにないかなぁ。。。

さてさて

本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
初代ペンから1年後の1960年に発売された
「ペン」の高級ヴァージョンです。
露出計は付いておらず
露出はマニュアルで設定します。
シャッタースピードは1/8~1/250、
搭載レンズは3cmF2.8のものとF3.5のものが存在します。
そのシンプルさ故に
ペンシリーズの中でも非常に人気の高いモデルです。

今回、お預かりしたペンSは
ご依頼者様が最近、縁あって入手されたものということですが
残念ながら巻き上げてシャッターボタンを押しても
うんともすんともいいません。
何らかの原因でシャッターがきれないようです。

まずはシャッターが切れない原因を探りますが
どうやらシャッター羽根に油がべったり付いているようです。
このため羽根同士が吸着してしまい
全く動かないようです。

本格的に分解にかかるまえに
レンズやピントの状況も確認します。
すると。。。あれ?ピントが明らかにおかしいです。
ピントリング上の指標、1mあたりで
既に無限遠が出てしまっています。
もちろん、1m以降は全てオーバーインフです。
これでは目測で合わせても確実にピンボケですね。
組み上げ時にピント出しを正しく行います。

露出計ナシのレンズシャッター機なので
基本的な造りはシンプルです。
まずはシャッターユニット及び絞りユニットから
整備に取り掛かります。

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