オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は「ディスコの日」だそうですよ。
二十歳前後の頃は結構行ったなぁ。。。
まぁ、でもあの頃だったから良かったのですよねぇ。。。
今、当時と同じディスコがあったとしても
きっと行かないな(笑)
でも当時好きだったいわゆるディスコミュージックや
ダンスポップは未だにレコードやCDで
持っているしたまに聴いてます。
当時好きだった曲がトリガーになって
忘れかけていたいろんなことを思い出すのですよねぇ。。。
。。。こんなことをしみじみ言うようになったら
もう、立派なじじいだな。。。(苦笑)

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
相変わらずぶっちぎりで修理依頼の多いカメラです。
多すぎてブログに載せられていないものも結構あるので
実際はブログで見かける以上に多いのです。
修理依頼が多いということは「よく壊れる」ということではなく
それだけ「整備して気持ちよく使いたい」、あるいは
実際に使われている個体数が多いということだと思います。
OM-1は若干華奢なところは確かにありますが
基本的にはそんなに致命的なトラブルが多いカメラではありません。
その人気の原因はやはり軽量コンパクトな上に
非常に使いやすく且つ使っていて気持ちよいからだと思います。

お預かりしているOM-1は
まずシャッタースピード1/1000できちんとシャッターが開きません。
切るたびに半分くらいしか開かなかったり
全く開かなかったりしています。
先幕が汚れ等が原因で動きが悪いためと思われます。
加えて露出計SWあたりが怪しいのですが
露出計が非常に不安定で
スイッチオンでも全く動かないことがあるようです。
それからOM-1ならではのマウント周りにある
シャッタースピードリングですが
非常に重く回すのにかなり気合が必要です。
現状を確認するために少しだけ回しましたが
あまり重い場合は無理して回すことは厳禁です。
今回は大丈夫なようですが
このシャッタースピードリングは
シャッタースピードを設定するのはもちろんですが
糸で露出計と連動しています。
たまに糸がマウント部で絡まっていて
シャッタースピードリングが動かない場合もあり
その状況で無理して回すと連動糸が切れてしまい
非常に厄介なことになります。
この場合に限らないですが
回りにくいものや動かしにくいものを無理に動かすと
ろくなことにはなりません。。。

まずはこれから分解を進めて
シャッター周りから整備を行っていきます。
ミラー駆動部の整備の際に
シャッタースピードリング周りの整備も一緒に行います。
この時点で露出計不安定の原因はSWらしいということが
確認できているので再組み立ての際に
露出計周りの修理・整備を行います。

汚れや動きの悪い部分は確かにありましたが
基本的にはコンディションの良い個体だと思います。
一通り整備を行えば非常に気持ちよく使えるカメラになりそうです。

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